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月のない夜に
おっぱいは光る
月のない
そして男のいない夜にだけ
おっぱいは光る

女たちは皆それを知っているが
男たちは知らない
男たちだけが知らない秘密は
おっぱいの
奥にある ....
星飛雄馬のお父さんが
ちゃぶ台をひっくり返したのは
実は
たった1回らしいと
誰かがブログで話してた

怒鳴って
声を荒げて
破壊して
それは新たな怒りを呼んで
そうして
本質は ....
白いガー
ベラの鉢植え箱の中から取り出され髪の毛を存分に乱しながら居眠りから醒めた別嬪の逞しい太腿のごとき緑の葉。

「大事に
したいわ」と心の底から思い大事に大事に掌の中で温めて殺した昆虫の ....
夜明け前の道を 
自らの高鳴る鼓動を胸に秘め
歩いていく 

川に架けられた橋をわたり 
駅の改札を抜けて 
無人の列車に乗り込む 

腰掛けると 
発車を告げるベルがホームに響く  ....
1.

ずっと昔の話だけど
 
 ずっと昔、といっても2年という時間が流れただけなのだけれども
 その2年はあまりに遠く
 去っていってしまったので

ずっと昔の話だけど
よく鉄塔か ....
黒い布が飛んできた
ふわりと落ちて
黙って泣いた
風の吹くのを待ちきれず
騒いで泣いて
踏んづけられて
ずたずたに
黒い布が死んだように
横たわる
風呂敷包みのお姉さん
見ない ....
そうこうしているうちに
衣をとられてしまって
騙されているほうがよかった
と中川から帰っていった



{引用=fromAB}
7月のギラツク太陽を浴びて
どこまでもどこまでも
黙々と歩む

草の茂る石ころ道
改修なった下品な川が
白く横たわっている
白い腹に短いパンティ

もうどれくらい歩いただろう ....
大きくなったら台風になりたい

といった5歳のむすこは はたち


慣れないネクタイ締めるのももどかしく

マフラーを持っていったらという

ははおやの忠告も聴かずに


風の ....
顔をしかめて歩いている君の笑顔が見たい
それはたぶん
いや、きっと
誰もが幸せになれるものだから

すべての女の子は
幸せになるために生まれてくる
だからすべての女の子が
涙を知ってい ....
少しだけ
夢見るように
呼吸してみる
赦されているかどうか
確かめるために

わたしたちはすべて
結ばれていない
それはわかっている
結ばれることはない
それも
わかっている
 ....
見慣れない肌の子供が立っていて
おまえは苦しんで死ぬと囁くものだから
そんなもの
首を絞めたっていいじゃないか
結局のところ
君たちは知らないんだ
君たちは知らずに転げる
転げている、ろ ....
知っているのですか
あなたと
わたしが
手を合わせる
その意味を

つなぐ、と
つながれる、の
隔たりをあなたは
まるで何も
知らないかのように

この寂しさを
知ってくださ ....
法の不備
「どこよりも安く」
コロッケバーガーにポテト
七福神の女
エスカレーターなのに途中で歩かされる
イバラギじゃなくてイバラキ
円の動きだと回転軸は止まっている
下馬評通りの「サプ ....
いつも
むねからこぼれた
うけとめられずに
そとからなげた
どんなボールも
うけとめたあのひとをながめて
それでも
ひとりになってしまって
はさまれて
はじけたボールを
わたしが
 ....
ミッフィーはイラストのウサギです
ミッフィーはウサギで野ウサギではありません
ミッフィーはイラストの野ウサギでなくイラストのウサギです
ミッフィーのイラストは野ウサギでなくウサギでイラストです
 ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
 かわがながれて
 うみにつくのと
 ちがながれて
 しんぞうにとどくのと
 ちきゅうにみちができて
 あたらしいちずができるのと
 のうがはったつして
 しんけいがどんどん
 の ....
上野まで
行けるかしら


イチョウという名の銀杏
黄色がふる


「君と行きたい」と
言ってみてはだめですか


無意味な
意味のあることを
君としたい気がしたのだけれど ....
なぜ 木に豆が生るのですか?

少しだけ大人になって習い事を始めるようになったある日のこと、
黄色い葉っぱの降りしきる中に硬い何かを見つけました。
くるくると指先で遊ぶ葉を見ているのが好きでし ....
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
細胞の輪郭は
発熱に適した形なの ね
あなたの音源との距離感は
可笑しくて悲しいけれど
あなたの感覚器の滑稽な分離も
可笑しくて悲しいけれど
さらに 伝導にも適した形なの 
 ....
空が
屋根の近くまで来て
おめでとう と言う

握手しようとしたら
消えてしまった

みんな
消えてしまった
  

良くない蛙
飛べない蛙
湖で育った
七面鳥
クワガタムシの侍たちが
堂々と行進する
背高のっぽの高圧線
ぐわぁーんと唸る
風の強い日

美登利虫
泣き虫
お玉杓子
 ....
たとえば地震が起きたときに
真っ先に
何かを考える前に
眠っているあなたに
身を挺して覆い被さるように

それを何と呼べばいいのですか
恋人よ
恋人たちよ

言葉にされたものは ....
体温と体温が混じりあい
肌と肌の境界を失うように
わたしとあなたも、また
いつしか混じりあうのだろうか
それとも、また
いつまでも失い続けるのだろうか

熱的終焉の果て
触れあうこ ....
編集担当のデスクに、どんどん山が出来ていく
原稿、取材メモ、伝言、領収書、手紙、新聞
未読書類、読んだけど理解できない資料
カロリーメイト、ネクタイ、靴下かたっぽ
煙草のヤニとコーヒーによって ....
日本の子供たちの思いやりが込められた
膨大な量の千羽鶴が海を渡った
あばら骨の浮き出た子供たちは
弱々しく 震える手で
ひとつひとつ 千羽鶴を開けた

何も入っていなかった

     ....
かいつぶり 片目瞑って 飛んで行け

そらにはヒカリ 地には蜘蛛 食われる獣 食わない死人

みんなみんな大きくなった 伸びた顎髭 剃ってみろ

胡瓜の佃煮食べてみる 甘酸っぱくて ....
中吊り広告といっしょに
垂れ下がっているおじさんの
大きなあくび
ふと 幸せそう
なんて

風景が揺れて
どこからともなく
空き缶がからころと
わたしの足許に転がってきましたが
ど ....
たもつさんの未詩・独白おすすめリスト(324)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おっぱい- いとう未詩・独白606-5-11
黒魔術くらい習えばよかった- umineko未詩・独白21*06-5-4
白いガー- Six未詩・独白206-4-5
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優しい機械- いとう未詩・独白14*05-11-13
バグ呼ばわり- 吉岡孝次未詩・独白5*05-11-12
ドッジボール- 米倉瑠学未詩・独白205-10-22
ひそやかにミッフィー- いとう未詩・独白13*05-9-29
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わんだぁ- 石川未詩・独白805-9-4
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傘と白い手- いとう未詩・独白17*05-8-31
新陳代謝- A道化未詩・独白805-8-24
ノート(空)- 木立 悟未詩・独白305-8-17
塩分濃度- あおば未詩・独白1*05-8-8
愛ではない(未完の)- いとう未詩・独白1205-8-7
エントロピーの黄昏- いとう未詩・独白11*05-8-3
寓話_不可解な死_27- クリ未詩・独白305-8-2
寓話_不可解な死_26_(千羽鶴)- クリ未詩・独白20*05-8-1
かいつぶり- あおば未詩・独白4*05-7-31
肖像(一)- 前方後円 ...未詩・独白405-7-28

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