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選ばれる事に挑戦するのは苦手
ずっと子供の頃から何にも選ばれなかったから

のど自慢にたとえるならいっつも鐘一つしか貰えない人
鐘一つと鐘二つの計り知れない差異の大きさを悩みになやんでいた青春 ....
人波に飲まれたら、人塵に流れ着く

首都東京
その四文字に魅入られて最寄りの駅からJR線の電車に乗った

地方に産まれて、地方に育ち、最終学歴は地方だった

卒業すると地元に居場所を失っ ....
学生時代も社会人になっても
一貫して
私は権力と呼ばれるチカラを持った事が有りません

ずっと誰かの下になって
誰かの指示や命令に従ってきました

時には誰かの思惑に振り回されて
自分 ....
空になった麦酒の樽が火傷する位に熱くなってる
アサヒビールも麒麟もサントリーもサッポロも
あっ企業名書いてしまったよ
まったくもってけしからんな

スーパーやドラッグストアやお酒の一般店から ....
女性には関心のない振りを装っている。
だけど私が勤めている物流センターには沢山の異性が働いているのだ。
その大半はパートタイマーの奥さん連中。勿論男連中もいるがそのほとんども非正規雇用の従業員だ。 ....
暮らしの貧しさは容易に数字に出来るけど
人の心の貧しさは容易に言葉や文字には括れない

日々の仕事に心底疲れながら
休日にそれを癒せない
そこには命の貧しさが潜んでいるからだろう

平凡 ....
夏休みの宿題なんてどうでもよかった
日中 曇天か雨天でない限り
太陽はかっと照りつけて気温は空気が焼けるまでに上昇した

粗末としか言い様のない昼食をすませると
近くを流れる川で水を浴びるの ....
生活苦にはお金がいちばんにきく注射針
日々の生活からお金がなくなったら
命が潤滑に回らなくなる

夫婦は無理して家を買ってしまった
引き換えに
住宅ローンが重く重くのしかかってきた

 ....
目が覚めたら
朝からどんよりと疲れている私とその身体があった

昨夜は熱帯夜だった
ダブルベッドの上で
乱れた寝具は汗と脂のイヤな匂いがした

人それぞれに体臭がある
人それぞれに口臭 ....
気づいたら
こうしてインターネットの宇宙に
言葉を蝶々の折り紙にして
息を吹きかけて飛ばしている
私がいた

だけど
表現の自由が無限に与えられてるなんて
あり得ない

けして
 ....
背後から呼ばれたような気がした
雑踏に立ち止まり振り返ると
それは自分ではなかった

ぜんぜん知らない誰かが
知ってる人間を偶然見かけたらしい
呼び止めて懐かしげに言葉をかけていた

 ....
生きている道
生きていく道

途中踏み切りにぶつかる事は何度もあった
無情に遮断機がおりているときは
じりじりと待たなければならず
運よく遮断機が上がっていても
慎重に渡る必要があった
 ....
人生の負け犬も
人生の勝ち犬も

最期は一緒だよ
ダスターシュートに落とされて
焼却炉まで運ばれて
燃やされるのさ

果たして俺はどっちだよ
負け犬か
勝ち犬か

人生の負け犬 ....
スカッとしない毎日に
いらっとする日々
ふらっと入った店で注文した拉麺
不味い
それでも勿体ないからすすってたら
グラッときた

地震は大したことなかった
よかった
ラッキー
そ ....
ネットの海でサーフィンする
ひまさえ有ればしてしまう
その間は会話が減ってしまう
反対に
話しかけられるとウザい

ねぇ
何で今スマホなの?
お話ししようよ
せっかくこうして会って二 ....
幸福を満載に積んだトラックも
ガタガタの悪路を走っていたら
荷台から落ちるよ
幸福は縛り付けておけないからさ

人は誰でもするよね

誰かと自分を比較したら
自分は幸せだって
でも
 ....
小學校に上がるか上がらない頃でした
ある日の黄昏時
お須賀ばあちゃんは便所で倒れてしまいました
凄い音がしたので
孫の私が見に行くと
お須賀ばあちゃんは横倒しになっていて
小刻みに体が震え ....
市営公園の駐車場に停めた車の中、運転席で仮眠までにも至ってもいなかった。意識が散らかってまとまりがついていない。が、疲労感は限界に近づいていて体は熟睡を求めているに違いなかったが、さすがに車の中では眠 .... 思いでの切れはし集めて並べたよ
ボロボロになった古い写真みたいに

今朝は青い空に白い雲が散らばっていて
実に清々しい気分なんだ

仕事中なんだけどさ
爽やかすぎて
仕事に身が入らない ....
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない

だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求

時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求

たとえば
公園の花 ....
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に

道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に

工場の屋根の煙突が
白い煙 ....
知り合いに実に可哀想な男がいた。

俺と同様に洋食のコックだった。東京の下町のレストランで見習いから始めて、そこに十年近く働いた。
なんとか一人前の職人になった頃、父親に呼ばれ郷里の町で父親の資 ....
結婚して
娘が二人生まれた

上の娘は幼稚園にはいり
幼稚園を卒業した

小学校に入り
小学校を卒業した

中学校に入り
一年の終わり頃から
学校へ行かなくなった
正確には
 ....
六十四歳になってしまった
今更
文学への高い志しなんて持ってないよ

ただただ
インターネットいう海に
言葉の葦の舟で漕ぎ出しただけ
もしかしたらその行く末は
砂漠の果てに打ち上げられ ....
俺はまだ肝心なものを手に入れてない
肝心なものがいったい何なのかわからないのが
その証だ

人生の滑り台を何度も上りその度に滑り落ちただけで
いまだに滑り止めが見つからないみたいに

探 ....
電車という文字に普通が乗ると
普通でなく思えるのは普通じゃないのかな

もしかしたら私は意味不明な存在なのかも知れない
それはともかくとして
滅多に乗らない電車にその日乗ったのは
東京に行 ....
川は切り立った山肌に沿って流れていた。
夏になると近隣の子供らが集まって水遊びした。炎天の空の下。子供らの歓声が山あいにこだまする。

山肌から突き出た岩の周りはかなり深くて、自然とその辺りが子 ....
更年期だからもう卒業させて、と嫁さんに言われた。摩擦で粘膜が痛くなって耐えられないの。
それがセックスを拒む理由だった。
突然の卒業宣言に私は戸惑った。
男の性欲は簡単には終了日を迎えられない。 ....
強い酒を飲む習慣が身に付いてしまった。
何の事はない。仕事と職場の人間関係にストレスを感じてしまい、強靭とは言えない精神が悲鳴をあげたからだ。
アパートに一人暮らしをしていたから、誰にも咎められな ....
私の人生、1台も新車を買えなかった
カーライフ
私のカーライフ
何台かを乗り換えてきたが
カーライフ
みんな何処かの知らない誰かが乗ってた車
カーライフ
私の人生に新品はなかった
何処 ....
山人さんのこたきひろしさんおすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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日々の生活には- こたきひ ...自由詩920-7-18
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