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緑はひかりを柔らかくする

あなたは僕を柔らかくする

僕はあなたを柔らかくする

緑はひかりを柔らかくする


生姜湯を飲めば風邪が抜ける

足を温めれば血が巡りだす

抱き締め合えば入りたくなる
 ....
みんなおやすみ

きょういちにち

散歩していたひとも

友達とすごしたひとも

じぶんの心とすごしたひとも

みんなおやすみ


ぼんやりとした不安や

ちいさな怒りで ....
おばあちゃんが

広い歩道で立ち止まっている

休んでいる

キャスター付きの買物袋

それに手を預けてじっとしている

ぼくは遅い昼食をとりながら

目が離せないでいる

 ....
静かな埃くさいホーム

電車が通過する

ぼくはベンチを掴んだ

いつもと同じだ

衝動と戦っていたのだ


枯れた灰いろの土

遠ざかるスピード

三角屋根の悲しみ

なみだが沸騰する


静かな埃 ....
今日という日ほど

あなたのいのちを

祈ったことはない

いままでの気持ち

浅くて浮かれてた


今日なんど泣いた

今日なんど祈った

今日なんど愛した


 ....
おととい

この夜のあの月のしたで

だれかが

新しい発見をしただろう

よかった


圧倒的な量だけが

なにかを成すのだ


おととい

この夜のあの月のしたで

だれかが

新しい発見をしただ ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
その全てがあなただ

日帰りで東京出張

6時過ぎの新神戸駅

ホームの窓を開ける

柔らかな大気が雪崩て

水の音が聞こえている

木々は新芽を立てて

その全てがあなた ....
夜の公園で

ひとりベンチに座っていたのは

さくらの花の塊を

じっと見つめていたかったから

ぼくは淋しいんじゃないきっと自由だ


さくらの花が止まっていた

地上の珊瑚のようだ

ぼくはあるは ....
愛したひとのお母さん

そろそろ寒くなくなりましたか

愛したひとのお母さん

膝や腰を勝手に心配しています


あなたの歴史を知りたかった

愛したひとにつながる歴史を

 ....
FB/Yつぎの季節に

あなたとのことを想う

FBMJ/つぎの季節に

あなたとのことを想わない

あした再見、あした再見


さよならだけが人生だ

だれかの詩だったっけ ....
赤ちゃんで死ななければならなかった

少年で死ななければならなかった


だから青年で

蹉跌にまみれることができた

三十も半ばで

異性を好きになることができた

四十を ....
生き物たちの銀河

モクレンの銀河

サクラの銀河

ハナミズキの銀河

ツツジの銀河

五月へ通う銀河

生き物たちの銀河


色彩や

香りや

水気や

 ....
理不尽よ

瓦礫のなかに誘われて

ぼくらは死者と対面する

あらゆる執着を

与えて奪い去った

理不尽よ

あなたはぼくらを全否定した


そこを真面目にさ迷った
 ....
雨上がりの夜道に

コロッケの香りがする

青黒く湿った夜道に

外灯ほどの幸せが停まっている


津波や原発に

ぼくらはいまだに傷ついている

自然をコントロールするため ....
風が強かった

雪が降っていた

さした傘にすぐ雪が積もった

歩くたびヌルッとした

べちゃべちゃとした雪

足裏も表も

駅に着く頃にはじんじんとしていた


手袋を忘れたから

指がうごかなくな ....
ガラスだった

熱ければ溶けて

寒ければ縮んだ

落とせば割れるし

転がせばすぐ傷がついた

でもガラスは


中学のときかさばるし重たかったから

よくわざと教科書 ....
おやすみハニー

あったかくして寝てな

動物みたいになって寝てな

脳を休めるなんてどうでもいいことだよ


生きてるもの全員で寝るんだ

生きてるもの全員があったかくして寝るんだ

それがあなたの ....
祖国のいろには水色が入っていた

流れる血にも

身につけるものにも

プレゼントするものにも

愛のことばにも

愛の行為にも

生きてゆくエネルギーには

それはマイナスだったかも知れない

方法 ....
飲んでいい牛乳なんてない

宝くじは空くじだ

ビンラディンはとっくの昔に死んでいた

年間自殺者なんか三万人もいない

地球温暖化なんて二酸化炭素と関係ない

みんな騙されるのが ....
あなたのおうちは洋館だった

あなたもわたしも小学生

いつも庭をわたしはのぞいた

のぞきながら前を通った

なかで何度か遊ばせて貰った

それが取り壊されていた

門にはシートが張られていた


 ....
晝さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
緑はひかりを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-7-27
みんなおやすみ- 吉岡ペペ ...自由詩612-7-16
広い歩道で- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-12
薄い光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-24
今日なんど- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-24
よかった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-5-13
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
全てがあなただ- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-14
地上の珊瑚- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-14
お母さん- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-11
あした再見- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-10
降誕の日に- 吉岡ペペ ...自由詩412-4-8
生き物たちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩412-4-4
破壊の限りのそのよこで- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-7
雨上がりの夜道に- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-5
大蒜と石鹸- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-2-29
ガラスの教室- 吉岡ペペ ...自由詩712-2-25
おやすみハニー- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-1-9
水色の系譜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-1-7
こんな感じで- 吉岡ペペ ...自由詩2+12-1-3
あなたもわたしも- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2+11-12-31

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