お昼はお弁当でした。
毎日お弁当です。
えっとね。これだけ。

少しずつおこづかいためてます
今度小旅行に行きたいです。
えっとね。これだけ。

何も思いつかなければ
くにゃぁり、く ....
それは、手のひらでした


空気が冷たくて目が覚める朝
寝床から出るきっかけを作るために
ひとつ大きな伸びをした
ふと指先に感じたもの


腕の中でほんの少し身体をひねる
バランス ....
あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ....
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
寂しさの上に
雨が降る

怒髪の上に
雨が降る

導きの上に
雨が降る

約束の上に
雨が降る

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
窓に触れない雨があり
夜を背負い 立ちつくす
月が動く音
動く色


痛みは歌い
浮かび出る
既に内に居るかのように
外に外に居つづける


どこまで離 ....
足が痛む時
私は足の存在を感じる
手が痛む時
私は手の存在をみつめる
心臓が痛む時
私は心臓の在処を想う
痛む時は
普段忘れているものたちを
思い出させる
誰かからの電気信号なのかも ....
夜が蓋をあけて覗き込む
よく 寝ているよ

運んでいるのは
ぱりぱりと笑う
ロウに遊ぶ 火
綿入れの中 冷たい手
雪のかまくら 水化粧

あしあとに あしかさねる
のののん しんし ....
心の声を聞くのには
耳鳴り程度がちょうどよい

不必要な言葉は聞こえない
でも 
自分の愚かな声は聞こえてしまう

月と太陽が逆さになって
月明かりで過ごすこの世になったなら
余計な ....
その娘はいつの間にか貴女になっていた

貴女の全部を愛しているから

こんな気持ちになれるのだろう

貴女の全部を愛してゆくから

こんな気持ちになれたのだろう


出勤中いつも ....
嫌なものはイヤ!
そんな思いと折り合う

でも、おとなの分別とかじゃない
ひとが生きるって
爪先から血が滲むほど世間ってやつにしがみついて

それで何とかまっとうできる

違うかな
 ....
私の街には雪は積もらない
降ってもすぐに溶けて消えてしまうの
私の願いはたったひとつ
一度でいいから一面の雪景色を見てみたい

朝起きて窓を開けたら
世界は白一色に覆われているの
隣の屋 ....
夜の街にダイブしたなら
何かが見えるだろうか?
掴むことのできない
見えない何かが

暗闇と街明かり
静かなる鼓動と
張りつめた空気

夜の孤独と葛藤を
織り交ぜたような空間に
 ....
きみへ

きっと
まだまだ
続くだろう

この永遠は
喪うなんて
ゆるされていないから
きみに
ずっと
咲き続ける
若葉は青臭くていいと
老いた葉が
羨ましげに
鑑賞している

尖っていた葉は
あなたを守るため
傷つけるためじゃない
でも 遠ざけたのは

青くて頼りない葉だったから

そ ....
幼子は俺にとっての
起源にして頂点
願わくば
これからの一日一日の
当たり前のことに
畏敬の念で結ばれていますように


かつては野も森も小川も大地も
目に写るありとあらゆる光景が ....
どんなに難解な熟語を知っていても、
ムズカしいことを言っているとは限りません。
どんな言葉をどう操っていても、
それが根っからの本心であるとは限りません。
僕にとって僕が僕であるように、
誰 ....
僕たちは立っていた
路上に立ちつくして
いつ訪れるかわからない
僕たちをどこかに
連れていってくれるであろうものを
ひとすら待ちつづけていた
僕たちは整然と列を
乱さずに立っていた
僕 ....
信じるって決めたから
そばにいるんじゃないよ
空気にすきも嫌いも
ないよただ風は風だよ

君もあたしも
ニンゲンって呼ばれてる
その責任が重いから
歩くのがこわいよ

足の下にある ....
 
 
身体と言葉の境界に沿って
路面電車が夜を走る
ミルクをつなぐ、世界はまだ
つぶやきをやめない

みんな季節
みんな瞬間
みんな波、その動き
みんないつか
割れていきたい
 ....
しっかりとした流れ星は

これまでに三回見たことがある

一回目はランニングしていたときだ

白い光の線がカッと現れて消えた

二回目はあなたと窓辺に見たあれだ

あなたも見たのか ....
新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
すべてが新品である
お互いの存在が目新しい
人の世の独立した若い単位として


姑が時には訪ねて来る
そこではもう、息子だった子はいないのだが
姑は新婚の部屋のなにかについて
なんら ....
木の内側に棲む蝶を
一羽の鳥がのぞきこむ
撫でられるたび
変わる冬


割れた石の階段の間を
雨が流れてゆく
破裂する水色
映る鳥


雪が雨を昇り
曇は曇を ....
おなじ影を踏んできた

きみの影の長さを
わたしはとてもよく知っている
光に射抜かれたきみが
どんな影をしているのかさえも

例えば冬の優しい日差しや
夏の真夜中の蛍光灯に照らされて
 ....
まひるまひる
君の名を
何回呼んだだろう

まひるまひる
君の名を
呼ぶたびに
優しい気持ちがわいてくる

まひるまひる
毎日
いろんな事にチャレンジ
していてかっこいい

 ....
母に盗られた心臓を
奪い返そうと
鋭い刃の青春を掴み
わなわなと震える声で
もう愛してください
もう愛してくださいと
猛暑日に冷たい汗を流して
泣きついている
その腕は簡単に解かれ
 ....
おだやかな海

荒れ狂う、



語らない海

激昂の



揺りかごの海

黒い海


汚される海

奪う、



果てのない海

唯一の ....
晩秋の薔薇の逆光

僕らの無言が凝固する日時計

輪郭の綻びかけたモノリスの横貌

枯れた水盤の縁に小さくゆらめく追憶
隣でだれかが死んでも

予定通りに旅は続いてゆく

人生は旅なのだ

人生はやはり旅なのか

悲しみに傷ついていいのは

たぶん旅びとの俺だけさ


あの時あなたのなかに入っ ....
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