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たおれてしまったものを
たてなおすとき
きみがどう思っているのか
ぼくが
知らないとでも
思っているのかい

かえらざる
都合があり情緒がある
結構なこと
思い出は
日記と写真で ....
ゆっくりと明るい雲がせり上がり
それ以外の雲は皆うつぶせになる
降り止んだ雨は灰色
降り止まぬ雨は金色
とどまらぬ色とどまらず
とどまらぬ音ふりそそぐ



小さいものが
 ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
雨曝す心ひとつ
待つ身の程の隅々へ
ゆっくりと
行き渡るのが
夜の毒だから

ケチャップの夜は
泣き止まず
ただだらしない雨を
ひそかに運ぶ

可愛いひとを
手品の箱に
詰め ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
倒れた自転車から音は聞こえない。

コインロッカーに花束を忘れてきた。

クレーン車の輪郭が闇に消える。

花壇の整列した花々で指先を切った。

低気圧、靴紐を揺らす。

埋められ ....
子供の頃のいたずらの跡がまだ 障子に残っているから ぼくは床に伏したままでも透視することが出来る 空は曇っていて 北と南で濃淡が違う あの人は傘を持っている カラスは濡れても構わない あるいは飛び立っ .... キャンディの蒸発が
存在の危うさに
交わる午後

街は熱中症の糸を
器用に手繰り寄せて
痛覚に群れた
羽蟻を潰す

高気圧が
螺旋する堤防には
焼ける鉄板の
匂いが見える

 ....
軒下で鳴ってる
縁側ではいつも同じ場所で躓いてしまう
窓は池
今日も小さな沈黙を保ち続ける
外の通りを
笑わない男の人が歩いていく
僕らの小学校
黒板の右、日付の下では
誰かが ....
わたしが電柱に並んで立っているとき
それは危険を知らせる合図である。
速やかに立ち去り
和室の掛け軸をめくり
経路を確保しなくてはならない。

わたしは電線を引きちぎって
えび結びにする ....
公園で
重たくて透明なプレートを
持ち上げたり
降ろしたりしている
それは誰にも見えない
それは誰にも分からない

わたしは
疲れると
家に帰るふりをして
子供をあやすふりをして
 ....
 こんなにもまっすぐ前が見えて
 とにかく死にそうだ
 街路樹の下に落ちた影が
 決められてもいないのに
 光を失う
 道の先で
 郵便配達夫が方向転換する
 それ ....
自分について語れない
夕陽が野原の風にすくわれて波となる
オレンジ色に染まった水色の傘が
骨組みだけ愛してと
叫んでいる
こうやって立っていると
 ....
 ぼくはすきなひとがいていなくなって
 かなしむことができませんでした
 ぼくはおはなにみずをやるのがすきで
 まいにちそうしておはなはかれました
 ぼくにはあなが ....
  きぃ

       きぃ

  きぃ


身体ごと
時間ごと
空に放り出される


日常の中で
くすぶった思いを抱えたままの
私を放り投げる
留まろうとする
観念 ....
1
旅行者のトランクの中には死者が入ってる 閉鎖された事務所の机の下には死者が入ってる 金庫の中にも死者が入ってる 下水が道路と交差する暗くてよく見えない場所には死者が入ってる 重たくて動かす気にも ....
空き缶だらけの中から割り箸を見つけて
しかも 割れてなかったから割ってみた
それだけだ

見通すことも 燃やすこともない
トイレの壁紙はお前のシャツの柄に似てくるだろう
その薄い胸毛を 蹴 ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
 足の裏に体重がある
 芝生は必要な分だけ沈む
 暗がりの松林を背に湾岸高速が走る
 ゴミ箱と水道の蛇口には距離があって
 その間に
 水色の作業着の男が一人立ってい ....
何処か遠くの
坂を流れる
明後日の雨には
耳に馴染まぬ
ぴきぴきが
混じっています

