ぼくが
のびて
ぱちん
ぱちん、と
きりおとす
それは
みらいでもなく
ゆめで ....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう
涙が出そうなこの刹那達が
私 ....
僕は
もうすぐ
この部屋を引き払うよ
想い出が多すぎる
君と選んだ
テ ....
雨 雨 雨の音
雨 雨 雨の香り
馬鹿にされているかのように
激しく耳にたたきつける
....
魅惑
実、湧く。
アウラ
あ、裏。
恋人
来い、美と。
光
非、狩。
....
寂しくない薬欲しい
こんな私じゃ、誰もかも呆れてしまう
自分が寂しいの止められる薬が欲しい
人 ....
君もいつか死ぬのね。
私もいつか死ぬのね。
どちらもいつかは死ぬのね。
でも明日じ ....
なぁ、注さん。ちょっと、話をしようか。
高木と志村は、浮世のしがらみというか・・・ ....
―何処か行くか?
ぽつりと誰かが言った 心に広がる
もどかしい 感情がただ うれしか ....
真夜中、どうしようもない文をきみに贈って
遂にどうしようもなくなった
靴下一枚ぶんだけあたたかい ....
積み上げた積み木を君が崩す
幼い頃から一個ずつ僕が積み上げた
それは僕の中の小さなプライド
....
遠く 遠く 遠く
それは恋に似た
恋で
スタートラインの踏切り方も
ペースの配分も
....
ようこそいらっしゃいました
わたくしどもはこれから宴を開こうとしていたところなのですよ
....
蜂蜜色の飴を舐める
雨の雫くらいの大きさで
人差し指と親指で摘み上げると
ぷるんと揺れる
口 ....
拍手の海に耐えるための水分が足りない体は、溺れそうだと訴えながら
神経という神経を振動させては ....
いつもの道を
いつものように
歩いてはいけない
恩師によく言われたこと
同じ道を
....
君の肩に
顔を押し付けて泣いた
夢の中で
白い膜につつまれたぼくらひとりひとりの行き先です
集まっては蒸し返す光の束を
黙って見て ....
精神
背、威信。
魂
弾、恣意。
江藤淳自殺
干支を、順次、察。
アメリ ....
流れつづける灰空に
鴉が小枝をさし出している
遠く けだものの声が響いている
....
そのくちは
よくうごくけど
ぼくは
きみがいってることが
さっぱり
わからないよ
....
夕暮れの城
ひかりは厚さを失いはじめひとりまたひとり
公園の砂場から友達がいなくなってゆく
....
婆さんは忙しいのである。
なにしろ忙しいのである。
化粧するヒマはない。
みなりととのえるヒマ ....
たった一つの
偉大なる Earth
その中に{ルビ存在=あ}る
ちっぽけな 自分
その中に{ ....
世界が僕の知る人によって創られたとき、
この両手はシンプルを求めて
雑誌をめくったり、
チ ....
俺は勝手気ままに生きてる
そう思われてもしかたない
半分は認める
半分だけだぜ
....
実をいえば
俺は
電話ってものが好きじゃないんだ
その俺が
真夜中に
....
ベティの口から
花がこぼれる
一語につき一つずつ
時には真珠や珊瑚も混じる
俺はこの女と結婚 ....
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