わたしは今よりもっと風の通りのいい部屋
をのぞむ
望むに踏み出すに
用意はいらない
アイ ....
ぼんぼりに灯がつくと
仕事を終えた人たちが
夜ご飯を食べに来る
みんな仲良く
おしゃ ....
声の限りに叫んでも
この無音の部屋では響きもしない
青い涙や赤い血を流しても
この無色の部 ....
あまりもの惨劇に助けを求める声も
痛みに耐えかねて叫ぶ声も
この電話線一つで貴方まで ....
触れ合うこころが欲しかっただけ
伸ばした手を引いてくれたのは
あなた
届かぬ想いを ....
父さんの革靴に
小さな足 入れて
かかと 引きずりながら
なんだか 笑いながら
庭を歩いてい ....
みなとみらいの街のガラガラにひび割れた道路を
ズタ袋を背負って歩く君の姿が
俺には想像できる
....
ひとつが
どこまでもひとつに感じられ
ふたつが
どこまでも数え切れなく感じられる
....
あなたと別れた後に
新しい命の存在を知った・・・
子供が大好きで
いつかはママになるのが夢 ....
私のブレーキを壊したのは
私自身
私のハンドルを握っているのは
私自身
私をコントロールして ....
針と糸を携えて
張り裂けた君を縫い合わせ
言葉をかける
ゴメンね、ゴメン
気付けなくてゴ ....
悲しき熱帯
エフリマコ
電線がうつくしいゆうぐれ
バス停には女 ....
現実に囲まれて 見たものはモノクロの世界
全ての情は今 何処へいったのだろう
冷めた汝と言われて ....
9に
縦の線を引いたら
猫になった
こちらを見た
水のかたち
火のかた ....
窓辺にいる子は
みんなふるえて
綺麗という字を
こわがっていた
だって
....
夢の中 嘘の塵に咽せ、目覚めた
まだ朝の始まっていないガラス越しの街を見下ろし
ベッドに戻ろうと ....
もし君が欲しいなら
僕の時間をあげるよ
もし君が欲しいなら
僕のすべてをあげる ....
まいあさ
僕が
この僕であることに目覚める
はてなダイアリー
燃えくすぶる焦土が続く
....
たぬきにばけたきつねが
きつねにばけたたぬきが
おたがいのさとにまぎれこんで
....
まっすぐ歩いていくと靴屋さんがあるんだ
途中で絶対に曲がっちゃだめだよ
前だけみて歩くんだ
靴 ....
わたしの彼方への文体は
うにゃうにゃした粘りを
まだ失ってなくて
少しだけ
安心する
....
君が目を覚ましてくれるなら僕は何でもする
あの日 君が僕をかばって血まみれになった
ドロドロ ....
もしもあのころのスタイルに
戻れるとでも言うのなら
悪魔にだって魂を売るつもりなのに
わたしの ....
はっきりと見えない
セロハンのような
それ 一枚が
へだてている
ような
わたしたちは
....
真夏にあらわれた
黄色い葉っぱ
何を間違えたのか
何を思ったのか
緑の葉っぱは
黄色になっ ....
サキとは昔から似てなかった
サキは母親似で
それがずっとうらやましかった
サキは生まれたときか ....
よる寝ていたら
彼が帰ってきて
ひどく酔っていて
わたしは体を起こした
そしたら女の声がして ....
とっくに別れた女と
まだ電波の手紙で
やりとりしてたが
やっと僕の根本が
伝わって
あきら ....
それはとても簡単な事なのだろうあ
なたが其処にいた事実もう既にない
のだから後は己次第だ忘れよう ....
だらりと舌を垂らした犬が
くわえていった
無限に広がる雨音の中で
たった一音が残った
....
ロウソクが一つ増える度
アンテナの数は減っていく
小さなことに喜んで
小さなことに傷ついていた ....
やみが白んだ
きょうも夜明けの3時過ぎから起きている
もう2時間がたったのだ ....
星が落ちて
月が落ちて
何も
無い
黒い空でも
良い
見えない
何も
見たく ....
逮捕されたそのオトコには
十億円の借金があったそうだ
四十年のジンセイで
どうやったらその借金 ....
灰汁を取りきったフリーダムに住む人達は
寝癖を空気で梳かす らしいです
カスを取り繕った奴が ....
たかやは
じいじのひざうえで
はじけんばかりのえがおです
たかやは
おふろにいれられて
....
内臓のアレが何故
紫色なのか説明してくれる人はないですか
多分
眼鏡をかけたその人の顔ばかり ....
雨降り 坂を下って
覆うモノクローム
車のタイヤに飛沫を眺めていたら オレンジの傘と ....
・終わったのは私ではなく 時代でした
・眼差しを反す。もう振り返らない
・わからないことにこそ創 ....
朝という朝をあつめて
緑という緑をあつめて
明日の君にプレゼントしたい
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