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君は尖がってるから痛いと泣いた
それが僕の言葉なんだって言って

だから全部入れ替えようと
取り出してみたら 
真っ黒だったんだよ
どろどろだったんだ

清い水で洗いたくて
抱えてっ ....
ひと気もまばらな公園で
湿った土の上に落ちた椿の花は
どこか心細げにこちらを見ていた
ささくれたこの景色には眩しすぎるので
その紅色を熱でとろとろに溶かして
指ですくいとりたいと思っていた
 ....
雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい

葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた
月の光に
照らされて

とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ....
木枯らしが
吹いている
その中を
僕はひとり
歩いていく

木枯らしは
もの
すごい勢いで
僕に
吹き付けてくる

とても
寒い
手が冷たくなっている
凍えた手に
息を ....
どこまでも行くんではないですか?
そんな囁きがきこえそうな
森ではいつも会議が行われています
人類について
世界について

生命が
生まれては飛び立ってゆく
後ろも向かず
こんこんと ....
貴女が誇った水の城を
僕は一瞬で凍りつかせて見せるよ
それにはたった一言で
貴女が僕を撃ち抜いてくれればいい


暖かかった幻が
二人にはあまりに美しすぎて
愛し合う筈の僕達は
絡め ....
無防備な機械が肩口からのぞいているので、見ていると胸を締め付けられる気がする。きみは突堤にちんまりと立ち、用途不明の其の羽を気持ちよく海陸風になびかせている。明けがたの水平線は紫とダークレッド .... 自ら輝けないとしても
淡い光を放っていたい
誰かのお陰だとしても
夜空に浮かんでいたい

ウサギが餅をついてるだろ
かぐや姫も待ってるだろ
六分の一の重力で
空中散歩もできるだろ

 ....
ひとつ

ひとり

ひみつのじかん



ふたつ

ふたり

ふんわり じかん



みっつ

みんなで

みかづきのよる


よっつ

よっぱらって ....
自分自身を型にはめようとしているのかな
知らず知らずのうちに
「ねばらない」
そんな思いに捉われてしまう

誰かにそそのかされている訳でも
強いられている訳でもないんだけどね

つまる ....
 ―離して

耳のツンと立った黒い子犬は
首に腕が回されるたび吠えた

 ―僕がいると
  余計に泣かしてしまうから

犬小屋が空っぽになるのを恐れ
子犬の声まで鎖をかけられていた
 ....
空からおはじきが降った日
小さなうさぎが
震えていました

太陽の光を反射して
おはじきはキラキラと
七色に輝き
まるで
世界中の命のようです

皆は我先にと
おはじきを一つ受け ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくないけれども
柔らかく反発してくるようなそれを
一足一足 注意深く進まなければ、
見逃してしまう ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
暗闇のつくりかたはおしえてくれなかった、調剤を違えたことで淡くにじむ夜に、わたしたちの薄い網膜は死にかけたダイオードのようにうつくしく墜落していく、埃を纏ったディスプレイの熱を、いくつ .... 寒すぎると心が痛む
一人でいると涙腺がゆるむ
みんなでいると息がつまる
やっぱり私は わがままなんだろう

右から生えてる草をちぎって
左の川へ投げ捨てる
自然に命があるってことも
知 ....
あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新 ....
指のさき
雪がひとひら、消えました

わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました

うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました

す ....
言葉足らずだと
「何言ってるか分からないよ」と
柔らかくなる目と真っ直ぐな背中を

変なことを言うと
「え、どういうこと?」と
上がる眉毛とかしげる首を

夕日がきれいというと
「ほ ....
きっと君は信じない

ぶり返した愛に値しない二人だと

保たれるものが絶対だなんて

僕には信じられそうにない

ぶり返した愛に
続きが在ろうが無かろうが

この感情に偽りは無い ....
私たちはつながっている
滝つぼでせめぎあう水のように
ときには去りかけている手を
つかむように

私たちは引き合っている
玄関にあるクツや
座っているイスのように
それは確かなこと
 ....
確かにあっちがああだとしても

でもこっちはこうだし

仮にあれがそうだとしても

これがどうなるのだろう

交差するのは人差し指

虚言はいかにも真実を含んでいそうだった

 ....
ここに今
セミのヌケガラがあるからといって
私だと思わないでください
私はそれがないところにいます
陽ざしの中で
水の粉しぶきをあびた
綿毛の舞う先に
私はいます

私は
いま死ん ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた

触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
 ....
数字や公式なんかに
これっぽっちも意味はない
論理や法則なんかに
これっぽっちも意味はない

僕らこんなに縛られてる
ベルトネクタイマフラータイツ
僕らこんなに枷をはめてる
指輪ネック ....
今夜の月が黄色なら
綺麗に身支度を整えて
遠くに旅へ
小さな奇跡が
起きますように
ピアノのラの音を頂戴

たくさんの荷物は要らないの
そう
好きな音楽だけでいいかも
思い出なんて ....
いますぐに気が付く

僕らをつなぎとめるものは

余りにも脆いものだった

届きそうで届かない

このもどかしい感覚は

味わうだけでも嫌だった

僕はいつも笑っていようと思っ ....
そろそろ秋も終わる
木々は葉を染め
散り際の命の謳歌
吐く息はかすかに白く
もう眠りの季節の入口

弱音なんて吐かない
赤い瞳は強がりで
遠くの山々に涙を堪える
随分冷たくなった風に ....
生きる意味がわかってしまった
その男はもうこの世に
やり残したことなんてない
置き忘れたものなんてない

全てを知ることができたのは
オリオンが輝いてた夜
宇宙の外れで彼は
無数の流れ ....
何度もあなたを殺していた
言えなかった言葉を尖らせたナイフで
いつの間にか覚えてしまった
人格者の微笑をまとったまま

何度もあなたを殺していた
愛憎の糸がこんがらがったロープで
い ....
弥鈴さんの自由詩おすすめリスト(71)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
丸い言葉になりたい- 朧月自由詩610-1-13
おんな椿- あ。自由詩11*10-1-13
月の光- そよ風さ ...自由詩3*10-1-13
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潔白の籠- 智鶴自由詩110-1-13
わたしたちの全ての透明- ねことら自由詩510-1-13
月になれたら- 葛西曹達自由詩510-1-12
へんなかぞえうた- 非在の虹自由詩310-1-12
縛るひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*10-1-12
首輪の外れるとき- りょう自由詩20*10-1-12
おはじき- ミツバチ自由詩14*10-1-10
Blue_Heron- 月乃助自由詩18*10-1-10
キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9
それは、適切に壊れ続けるための- ねことら自由詩610-1-9
深夜思想- 朧月自由詩510-1-9
夜の王様は朝の姫に- こめ自由詩1810-1-8
ロスト- 千波 一 ...自由詩21*10-1-6
マリアへの願い- りょう自由詩8*10-1-6
再発- 徘徊メガ ...自由詩110-1-6
永遠を語るように- りょう自由詩7*10-1-3
仮にあれがそうだとしても- こめ自由詩1309-12-28
私のいるところ- りょう自由詩13*09-12-27
- ミツバチ自由詩17*09-12-21
ラジオ- 葛西曹達自由詩209-12-13
moon- ミツバチ自由詩17*09-12-3
淡い水色- こめ自由詩1509-12-1
赤い瞳- ミツバチ自由詩7*09-11-18
生きる意味がわかってしまった- 葛西曹達自由詩509-10-18
- nonya自由詩19*09-10-10

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