起きると窓が黄色い。雪になるか、黄砂なのか。春が近い。こんな日には自分を埋めてしまいたい。写真の中に戻りたい。

暗い台所。ブラインドの埃。空っぽの鍋、白い皿。ひび割れた唇を触れてみる。血と牛乳。 ....
女の面影や身体の柔らかさのことを
夜道を歩きながらぼんやりと思い出そうとしていた

半月に照らされた王都の白い石畳が
南島の短い冬に冷えていた

(あれは、まぼろしではなかったのか)

 ....
春かすみ藍色の水鳥が舞う湖の架け橋渡りけるかも

枯れ葦の水辺たわむる鴨の群れ飛び立つ音に心騒げり

浅みどり新芽つけたる木々を見つ心新し空を仰ぎて

黄みどりの芽と花が合い桜咲きける ....
幼い頃何度も遊んだ
川の上流
大人になっても
いまだに何度も夢に見る

里帰りをしたとき
久々に行ってみようと思い
散歩道がてらにあの場所へ
田んぼの中を歩いていく

吹き抜ける温 ....
あこがれのバニーガールを追いかけて月まで行った行方知れずの

稲妻がいつまでたっても落ちてこないとぐろ巻いてる 「春なの? バカなの?」

あたらしいスライムを素手で殴りたいきみのしっぽにかじ ....
軒下の
お地蔵さまと
道ばたで
遊んだような
転んだような
天秤が上下に揺れる様子見て火星の重さ勝手に測る

SFの小説読んで夜空見る広い宇宙は嘘の塊

苦しみを和らげようとする笑顔恋に仕事に拘束される

欲しかった望遠鏡を手に入れて覗けば見える前 ....
水蜘蛛が
枯れ葉の下で
眠るのは
弟のため
妹のため
体の芯へ 遠退いてゆく 温かさ
残るうちに 白い皺の波 平泳ぎで 進んで
時間から 離れた 遠くから
半目で 音の出ない ブラウン管 
回して 見て 目 回して
白い皺の渦から 2回 ....
夕闇のインターチェンジを降りたとき「空」のランプに誘われたり

仄あをき灯りの部屋に二人きり黙り込むとき深海になる

おそらくは1969年よりビールを切らした冷蔵庫唸る

忘れるために抱き ....
新しい
ピアスをきみは
くれるけど
あけてないから
つけられないよ
{引用=
生ける命を、一つでも、
愛でられるなら、まだ、
生きていられる、私に、

愛されてくれてありがとう。
人を好く けど愛せない愛せなさゆえ愛されてない 人を好く

人をただ憂うのだから優しさは優しさゆえにやぼに沁みてく

ふた駅の遠さを確認するために虚ろにたるむコードをたぐる

醜美さえ ....
小学生のころ正義帳なるものをつくった

表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた

その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した

1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた

あの頃といまも考 ....
お鼻の高いおくさんが
キャリーを曳いて家を出る
きらわれ者のかあさんは
むすめの手引いて家を出る
きれいなあしたを夢に見て
あるべき門出をやり直す
首なし亭主の死体つめ
青いお墓に捨てに ....
魚には
冷凍船の
眩しさが
遠い海鳴り
故郷のひかり
きのうの自己嫌悪が仕事をしていても
刹那刹那に貼りついていて
ひとにいつもより優しくなれていたんだ

