何も無い冷たい朝
青白い何もかも
月明かりを殺して
太陽は上がる前に皆で食べた
闇ではな ....
カップめんにお湯を注ぐ
ふと見ると
テレビの前に
男がごろんと寝ているので
わたしも隣にごろ ....
「あなた」の中に
「わたし」がいるかどうかを
知りたくて 書かれる
たくさんの言葉 ....
あなたがそばにいるだけでいいのですが
べつにさみしくはないのですが
あなたといっしょにな ....
夕焼けが終わって
静かな 一人の部屋
大きな巻貝のラジオに
ヘッドフォンをつないで ....
みこしまくり
聞こえてきた
中山道
夜店の前
すれ違った
白い着流し
....
風鈴を木にくくり付け
鳴るのを待ちながら
昨日を振りかえる
TVをつっけぱなし
パジャマで
....
悲しみに暮れる街並み
小さな水の粒子が彼女の頬をそっと濡らしていく
その涙は誰のため?
....
{引用=「右手と左手のための協奏曲」より}
な ....
愛であろうと
なかろうと
その光りのまばゆさに
私は未来を見る
私は未来 ....
鈍いかなしみに
ぺっとりと
貼り付かれ
私は地べたに
呼吸を預ける
....
まるで貝のようだ
閉ざされた夏に細波が立っている
親しげに闇は寄り添い
「踊ろう!」と腰を ....
学校からの帰り道なのに
きみは浮かない顔の時間だらけまき散らして歩いている
どうしたんだい? ....
君が好き。
だからギュッと抱きしめて。
君が好き。
だからそっと口づけをし ....
初めて出会った時から僕たちは・・・運命を知っていた。
僕たちは・・・ずっと一緒に入られない。
....
僕が泣くと
周りの人間は「泣くな」と言い
僕が笑うと
周りの人間は「笑うな」と言い
....
ここに並べた文字を指し
蟻だと言われれば成る程
そうなのだ
ともすると葬列のようではないか ....
父親は
欲しがった
口答えしない
言う通りに動く、そんなコドモ
僕は
口答 ....
青い糸は政府専用の糸だから切ってしまう
そんなこと言ったって
道路は糸電話の糸であふれかえってい ....
waterfall-有るcall放る
竹林で密告る韻が
因果を分節化 雪華chill
せっかち ....
卵をひとつ落として
夕焼けは夕焼けへと帰っていきます
さよならを言うのが嫌で
いつまでもふ ....
胎-揺に触れる糸レールの架線を
どうか導火線として火を降ろす為に
悲観にさやぐ彼岸 破綻の反潭と ....
夏は冬の寒さが恋しい
冬は夏の暑さが恋しい
僕もそうだよ
君がいてくれたら
....
僕と君の忘れかけた夢が
はじまるよ
雨の暑い夜に
ただの接吻−くちづけ−だけじ ....
夢は、夜の
街灯の明かり
スポットライトの下で
夢にならない浅い日の
出ていかない言 ....
なにゆゑの 朝かゆふべか
日に問へば
我も知らずと 青空の午後
灰色の長い毛
グリーンアイズの
プライドが高いお姫様
僕の腕にいつも引っかきを残す
壊し ....
幾千幾万の涙をボクたちは忘れた
流させた涙の意味を忘れてしまった
あの光景を…
時が記憶 ....
朝靄に煙る海岸線伝い歩けば白いくじらのあくび
砂浜に誰かの書いた「速達」の文字に急かされ振り向 ....
三両電車のガッタン
に連れられて
これからは僕は
夜の国へ
翼があるのか
ない ....
空間と空間の境目は見えないものでして
本当はいくつもの立方体によって作られているであろう
この空 ....
こつこつ
とんとんとん
いしゃは
わたしのむねを
たたいて
ちょうしんきを
....
光りをみたんだ
彼はきっと
憎悪と懺悔と悔恨
光りがそれを包んで
ただ真っ白な情熱の世界だけ ....
湖底の朽木となって
魚のはねる音を
聞いていたい
すきです。
そう、誰よりも好きなんです。
>他の誰かより
とか
>昔の ....
是がまあつひの栖か雪五尺
いつだったかなあ、もうずいぶん昔の話。
ある年の二月頃、私は列 ....
俺は全然詩の朗読なんかよりセックスや女の子のほうが全然好きなんだけれど
ヤッた後に、ティッシュで ....
会場に入った時に
オマエラ開場早々こんなにもこぞりやがってそんなに詩が好きかっ!
アフォかっと! ....
ひとりで唄って
秋桜
つらなる
惑星のなかで ....
今朝あさがおが咲きました
紫の花でした
昼前になると閉じてしまい
明日は別のが咲く ....
比喩じゃなくて本当に
内臓がちょっと漏れた
剣で切り取ってくれるのですねあなたは!
でも比喩じ ....
- 救いのない世界から
- 足を洗うことなどできはしないよ
- あなたが誰かを抱いたところで ....
僕が知っている二人が決定的に別れてしまうのは悲しすぎて
いつかその二人がもとどおりに戻る事を祈る
....
思い浮かべられる限りの聖人を浮かべたとしても
僕の元気は分けてあげられない
どんなに凶悪な魔物を ....
死ぬ勇気さえない
思い通りにならない
自分の人生かなりおもしろない
生きてても仕方 ....
まぶしい光がわたしを刺すので
貴方を見つめていることなんてできません
つい顔を背けたくなるような ....
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