ん
記憶の声
ある日 私が見捨てた鳥が
私の目のなかに棲みついて
朝は右目 午後は左目と忙しい
....
独り言
つぶやく
誰も聞く人の無い部屋で
頷いているのは
時計の音
お湯の沸く音
窓 ....
なんだろうこの部屋は
汚れきった、私の信仰心が
ここに落ちている
なんだろうこの部屋は
....
ひからびた夢が
ひんやりと
かもいのあたりで
くびを
つっている
これは、これ ....
あたしは誰かさんがいうように
ただのガキでしかないんだわ
たとえば昼間の月が霞んで見えて ....
時計が遅れたり
進んだりするのを気にする人は
何よりも時間の大切さを
知っている人です
....
小さな部屋から
見上げた夜空に
架空の乗り物
架空の星座
笑みのように燃えては飛び交 ....
短い夢でした。
幸せな日々は、いつも夢のように醒めてしまいます。
それでも、楽しいと言え ....
おじいちゃんの葬式の日は
雨の降らないカミナリの日でした
おじいちゃんは畑仕事の帰りに
自 ....
からんからん、と
ゲタの音
ぱぁん、と
花火の音
ぱしゃん、と
金魚すくいの音
....
いくら躓いても
いくら転んでも
たとえ擦りむいても
たとえ血が流れても
その傷口から
....
ポンジュースが出るという噂と、狂おしいほどいつも通りの日々。例えば、そんな愛 ....
詩とは何か、と考えることは、無限に循環する出口のない問いであるから、しばらく措く。
では、いわゆる ....
個人が流出したチャンネルからは コンプレとインプラがソープレイションファイルに ベントされ、ヒキダシ ....
絶対に望まないのが絶望なら
絶対に望むのも絶望だってば
ループしたスカイウ ....
深さ が 粉末 となり、平面 に 降りつもる朝、
夜のあいだ、萎縮を続けてきた 重い線 は、
あ ....
今日はただ
あなたの煙草をにぎる手
その手と煙草の箱だけを
じっとみていました
ただ
ただ ....
ひび割れた
石の階段で話そう
どうせなら
星も呼ぼう
僕らも宙に浮いてる
....
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