すべてのおすすめ
君を幸せにできるのは
僕しかいない。
ハチャメチャな思考に
着いて行けるのは
僕しかいない。
戻っておいで
運命を受け入れるんだ。
最高の男に、
最高の女だ。
私に一枚賭けて ....
コチコチに
凝り固まった
カラダに
腕をまわす
特に
胸のあたりが
ジンジンと痛い
こうして
朽ちてゆくのか
オンナのカラダは
愛されない
惨めなカラダ
0と1 ....
空に浮かべるは白い息
冬の寒さは私の
感覚を
動きを
感情を
麻痺させる
降り続ける雪はあなたへの
道を
心を
塞いでしまう
降り続ける雪は ....
三角の窓
ブラウン管が眩しい
薄黒い木の梁
人の温もり
鱒の甘露煮
沢山の山菜
熱い味噌汁
楽しい一時
涙は七色
電動の舟
私達生きている
早寝早起き
ばかものよ
きみのせかいにだれもいない
ばかものよ
にしのそらにしずみかけている
ばかものよ
そこにいたのはだれなのか
ばかものよ
せかいはもっとひろかった
....
夢しか持たないままで
こんなに遠くまできてしまった
振り返っても昨日は見えなくなっていた
影しか知らない過去を
並べてみたとて
だれもうなずかないなら捨てるしかないだろう
冬のさな ....
施設の中庭のベンチで
ゆっくり日向ぼっこする
老人達の独りが
突然立ち上がって何かを叫ぶ
こんな筈ではなかったと
こんな方向でなかったと
こんな場所に来るはずではなかった
こんな終わ ....
空が高い
ここは関東平野だ
風のない晴れ
ここは関東平野なのだ
この町をぼくは歩いている
つくばエクスプレスで東京から埼玉へはあっという間・・・・でもなく
駅からタ ....
遥かから点された目薬のように
瞳から胸は貫かれた
切なくカラダはよじれて
過去は私を覆う
経験は動かしがたく
私を捕えてしまい
どんなに泣いても
また身動きできないでいる
許す ....
毎日読書
こんなに速読ができるとは
思ってなかった。
内容の濃い本は速読ができない。
世の中が自分の周りを回っている。
皆が答えを教えてくれる。
人の心が見える。
感動を与える。
....
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い
吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ
一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる
....
ペンギン
記憶から切り取られて 君を乗せた流氷は
滑り出してまだ知らぬ 新しい海の上
君の時計は 世界のそれとはちょっとだけ
遅れて回りはじめた ようやくここから始まるんだよ
時を待 ....
いつからだろうか
どんなに感動する作品を
読んでも
見ても
体験しても
「涙」を流さない
流せない
もう
あれ以上の悲しみなどないから?
あれ以上の苦しみなど ....
冬の風景に転がった空き缶は
なんて似合うのだろう
だからってポイ捨てするなよな
風が揺らすブランコ
詩的においしいシーン
ただ空腹の私には
ただ寒い寒いだけ
コンビニがオアシスに ....
今日、自らの足元で
私は死んだ
心は臥している
体は諦めた
「弱い体には屈強な精神が宿る」
なんてことは
本当に強い人しか云ってはいけないが
それでも私はそう云いたい
....
子宮のなかをゆく精子のようだ
ちいさな粒子数千まん
どこへか一点へとむかってゆく
この風はいつも唐突に吹いてくる
心にでも命でも魂にでもなく
この風はいつも精神に吹いてく ....
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる
奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ....
弱さと強さは左右の手足
同じ速さで動きます
かた ことと
弱い心は
雪のよに細くて
願ってもかなわないと
すぐに震えるの
強い心は
拒絶ばかり繰り返し
人の想いをすぐに
見 ....
薄闇の寝室で独り窓辺に座し
窓の外の陽日を見上げながら
暗い想念が痛みと苦しみになりて
私の心を覆い尽くせんとす
我が魂が枯れ果てようとするとき
芳しき希望が扉を開ける
甘美な恋人の薫 ....
ここ数日来の寒波で凍てついた地下鉄の連絡通路に
場違いとも言えそうな親子連れの姿
乳母車を押し歩くお母さんの脇には小さなおんなの子
お母さんの手助けと押すのを手伝っているようにみえるけど
....
人は永遠から切り離されている
果て無き空虚
いかにして虚しさに抗うというのか
空の花びらは散り
痛みにも似た深淵の間隙だけが穿たれる
無限に沈みゆく中心核は
黒い底で何を感 ....
寒い寒い凍った 夜
月も凍っている
こたつにもぐり
ここちよく酔った
あたしは
貴方の肩に
頭をもたれる
互いのキモチを確かめるように
手と手を絡め合い
貴方の手を
胸に押 ....
道を白くさせるていどの雪が
ちいさくすうっと落ちてゆく
あれから16年
あの竹の切り口にも落ちてゆく
それはろうそくの火で瞬くまに乾いた
混乱はやんだ
喪失だけはい ....
波に揺られて
太陽の陽を浴びて
みかん箱
お魚の観察
プリズムの世界
音は聞こえない
日焼けした素足
元気をいただく
ゆらゆらゆらり
砂の音
さらさらさらり
灯台の閃光
....
全ては遺棄された絶対的な分断
すなわち存在
私の中の痛みが訴える
深淵の無限なる皮膜の存在を
深淵の向こうには
不可解を超えて無の茫漠
人間は世界に捧げられた供儀だ
....
女の子はミルクティ
黒い人は刹那が好き
大抵みんな空が好きで星が好き
だってそうでしょう
男はわりと"あたし"が好きで
女は破綻を否定しつつなんだか嬉しそうだ
....
待つ心は
次第に凍ってゆきました
次に覚めたら
乾いているでしょうか
ドライフラワーのみる夢は
草原の太陽
君の優しさ
僕は正装してそこへ向かい
ドアの前に立ったのだけど
鍵穴から嘘が見えたので
そのまま部屋を通り過ぎ
隣の部屋で服を脱いで
行きずりの女と一晩過ごし
手紙も一切残さずに
あなたのもとを去っ ....
人に頭を下げて
人が頭を下げる
自分が喜び
人が喜んでくれる。
愛なんてちっぽけな
もので無い
想いが地球を変えてゆく
誰もが幸せを願っている。
持てない俺は
助けてくれる
....
あなたは激しい加速をとり違えた氷のように歩いていた
わたしの喪失は人混みにもまれていよいよ遠のいていた
あなたの鈴のような耳のひらき
わたしはわたしのせいで気がふれてしまいたかった
“わた ....
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