夜の重みで
屋根は脆く
傘の骨刺さる喉が
ひどく不自由で

独りぼっちもまた
手の込んだ ....
 俺は幸せ者だった。
 そのことで
 自分が幸せであることが
 わからなくなったくらいだ。



 暇をもてあました
 老人が
 こどもたちのために
 黄色 ....
 重機工場以外の
 色が消え去って


 着陸に失敗した
 エンジン狂いの飛行機
 片翼なくし
 突端越えて
 海を燃やす。



 右に傾いた
 男の頭 ....
空き地の
錆びたエイチ鋼
水色狂気に
夕日が刺さる

眼科の前
露天の油膜
長居して
心恨んだ
バス停迷走時刻表

斜塔煙突の
複雑骨折
幽霊雑居ビル
友はくびれた屋上の
 ....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが

いい加減にすれ
と言ってしまった

こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君

ふたりで涙を流して ....
 


 駅ビルの屋上から飛び降りてから
 地面に落下するまで
 ずっと一人だった
 公衆便所の個室から伸びて外まで出てる
 トイレットペーパーが
 雨に濡れて溶けそうだ
 ....
曲がり角に沿う壁を
鳥の影がすぎてゆく
風のない午後
一羽の午後



少ない雨が来ては去り
灰は薄く街にひろがる
置き去りの光
置き去りの火



黄緑 ....
電線に止まって
人を見下ろす鴉
でさえ貴女の
髪の黒さに憧れる
夜空のように
貴女の黒髪は深く
そして遠い川のように
流れている


無邪気な子供達が
笑いながら
貴女の黒髪を ....
バラバラで、それは上下の問題ではない。波打つとか押し寄せるとかではなく、スッと入ってくるそれは曖昧な塊だけれどちぎれた雲ともすこし違って、ピントはあっている。ところでピントに気づくのはふとした時で、た ....  曇天の風のない日
 窓の向こう
 歪んで映った一本の線は
 確かに電線で
 姿も見えないのに
 鳥の声が聞こえる
 洗面所の水道が止まらない
 蛇口のひ ....
正気なうちに 帰ろう

まっかな顔で 父さんが
にこにこ と ひそっと 言う

あはは と 笑いながら
母さん に よっぽど 言われたな
私は 濃いめの お茶を入れる

 ....
A道化さんの自由詩おすすめリスト(303)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レバー引かれた- 黒川排除 ...自由詩304-8-17
残季(溢光)- 木立 悟自由詩604-8-16
ごらん、ゆうぐれる- みい自由詩68*04-8-16
思月の楽園- よつやと ...自由詩704-8-13
肉じゃが- 窪ワタル自由詩60*04-7-31
埋められた飛行機に乗っている- カンチェ ...自由詩14*04-7-30
- 黒川排除 ...自由詩504-7-28
白キャンディ- よつやと ...自由詩304-7-18
メダカ風鈴と縁側- たもつ自由詩1504-7-13
警報- 黒川排除 ...自由詩304-7-9
透き通るほど- 黒川排除 ...自由詩704-7-2
不在- カンチェ ...自由詩8*04-6-14
水色の傘- カンチェ ...自由詩6*04-6-11
ちるどしつ- カンチェ ...自由詩13*04-6-9
ブランコ- さち自由詩16*04-6-7
死者には死者の言い分を- 黒川排除 ...自由詩404-6-7
蹴りたい田中- 合耕自由詩904-6-6
すき- 砂木自由詩8*04-6-6
足の裏に体重がある- カンチェ ...自由詩904-6-1
狗月先生- よつやと ...自由詩504-5-29
影で切りつける- カンチェ ...自由詩5*04-5-27
剥離- カンチェ ...自由詩204-5-27
極星- よつやと ...自由詩404-5-22
すれ- ミサイル ...自由詩62+04-5-18
壁に沿って上昇する蝙蝠- カンチェ ...自由詩7*04-5-17
黄緑- 木立 悟自由詩704-5-17
黒髪- 和泉 輪自由詩1204-5-16
センチメンタルがやってくる- nm6自由詩8*04-5-15
蛇口のひねり方を忘れた- カンチェ ...自由詩12*04-5-10
村祭り- 砂木自由詩15*04-5-10

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