パイの実がすぐ空になる すぐ空になるものがあと一つだけある
一人では食べきれなくて汚された ....
何故この歌を今、口ずさむのか
ひたすらに月光
....
ここには、ひとりしかいられない
だから、ここには、ひとりしかいない
ここには、いちどしか ....
そうですか
つらかったですね
いまでも やっぱりつらいですね
なにもいわなく ....
ほの暗い部屋の中でひとり
君との間に壁ができた気がして
布一枚敷いて寝転んでみた
目に映るのは ....
小学三年生の僕は、あの日塀の陰からそれを見ていた。近所に人通りのない裏道があり、そこのマンホールの ....
あの街で暮らす為
奴は売人になった
フランスパンの
売人って言葉に敏感になれるなら
....
「いじけても何もでないと言うのならお金を払うわ!それでいいでしょ?」
ないものをねだるあなたの ....
あなたと過ごしたこの日々
すべてをアルバムにしたい。
そしていつか、「なつかしいね。」と、
二 ....
うたた寝から覚めると
下校時刻のチャイム
開け放った窓から
笹の葉が
通りの向こうを
....
あたしを抱いた男が貳人
運転席と助手席に居る事実
その風景が まるで{ルビ他人事=ひとごと}の様 ....
そこから逃げてしまいたい心は
きっと次の街からも逃げ出すでしょう
永遠に次の街を求めそして逃げ出 ....
何もかも失い・・・
いろんなものが僕に突き刺さる。
痛いのか・・・悲しいのか・・・?
わからな ....
ぼくは龍と二週間ほど同居したことがある
猫のフクちゃんが何かひらひらした
長さ30cmくらいの紐 ....
笑顔がない人は、きっと、何もつかめないとおもう。
笑顔がない人なんか、本当はいないんだ。
けど、 ....
くぷり
くぷり
ぼくはもう
みずにかえろう
やさしくなるために
がんばるって
....
天野茂典+古川由美
風の通り道には
いい匂いのレストランがある
新鮮な野 ....
ごらん
荊の冠をつけて
干潟を歩いてゆくのが
風だ
鋼板の前に
累々と乾涸びている ....
正義の絶対的な意味とはどこへ導かれていくのか。
第二次世界大戦下の日本はひとつの「悪」を形成し ....
最初、光は
薄ボンヤリとした色を
ポーンとよこす
ひと昔前の卒業式は、こんな花束であふれか ....
ふうわり 心地よい うたは
ふと めをつむり 眠くなり
つらぬくような つらい詩は
....
もう何年も前のこと
ある夜のブラウン管の中
孤高のステージで
赤毛を振り乱して歌う{注ジャニス ....
ときめかす エストロゲン やれ ナノ経済
[すべき]から それを[する]のか [したい]の ....
あふれ出して 止まらない 言葉たちが
気管を破裂させて またOUT
鳴り続けて 止まらない 旋律 ....
1 「君のシナプス 結合を 間違えてるゾ!」と {ルビ楔=くさび}打つ 智慧は掻き消す 愚行回路 ....
{dl}
{dt}いとう [23:02:23]{dd}いどー。
{dt}枕元京平 [23:02: ....
ガムを噛みながら
赤いドアから君が入って来た
ガムを膨らませて
青いドアから僕は出てい ....
雲のなかで
ねむるように
ちいさな海が死んだ朝
なきがらを
おおきな海に返しに行った。
....
ぼくのいえの
おとなりさんは
おれんじの
かべで
ほそながくて
みどりの
かみの ....
夕日からしたたる
オレンジ色の果汁を
黒いボンネットではじいて
ハイウェイ
....
詩をやっていこうと思う方は、本来「本を読むこと」が好きな人が多いです。それなりの向上心と努力があれ ....
夜道
眠りかけた草木の
濃密な薫りの中
歩く私の瞼は
少し重たい
やがてひとつ ....
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