さいきんの
きゅうじつには
あなたが
いない
カレンダーの
....
封を切っていない手紙の中で
スロットとして運命が廻る。
(とある売春宿のA曰く)
「黙秘は ....
傷つけたいと思うと同時に
私にしか癒されない君を見たいと思う
壊す
直接手を下すの ....
片方の耳を塞いで
遠回りした迷路の
転んだ看板に捨てられたような
連続体じみた明後日から
....
例えば、あたしが涙だったら。
あなたの瞳から溢れ出ないように頑張っちゃいます。
例えば、あたしが ....
二人の体は冷え切って
凍えた窓を滴が伝う
君が書いた僕の名前
そっと流されていく
「初め ....
この世界にはいったいいくつの色があるんだろう?
ボクの中にはいったいいくつの色があるんだろう?
....
静かな夜にいざなわれた
私はそのまま往ってもよいと思った
いざないは何度か尋ねてきたが
気付か ....
愛 愛 愛
愛には
色んな形があって
色んな影が付きまとって
時には
歪んだものも
....
俺のラフィーネ
小さい頃は
俺の後を付いてきてばかりいた
遊んでやらないとすねた
....
今日は雨だな
職場に
自転車で通っているあなたは
不便だろう
俺は暇なのか阿 ....
こつこつという足音。少し風まじりの雨が降っている。その軽快さ。そしてその連続性は午後の憂鬱だ。足音 ....
このくにから亡命して
どこかへ
あてはない
どのくにも
やさしくない
....
ベッドの中の暗闇で
心音を聞いていた
果てのない連続だと
考えが浮かんでは消えた
か ....
曇天の風のない日
窓の向こう
歪んで映った一本の線は
....
おれは電車に乗ったことがある。電車には吊り革なんてものがぶ ....
騒々しいはずの時間が
雨の中に吸い込まれ
人の声も
車の音も
今はただサイレント
季節 ....
〜左手〜
アナタだけが私の{ルビ内=ナカ}の一番やわら ....
ママが呪文を
唱えると
家庭は崩壊
する
虚像の滲みが 君を遠ざけてゆくので
僕のほうこそ滲んでしまって
実はもう消えてしまいそう ....
世界は円筒状に出来ている
パノラマを
均一な空を映したあの色を
やさしい疲れに変える
のきな ....
正気なうちに 帰ろう
まっかな顔で 父さんが
にこにこ と ひそっと 言う
....
ピヨピヨと冷蔵庫から泣き声がする
そっと見てみると卵からヒナが孵っていたので
ここぞとばかりに鶏 ....
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