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ロザリーは十五才
廃業したスクラップ工場の敷地の外れで
ハーケンクロイツみたいなかたちになって転がってる
もう腐敗が始まっていて
あらゆるおぞましい虫に集られて喰われている
ささやかな雨　.... 暗い湖に朦朧と沈む膨張した死体の夢
網膜のなかに書き殴られた最期の詩
叫びはふやけた肉体に阻まれ
二度と出られぬまま溶解して流れ出る
いつだって午前二時
破裂と飛散を望むものたちが
内　.... 　その建物について、詳しいことは何も判らなかった、その土地を流れる大きな川の、河原から何も無い野っ原へと続く坂道に沿うように建てられた平屋造りで、右側の端に川を目指しているかのように突き出された正　.... すべての店が軒を下ろした
真夜中の薄明るい街路を
ゆっくりとした速度でぼくたちは歩いた
その夜は12月みたいに寒くて
耐えられなくなるたびに
自動販売機で温かい飲　.... きみの手を引いて
日がしずむ方へと川べりを下っていくんだ
すごいだろ
すてきだろ
たえまないせせらぎが聞こえて
ずっと向うのカーブから
潮のかおりを連れた風が吹いてくる
　....

ブルーベリーさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ロザリーはスクラップ工場の外れで	- ホロウ・ ...	自由詩	7*	21-3-14
不意打ちのようにやって来る	- ホロウ・ ...	自由詩	7*	20-6-2
どこに居るの、沙織。	- ホロウ・ ...	散文(批評 ...	2*	17-4-11
きみのそばで凍る純粋の季節	- ホロウ・ ...	自由詩	4*	15-9-19
フォーク・ソング	- ホロウ・ ...	自由詩	3*	12-5-4

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