騒がしい教室 その隅で彼女は笑った
そして泣いた また笑った
鈍い音 張り裂ける声
群がるア ....
そう そこの そのあたりの
ちょっとわかりにくい
せいしんの せぼねのあたりが
このあいだから ....
しあわせ という言葉は
なくてもいいと思います
そんな名前のものは
ほとんど どこにもない ....
鬼が来るぞ 鬼が来るぞ
ぬしを喰らいに 鬼が来るぞ
ここに来るなら 来ればいい
御神酒を一 ....
にがうりの夢を見ていた
だれもけっして
にがうりをゴーヤと呼ばない夢だ
まだあたしはにがうりの ....
ピ−タ−パンシンドロ−ムか知らないけどさ
働きたくもないのに働けなんて無茶いうなよ
俺らには俺ら ....
一体何のために生きてるのか
何故苦しい思いをしながら生きるのか
何故自分から茨の道をいくのか
....
退屈な
軒下を抜け出して
ちりんちりん
風に泳ぐのも
ちょ
っと
....
「勝ち組」 なんて言葉があるが
そんなもの
どうでもいい
認めようと 認めまいと
私 ....
ハエの手のこする音が聞こえるぐらい静かな夜だった
ぼくらは見つめあっていた
なにもごまかしようの ....
天の川原に吹く風よ
あれは、 酉 だったか。
否、カエルだったか。
この世の思いが ....
喉の奥の、肺の先の、それでも呼吸器とは歴然と違う部分です。詰まるものを、イマ ....
赤茶けた街のほとりに
くぐもった電飾が舞い
砂めいた波の｛ルビ間＝ま｝の｛ルビ音＝ね｝に
荒れ ....
糸を張り
餌が絡み付くのを待つ様は
まるで、今のアンタのよう
餌は
糸に絡み付いたこ ....
わたしたちはお互い
愛してるフリ
が得意
やさしい人のフリ
も得意
でも馬鹿じゃできないそ ....
見た目や
神秘的な力などとは
まったく無縁に
ただ振れる
時間が経つのが
早いように思 ....
どんなに蜘蛛の糸を張り巡らせてもわかるの
あなたの細い手足も小さな胸も
決して男をからめ取る ....
耳の奥にある大西洋のような広い海から波音が響く
波は切り立った崖にぶつかり白く砕け きみ ....
舞い散る花びらで良い
世界を変える瞬間に
傍にいてくれれば良い
伝わらない感情なんて
要 ....
例えばこの花のように
気高く咲き誇れたら
例えばあの華のように
綺麗に咲き乱れたら
百合 ....
覗き込むと
少年時代だった
手頃な石を落としてみても
いつまでも帰着しない
頭上では飛行機雲 ....
チョコリットも積んだし
燃料も じゅうぶんだ
さて。
火星へ行くことにしたよ
....
ふと
くらやみの中にきみのてざわり
毛布をかけて
おなかの辺りをぽんぽんたたく
やわらかな毛 ....
風呂上りの湯気の上がる体から
汗がしたたり落ちる
一日の想いを浄化するかのように
流れてゆ ....
日差しが嫌いなわけじゃない
空の青さも胸が痛むほど好きだ
解放された風が窓枠蹴飛ばして入って ....
１ 君は知る テロリストの 卑しき心を 偽装は御都合 投棄は巧妙 粉飾見事に 抜け道を こよなく愛 ....
言葉を綴るのに、少し離れていたので、伝えたいことが伝えきれるかわかりません。だから、思考の順序がバ ....
鉄筋コンクリートの複眼が
注視していたので
火をつけるのをやめた
他人の病を口実に
会社 ....
何で働くのですか？
何で勉強するのですか？
何で頑張るのですか？
アナタの目的は何ですか？ ....
こたえなんかない
まいにちを
どろだらけで
はしりつづけている
ぼくのなかの ....
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