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韻を踏み外したまま
蓄積する行末から
こぼれ落ちる
行間という溝に
言葉の葉脈を
透かし見る

空と触れ合う海
陸を撫でる風
揺れる草木

点滅する青
震える黒線
遮光される ....
明りの弾ける音が闇を貫けて沈黙へと沁み込む
焚火を囲み暖をとる
密猟者の秘め事 儀式の執行
祈りの呟きの後 狩りの前 
青い薫りの葉煙草を皆で回し吸う
苦い煙を吐いて 少しの吐気が残る
秋 ....
眩暈 渦巻く 
撹拌される大気 跳ね返る陽射 大地の熱気
沸騰する 頭痛
体温の上昇 雲までは遠い 空を睨む

地図上の 南風 吐息 突き吹いて 
一項目 捲られる 
山脈を覆う オ ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね

さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
黒い水晶の森を 黒曜石の渓谷を
吹き抜けて 暗がりの新緑を 震わす風
やがて透明に 純化されてしまう 花粉を 
雪の結晶のように鋭利に 纏った有害な
棘ある風 絶えない夜


暖かくして ....
一昨日 蒼が過ぎる空の下で
随分と酷く滑稽な光景
轢かれた猫の死体 朝の冷たい路上
それを拾い上げ 持ち去る精神異常者
・・丁度きっと何かを祈りたい気分だったのだろう

昨日 大空の下で  ....
ぼくが平凡に飽いて 随分と時が経つ

青空は決して 
何処までも 広がってはいない
何処にでも 広がってはいない
その空の下に 血が流れる戦地に於いて
青は益々 その純度を輝かせる
 ....
遅すぎた雪は
後から追ってきた 雨に溶かされて
もう 降らない
でも 雪は
きみが大切に育てた
色とりどりの花たちを 皆殺しにしていった

夕時雨に
垂れた 白い涙 啜って
重く ....
燃えろ 

枯れた老人のように

燃えろ

脂身のった中年のように



さよなら

親切

さよなら

思いやり



下降はしない

硬質な平面 ....
ジーザス
その掌を十字架に繋ぎ止める
楔の持つ結束力 
ぼくときみ

裏側から向こう側を見つめ返そう
ブラウン管を見つめてる
スクリーンを見つめてる
モニターを見つめてる
ペ ....
北 横殴りの吹雪 
厳しく美しい その事態を 知らない 彼らが
雪原で 凍えながら 夜空を見上げている きみのことを
南 さらさらした柔かな 砂浜の上で サングラス越しに
スクリーンから 眺め ....
無音 やがて そして



銀に回転する木霊を破壊する金の雷鳴
その雷鳴が回転して赤土色の轟鳴となる
その轟鳴が崩壊して土砂のように大地は捻れる

酷い眩暈が頭痛へと直結する
感覚神 ....
ロメオ


プロチアデンが呼んでいる
アモキサンが招いている
コンソールの高台
かびた毛布の洞窟
萎びた雑誌の湿地
乱雑に走るシールドは葦 黄ばんだ紙屑の落葉に絡んでいる
色とりどり ....
露が蝋燭の揺れる光を閉じ込めて凍りつく刻


オリンポスの崖の左下
珊瑚の馬に乗って
パンデモニウムから一人の歌い手
ローブを靡かす
痩身にビロード
ファルセットで風をも泣かす ....
君の包容力以上に ぼくの欲望以上に
この飛翔は力強い
その羽ばたきは 常識の追従を許さない
だが
舞いながら上昇し続けた その最後に
君がいたとしたら
この体は そこを死に場所にするだろう ....
見てくれ 秒針と分針が絡み合い
朽ち果てた
世界の果ての大きな滝に立て掛けられた 大時計
ぼくはこんなにも矮小だ
聞いてくれ 鳩時計の断末魔
ロックンロール
血圧の上昇には気をつけろ 入浴 ....
めくるめく パルスの反復の狭間

弱電子に体を震わせて

目蓋にきらめく光を集める ぼく達は

大きく羽ばたく セルロイドの羽根を持つ

あいつらが

アタマで知る事柄を

 ....
本来 ぼくは 
日本一のガンジャポエトだった
前科を背負い込まず のうのうと生きてきた
それが最近では


 日々

−化学物質で肥えてゆく
 眼つきだけは痩せて尖る−


  ....
イマジナリー スーサイド
マニック ヴァン ヴェートーベン
ノイズ エクスペリメンタルミュージック

指揮は ぼくが執る
前髪を垂れ流し 身を屈め 全身全霊を
指揮棒へ注入する
充填さ ....
白骨の風車がくらりと回りきいと短く鳴く音を
追い吹く風の層を縫ってゆく錐揉み状の脊髄の
末端の熱っぽい鋭さから染み込んでくる甘苦い味の
粘付くまろやかな思考感触が忘れられない

蒼黒く鋼 ....
今朝は寒かった
故郷の朝を思い出した

近づいては遠ざかる 除雪車の排気音 タイヤチェーンの音

サカモトさんと うちのとっちゃがやっている 雪かきの音
屋根からの小さな雪崩が サ ....
ぼくは きみの手に 導かれ
太陽に 触れる

太陽が輝いている まだ 何色でもない 
太陽が 沈む ぼくに 
巨大な 火 焔
太陽が 沈む ぼくに

太陽の 中の ぼくの 中で 太 ....
泥沼 
暗い泥の中 うずくまる 
わたくしの想いは 気泡になって
ゆっくりと のろのろと 浮き上がる
底のない 沼から ゆっくりと 浮上する
ドロドロの水圧に 耐えられるように 螺旋に
 ....
機械どもの産声を聞いた
静電気の金切り声を聞いた
真空内部のわななき
コイルの唸り声
セロトニンのうねり
超伝導
磁性の旋律
粒子の加速音
思考は人間の内部的産物
そもそも  ....
象牙色の季節
その風景画の中を 汽笛を燻らして
蒸気機関車が きみの笑顔を揺らして
ほら 行くよ


音もなく上昇してくる太陽に
映画のエンド・テロップのような終わりを感じた朝

 ....
海原をぎらつかせ 燃えている タンカー
空をぬるぬると鈍らせる 採掘場は炎の上
砂漠の皮膜を滑るように撫でるのは
水汲みの女 干乾びず 永い時間をかけて染み込む
水滴の艶 丸み なんて美しい女 ....
リビドーのリピートをアオりエレクトさせるエレクトリックオーラルだオーロラで映し出すエレクトラグライドのクラウド達の苦楽クラックよりもコカインが股間の濡れ起ちには役立つと知ってる俺達のヤク断ちにはまず風 .... チャイナから阿片中毒のターンテーブリスト呼んじゃいなブリストル経由でやって来た眠れる獅子は四肢痺れたまま決して罌粟なんてヤってねぇヨっつって痙攣したまんま曼荼羅絵皿をスピンすっぴんだと顔面凶器のガ .... お父様と お母様の 夜の営み
その 家族計画の 失敗により
私は 部落の 長屋に 生まれました

つぶれた魚屋の生臭い あばら家に住んでいた
私よりも 貧相な 子たち
何故か その子たちが ....
配給された その竹槍で 何が 刺せるのですか
高射砲の弾丸も届かない
遥か 雲の上 から 無差別に 奴等は爆弾を投下したのです

あなたのヨイトマケで どれくらい深い 穴が掘れましたか
その ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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