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ひとは執着から逃れられない

ひとは執着から逃れられる

執着を思わなければいいのだ


ひとつき後にはさくら花

いのちを賭けた尊い轍に

つらなる裸木が上を向く


ひ ....
検査が終わったら美容院に行こう

きょうの予定にふたつめのイベントを入れる


夜はいっしょに食事をする

今朝の地震は最近のいつものとは違った

浜通りが揺れずに山梨が揺れた

 ....
その娘はいつの間にか貴女になっていた

貴女の全部を愛しているから

こんな気持ちになれるのだろう

貴女の全部を愛してゆくから

こんな気持ちになれたのだろう


出勤中いつも ....
しっかりとした流れ星は

これまでに三回見たことがある

一回目はランニングしていたときだ

白い光の線がカッと現れて消えた

二回目はあなたと窓辺に見たあれだ

あなたも見たのか ....
新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
隣でだれかが死んでも

予定通りに旅は続いてゆく

人生は旅なのだ

人生はやはり旅なのか

悲しみに傷ついていいのは

たぶん旅びとの俺だけさ


あの時あなたのなかに入っ ....
小皿に食べかすの

干からびた梅干しがのっていた

なぜか醤油の渇いたぶつぶつのシミもあった

これ、おまえの食べかすやろ、

ぼくがそう言ったらきみは笑った


俺、梅干しデカ ....
月はたった

29日で満ち欠けを繰り返すけれど

宝くじはほんの

ひと月で当たり外れがわかるけれど


もうすこし

時間のかかることの方が

世の中には多い

クリス ....
月はひとつで

星たくさん

孤高に見える星だけど

星にはたくさん仲間がいます

でも月も

青に寄り添う

せつない愛です

それがなんだと言われても

そう思う
 ....
気持ちを放る

それを避けられる

遮断される

それで気づけよということなのだろう

でも

放った気持ちは

どこへゆけばいいのだろう

放った相手の

コレクショ ....
3時間過ごしてしまった

音楽を聴いたりぼっーとしたり

おうちに帰ると屋根のうえに

オリオン、おまえならなんて言うだろう


悪ぶってみたけれど

おまえを放っておくオスなん ....
彼女がたとえ男だったとしても

ゾウだったとしても

ぼくは彼女の存在を愛しています

今朝そう告白して

そういうことだったんだと

はじめて楽になれたような気がしました

 ....
とぼとぼと夜をこぼしながら

中途半端に高いビルに挟まれた通りをあるいた

あなたに見つからないように

ぼくだけの空気を吸うために

やさしくなれるような気がしたのは気のせいか

 ....
自殺が話題にされると
じぶんの引き出しに
自殺が入り込んで来る

まさかじぶんが
そんなこと
今は有り得ない

この実感が曖昧なことに
しばらくして気づく
自殺よ、忍び寄らないで
 ....
部室に転がっていた雑誌の表紙は手塚治虫だった
手にとって眺めていたら
女優の田中裕子のエッセイに目がとまった
もう20年以上まえ、平成元年のことだ

エッセイの内容は
ライトアップされた東 ....
孤独でもないのに

孤独のふりをして

俺いまカフェで暖められています


○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、

そんなんないやろ、でも、裏切ら ....
森未さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たましいと全身と- 吉岡ペペ ...自由詩912-3-3
土曜日- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-28
貴女の幸福- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-12-5
三回目の流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-11-27
群青の夕景- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-11-27
旅をするひと- 吉岡ペペ ...自由詩611-11-23
梅干しデカ- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-15
生きてゆく- 吉岡ペペ ...自由詩211-11-11
せつない愛- 吉岡ペペ ...自由詩711-11-10
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩1111-11-9
オリオン- 吉岡ペペ ...自由詩811-11-5
ギフト- 吉岡ペペ ...自由詩1511-11-3
夜を歩く- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-2
自殺- 吉岡ペペ ...自由詩809-12-2
気持ちいっぱいあるでしょ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-27
孤独のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-17

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