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空が割れて
夏で満たされたプールで
泳いでいる
さかなのアンテナで
誰とも触れることなく、すり抜けて
泳いでいる
すれちがう誰もさようならをうたわない


体の中心がどこなのか
わ ....
追われてゆく、陽の速度に倣って、大気は燃えている。すべての失われた魂を鎮める夏。その高温へと連れて行かれる。靴の紐がほどけている間に、素早く足裏をさらけ出し、女の後ろ髪がほどかれる間に、どうにかいまを .... 蝶紋
蝶紋
低い雷雲
まわされる手にまたたく背


水たまりを避けつづけ
硬い海にたどりつき
水平線の筆跡を追う
沈むもののための雨季を追う


錐揉む視線と滲みの ....
1学期まで
おとなしかったあの子が
不埒な夏に
持っていかれる

朝一番のプール
塩素の匂いのする更衣室

ざわめきと
流れる髪
草が薫った
自転車置き場
夏の始まりは
たし ....
        もしも君が

        ような話みたくても

        生まれてしまうまでは

        うさぎのなかで待つんだね



       ....
雨、
雨音
ヒグラシのリズム

おもむろに始る
朝のデカダンス
雨が沁み入る
抗体のしきたり

生き足りて苦痛です
滅落して遊ぶ生態は
蓄音機になりたいのだ

潰されない虫に ....
 
わごむとはとばすものですよ


この目に焼きついて離れない海岸線
手を伸ばせば届く そういう場所
波打ち際に寝転んで星を数えているというのに
あなたは僕の隣りでそんな無粋なことを言う ....
 深夜のプールに
 腹を裂いた犬の死体を浮かべた
 悪いことしてない
 したいからした
 細切れにされた僕が
 立ち尽くし
 一つしかない空の星を
 噛み砕いた
 
            あかいボールが転がる

            カーテン 

            向こうがわへと通り抜けていく

            赤い光沢が ....
夏の暑さがまっすぐに降り注いでくる。この
暑苦しさの中ですべてを腐敗させて、振り返
ることのない心を育ててゆく。流れる汗の臭
いとともに、空気が汚れてゆく。この世の混
沌を測るものがないのなら ....
は、しめっているというのに
雨は、
雨の
仄暗き
雨の奥へは。
らんららんららん

質量に囚われず
なんてつべこべいわず
我が身を笑え
されど迷うなかれ

じっとりとした空気は ....
夏の幻に消えいりそうな呼吸音
いますこし
いますこし失うものは
命のみほかはぜんぶ
あげる
あげる過去の熱

無重力する
肺をこげつかせる
ゆううつな吐露
だすあてのない
手紙机 ....
思いがけず
可笑しさがこみあげて
くるが
すぐに冷め
可能性の欠落を夢みる鋭さ

鮮やかな月に照らされて
{ルビ青灰色=せいかいしょく}の肌は
淡く
光合成を告白するが
しおりは空 ....
君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いこと ....
 あなたは、荒れ狂った、広大な砂地に足を埋めて、飛ばされないように、大時化で、ドロドロとした朝の、ドロドロとした波に打たれて、気絶する、泥土の景色のようだと、あなたは言うから、ねえ、あなたは帰 .... 通りすがりの人に頭を殴られたときに
どこかでしあわせになったあたしが
鼻血を流し、ぐらんぐらんの脳みそで
汚れる制服とアスファルトを
きれいに混ぜた

人を殺してばかりのきみの
本当は殺 ....
十二番目で
いつも言葉を間違えてしまう君は
その次の交差点では
左折ばかりを繰り返している
東京
狭い夕暮れで
夢から覚めたばかりの抜け落ちた体を
ついでのような角度でドアの隙間に潜り込 ....
  チョコレート

チョコレートの包みを
あけたのは
退屈なカエルが
土の中から這い出て
鳴いたから


  スカーフ

ほめたら{ルビ白髪=しらが}まじりの
老婆がくれた
 ....
道の途中
その曲り角の 節目ごとに
石を埋める
浅く
また深く
土を掘って
掘り出されることを予期せずに
宝石のように
ただの石を地に埋める

