北へ・・・/soft_machine
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ひだかたけし 
とても繊細ダイナミックな詩表現だと感じ入ります。


---2024/05/09 22:30追記---

〉歩いて、北へ
バス群 トラック網 電飾管
長時間バイト勧誘 言だまり
樵がたたきつける斧 散らばる細胞片
かつて人間を押し込めた 空っぽの貨車に乗って
燃やされた都市の 陶器片を拾おう

ナチス・ドイツのユダヤ人収容所=アウシュビッツ抹殺所へ
運ぶ貨物列車に押し込められ息絶えて逝った人人人、
巧みにこの詩表現に含まれ孕まれて居るのだなぁ…と、
勝手ながら。ゝ

---2024/05/09 22:36追記---

---2024/05/09 22:41追記---
- 本田憲嵩 
- 田中宏輔 
- atsuchan69 
- レタス 
- アラガイs 

北方のイメージといえば、寒い、はやく陽は沈む、暗い、人は少ない、寂れてる、不便、暮らしづらい。だからなんなんだ。自然が豊かである証拠じゃないか。って言われればそのとおりで、逆に温暖な都会人からみればそれがまた幻想的な憧れでもあったりするわけですね。すべて投げ出して冒険のように旅をしてみたい。厳しい北へ。イメージ的によく出てきていると思う。
- こしごえ 
- おぼろん 
「鳥」と「陶器片」という有機的なものと無機的なものとが対照的な存在として感じられました。作者の意図したこととは、必ずしも一致していない読み方なのでしょうけれど、わたしの心には響いた。……それが、「耳殻の骨」という、肉体のなかでも無機的なものとして、一点に帰結しているように感じられ、ゼロ点への凝縮、そして終行の「歩いて、北へ」という爆発。印象的な作品です。
- たま 
- そらの珊瑚 
 
作者より:
ひだかたけし さん
そう、そうですね
ポーランドだけでなく、たくさんの人荷を乗せて走ったそれぞれの時代の貨車
夜と霧、脱出記、貨車ですよね
ダイナミックと言って貰えて嬉しいです
ありがとうです!

アラガイs さん
南国人が北へ抱く憧憬は現実的でない旅行や彷徨気分の成分がズルいというかアマいというか
けれどそれが本音ちゃ本音なんですよね
(↑ボクの場合↓)
いくら知識を蓄えようと、肌が知らないのだから
感想をありがとうです!

おぼろん さん
有機的なものと無機的なものとの対比だったり繋がりだったりは意識しています
ので、感想に励まされました
自分ではよく分からないので
分からないけれど書くんだぁって感じなので
さらさらと生まれませんでしたが、最後の一語まで捕まえてくれて嬉しいです
ありがとうです!

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