九州一日目の夜ひとにはぐれて屋台でのんでます

きのうの自己嫌悪を受け容れるには
ホテルちかくの名 ....
優しく包む

花吹雪

風のかたち

表し

何を伝える
今はもういないあなたの席すわり苺みるくのストローをかむ うそになる
うそにならないように
きもちをつたえると
うそになる
ほしいものは
ほしいとつたえないと
うそになる
うそにならないと
みんなどっかへ
どっかへいってしまう
うそになら ....
もうじぶんから発するほど電磁波を浴びていた
年度末の翌月はいつもこんなだ
正社員のひとたちはみんな帰ってしまった
あたしはあたしをぼくと呼びたくなった
ぼくのことをぼくたちと呼びたくなった
 ....
頭の周りの何処かで 蒸気機関のクランクが回り出して
ぼくの記憶を巻き上げる
だから
虫が泣いていると感じるのかい? 
眉間の奥の小さな場所で読取った 過去の懐かしさに? こじつけて?
 ....
あなたは多くの餓えだった
身長体重は言うまでもなく
学歴年収家族祖先話術 なにもかも優れ
アイドルチックな笑顔で私を魅せた


大きすぎても長すぎても またその逆でも
着なくなる服がある ....
君はいつか僕に会えるだろう

人は意外とかんたんに
見知らぬ遠い場所までいくことができるから

僕も毎日、想っていた

父さん母さんに連れられて
テニアンやサイパンにまで
砂糖黍畑を ....
草のなか
ネコをみつけた
ぼくたちは
エサをさがして
友だちになった
水彩の
色鉛筆は
ありますか?
さあお嬢さん
こちらをどうぞ
       
{引用=


雨だけが窓をたたきにやってきて 爪をたてて。とうずく腰骨




舌裏の孤独なすじをなぞる朝 きすの終わりはどこにあるの。




羽なんかなくてよかった きみ ....
George Winston Longing/Love(あこがれ/愛)

http://www.youtube.com/watch?v=-s9NeFSHecE

友達が弾いていてすぐに虜 ....
あなたが送ってくれた手紙を読みながら
まだ一度も会ったことのない
あなたの笑顔をかんがえる

そういうときの私は
太陽に向かってノーテンキに咲いている
この島のハイビスカスなのです
環境が変われ人も変化する無意識のまま光る現実

最後まで使い切れない鉛筆の孤独な叫び孤独な命

まん丸い地球に暮らす生命体近くて遠い月に恋する

夕暮れが洗濯物を染め上げて「闇が近い」と色 ....
ハイドパークさんのおすすめリスト(600)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄色い日- salco自由詩6*10-4-18
手枕- 楽恵自由詩1210-4-18
湖の春- 生田 稔短歌610-4-18
記憶の場所- ミツバチ自由詩7*10-4-17
稲妻さん- sh短歌6*10-4-17
certain- mizunomadoka短歌310-4-17
天秤- 夏川ゆう短歌410-4-16
微睡み- mizunomadoka短歌210-4-16
シューティング・アート・ギャラリー・シアター_/_****' ...- 小野 一 ...自由詩5*10-4-15
HOTEL-TSUKANOMA- 山田せば ...短歌510-4-15
misunderstanding?- mizunomadoka短歌110-4-15
やわらかな未練- 亜久津歩携帯写真+ ...4*10-4-14
世界はでかい、でかいしいたい- は やし ...短歌510-4-14
せいぎのるーる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...24+*10-4-14
イドのまわりのわらべうた- salco自由詩5*10-4-14
freezing_light- mizunomadoka短歌510-4-14
博多にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-4-13
花吹雪- はんま短歌210-4-13
四月- ことり ...短歌13*10-4-13
うそになる- 吉岡ペペ ...自由詩9+10-4-13
ダイブ- 吉岡ペペ ...自由詩610-4-12
ロコネガティヴィジョン_/_****'99- 小野 一 ...自由詩5*10-4-12
餓え- 佐和自由詩1410-4-12
君の隣に海がある- 楽恵携帯写真+ ...14*10-4-12
放課後- mizunomadoka短歌510-4-12
絵の時間- mizunomadoka短歌210-4-12
体感温度。- あぐり短歌5*10-4-12
ジョージ・ウィンストン_ピアノ演奏- ペポパン ...おすすめリ ...7*10-4-12
スマイル・ハイビスカス- 楽恵携帯写真+ ...7*10-4-11
環境- 夏川ゆう短歌410-4-11

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