その上に霜が降りる
あるいは雨が降 ....
すべてのおんなのこは
みんな桃の実のようで

ピンクに染められた指先を
風が撫でてゆくたびに
わけもなく泣きたくなる
かけおりた坂道のおわりには
ボーダー柄の、夏が
波のような顔をして
手をふっていた


それから、 と言ったあとの
あのひとの声が
ノイズにのまれて、ちらちらと
散ってしまったので
 ....
いかつい アスファルトに
息のように 降り続けていた
電柱の 灯

夜の空に おしかえされた
雨に 流されている

かきん と ついてる
ガラス の 冷たさ

なじまない  ....
どうしようもないくらいの
空の返還が
わたしに帰ってきた
わたしの唇は青いことでいっぱいになる

空に着歴がある
それは長い長い数列
雲は遠くの蒸気と会話したりするけど
やがて話が尽き ....
 井戸水の表面に映った三日月の先が
 赤みどろに染まった
 折り重なった葉の上で
 崩壊をたずさえた少女の落涙
 狂いはじめた
 鈴虫の羽に
 つぶやきのような雨しずくが
 ....
 
 
 散弾銃の響きを聞きながら
 今日も眠る
 僕は殺されるかもしれない
 

 マンホールの下に
 うずくまっている
 谷底に沈んでいる
 フタをかぶされて
 沸騰 ....
 結びかけた靴の紐が
 切れた瞬間に
 砂時計の砂は
 落ちきった
 
 海が燃える
 
 
 紙飛行機の上で
 くしゃみする
 ひっかき傷のせいで
 墜落す ....
雨に濡れるのを忘れた人が、信号の前で返り血を浴びている。どんよりと、ただどんよりと生きていけ。おまえの夜の病はいまだ進行中だ。魚群探知機に映る影の人びと。探そうとしてもけっして探し当てられない影の呼吸 ....  ビルの角の一点に光があつまる
 ぼくの身体は痙攣してまるでお笑い種だ
 霧のように漂う亡霊のような人たちが
 ぼくを捕まえにくる
 できそこないの死!と
 叫びながら
 おまえら ....
 ていねいな言葉をかさねて
 だれがぼくの心を知るだろう
 ひからびたぼくの腕の中で
 目を覚ました人が
 夢を見るのはもういやだ
 と言いました
 さめたぼく ....
手首の傷 生き永らえた人類の証
滑り台を滑った後の靴に入った砂の数をかぞえて
もう自分に残された物は少ないと知る
顎から発達する上向きの旋律
ちぎれた雲からのぞく太陽
あれだっていつか消滅 ....
A道化さんの自由詩おすすめリスト(303)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
満水の夏- 望月 ゆ ...自由詩37*05-8-15
散文的な夏- 岡部淳太 ...自由詩12*05-8-15
ゆらぎ_まひる- 木立 悟自由詩205-8-13
登校日- うめバア自由詩405-8-6
うさぎのなかで- せんたく ...自由詩4*05-8-6
雨に走る- つきのい ...自由詩16*05-8-4
海のみえる浜辺で- 加藤泰清自由詩605-8-4
縦に裂ける- カンチェ ...自由詩705-8-3
カーテン- せんたく ...自由詩3*05-8-2
棒読みの歌- 岡部淳太 ...自由詩10*05-7-29
雨の晴れやかなこと- こしごえ自由詩7*05-7-28
孤独の。熱- こしごえ自由詩10*05-7-25
満月のジョーク- こしごえ自由詩10*05-7-23
子供- たもつ自由詩38*05-7-23
しろい_いきつぎ- 嘉村奈緒自由詩1605-7-20
ピラニア- みい自由詩905-7-18
トーキョータワー- 霜天自由詩4305-7-12
冬眠- こしごえ自由詩15*05-7-12
石を埋める- 岡部淳太 ...自由詩10*05-7-10
- 大覚アキ ...自由詩805-7-5
空の底- 望月 ゆ ...自由詩49*05-7-3
寄り添う- 砂木自由詩12*05-6-27
空の形- tonpekep自由詩45*05-6-25
崩壊をたずさえた少女の落涙- カンチェ ...自由詩505-6-20
こわれた背筋- カンチェ ...自由詩5*05-6-20
そらを掘る- カンチェ ...自由詩1005-6-20
蒸し焼きの雨- 岡部淳太 ...自由詩37*05-6-18
水平線上の異物- カンチェ ...自由詩205-6-18
うるおう- カンチェ ...自由詩1005-6-11
一人残らず死ねばいい- カンチェ ...自由詩3*05-6-1

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