要らないと言われれば
いつだって飛びたてた
今はただ此処で蹲って
血まみれになって ....
冬枯れの芝生を背負って空に飛び込めば
雲よりもはるか高くに居られる
重力に吸い寄せられた現実 ....
こういっちゃ何だけど
私って自分の美貌には自信があって
家もお金持ちだし
男にはモテるし
ぶ ....
何かもう、めちゃくちゃに好き あんたのこと
でもさ、どうしてか、これは恋愛じゃないんだね
手 ....
I was ready to accept your past, presence and futu ....
不幸な者が飢えるのは
あまりにも遠くを見すぎるためだ
降りそそぐ朝の洗礼に
われわれの首筋は鈍 ....
結婚しよう
スキップしながら
手をつなぎ
ダブルベッドを買いに行こう
黒い下着身に着けて
....
独りなの
どこまでも遠く
風は髪を揺らして
此処は寒いの
薄く浮かぶ地平線
白い吐息
....
白梅が咲きほころぶ庭先に
この冬最後の雪が
チラハラ舞い散るころ
女の子というだけで
チ ....
星をむすび
いのちを芽吹かせ給う引力(ちから)が
見よう見真似、受精を試みただけさ。
いびつな部屋の構造は
上下が逆転しているから
ぴかぴかのミラーボールが
生えていて
....
なんでおとなはこーひーをのむの?
おいしいからさ
じゃあのみたい
ダメ、これはとても苦いよ
....
白いメモ帳に落書き書いた
そうしたらただの紙屑
白いメモ帳に言の葉書いた
そうしたらただの ....
友人の死の
秒読みが始まった
君は「生きたい」とぼくに言った
このような時に
かけて ....
いつまでもぼくは待ちつづけた
待ちつづけていると
いつしかぼくには重力が堆積して
不確かな形に ....
繰り返す、過ちを。
繰り返す、喜びを。
繰り返す、悲しみを。
繰り返す、楽しみを。
....
桃の節句だ
いい名じゃないか
家には仔犬のももちゃんと
4歳児のリーち ....
あれから、もう何年経ってしまったのか
思い出したくないような そんな気持ちで
今を生 ....
美しい人
(鏡像としての醜い人)
ぼくにとって美しい人とは
才気煥発であるとい ....
ソファさー、右側にどいてよ
なんでよ? 座りたいならそっち座れば?
いや、左側に座りたい ....
雑草達にひたすら除草剤をまき続ける日々
撒いても撒いても次から次えと生えてくる
そして、直接手を ....
バカ男!ドス、バギャーン、コトン
バカ男!ズー、スー、プー
バカ男!キキキ、ドドド、ゴゴ ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひ ....
おへその穴が気になって
ゆびをつっこんだらするする入ってしまった
はじめてさわった内側は生温 ....
足跡は沈み
足音は飛び
すぐそばを歩む風から
三つの異なる色を受けとる
....
希望と不安
いりまじり
よろこびかなしみ
交錯す
そんな巣立ちの
季節です
....
宇宙とジャングルを
真一文字に結ぶ線上に
おれは屹立していて
おれの中で
宇宙とジャングルは ....
雨降る、午後
仔猫(君)は
一生懸命
鳴いていたよね
コトバがいらなくなった
瞬間
ぼくらはすごく近くにいたんだ
コトバという記号に
置き ....
バカ男、ひょーしょーじょーがかゆい
でも、バカ男、ひょーしょーじょー、持ってない
あ ....
何故、彼女は他者を殺したか
何故、彼女は自殺しなかったのか
自己陶酔で成り立つ世の中と言 ....
朝はいつ空けるか
モダンアートのような
朝焼けが見たい
心 ....
嫌な、文章だろう。
非常に書き方が不味かったと思った。
これを読んで、傷ついた方もいたと ....
先のニューススレの反応からして、今回も大した期待はしていないが…。
一体、どれだけの人間が日本と韓 ....
なに戸惑った顔つきで叫んでるのさ
ワームホールはもう閉じちまったよ
ぷんぷん漂うのはメタンぽ ....
三日前から風邪気味で
声がハスキーで格好いいよお兄さん
マスクは子供用なので、
すこし顔が窮屈 ....
白濁のコップで
ネオンテトラらは
ヌルヌルと
無様に泳いでいる
その限り
は張らな ....
赤い鳥
撃ち殺しても
赤い鳥
どうにもまだ遠いこと
そんな手のひら
迎えの来ないバス停は
その日も閉じたまま
窓際の階段は ....
カメラを現像に出す
忘れていたカメラ
いつ買ったか、なんて
今の僕には思い出せるわけもなく ....
ぼくは流れてゆく、洗面台から消えてゆく、洗面台の排水口から、少しづつ、消えてゆく、冷え切った蛇口と、 ....
無視
S…、という
微かな子音
の、雨の群れ
の、中
鼓膜に触れるそれ以外 ....
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