通勤快速
ひだかたけし
朝に雨、やみ
空気、冷気を孕み
熱持つ体、気だるい一歩
人々は駅へと集積し
多淫な花々は身を隠し
岬の断崖に打ち寄せる高波、
泡立つ潮の激したうねり、
通勤快速内の無言の厚化粧に
わたしは荒ぶる海の夢をみる
自由詩
通勤快速
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ひだかたけし
2022-11-30 11:29:42
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