祝福はいつも
十一月の失敗作
眠れない夜の裏側に
貴女はそっと光を望む
目の前の花束は枯れていることに気づかず
乱暴な月に照らされて醜さを増す
たくさんの一瞬の地獄を集めたような一人の部屋
ボロボロの棘が肌を撫でる
あざやかな痛みを覚えていてね
乱暴な夜
届かない声で囁く0時の愛
願い続ける祝福はいつも優しい海の中
自由詩
祝福はいつも
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十一月の失敗作
2017-11-12 12:24:06
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