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轟音に
おびえるばかりの私には
列車そのものの
揺れになど
考えの
およぶ筈もなく

可憐な花、
それも一輪の花、
そんな風景ばかりに
こころを砕いて
いた


眺める ....
すれ違う言葉に
疲れてしまうことが
疲れ、の原因


ひとの心を気遣うはずが
我が身がもっとも大切だから
我が身のつぎに
うまく他人を愛せないか、と
右往左往で今日が行く

 ....
おだやかな海

荒れ狂う、



語らない海

激昂の



揺りかごの海

黒い海


汚される海

奪う、



果てのない海

唯一の ....
旗を介して
風を視る

枝葉を介して
風を聴く

人の心を視るならば
何を介せば良いのだろう

人の心を聴くならば
何を介せば良いのだろう


船を介して
海を描く ....
打ち上げられた
鯨みたいに

疑問符は
すべもなく
空の青さを映しだしている



怒号も慟哭も、祝福も
みな同じ音ならば

この
広い世界に満ちるものは
みな同じ水だ ....
森未さんの千波 一也さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
貨物列車- 千波 一 ...自由詩1*12-1-30
冬将軍- 千波 一 ...自由詩4*12-1-28
姿なき海- 千波 一 ...自由詩3*11-11-23
心仲人- 千波 一 ...自由詩3*11-11-22
花散る里- 千波 一 ...自由詩6*11-11-9

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