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どういう
ことかしら
丸い物を転がすなんて
何も転がさなくっても
わたしは、ひとりよ
自転する内臓が
閃いて
新陳代謝している
ぷふ
それも
わたしの限界を
諦めず
つ ....
肌にふれる
ざわめきの波に
もういいよ
さすらうため息
とまどうことなく消した
たばこの残り火が
灰皿に冷たく燃えていく
おびただしい熱が
さみしいからだを満たす夜
かえりみ ....
ピアノの鍵盤はじける
もどらぬ深海の底に
画用紙をはみだした黒と
混じり
内出血は生まれる
願いをこめた文字に
紙やすりをかける
....
イチジクを手にとる
あなたの背中を思い出す
いつかの電車内で振った
人体骨格のねじれた手首に
無邪気な笑顔でこたえた少女
そこにみだらな星はなく
鮮烈なスタッカートが鳴り響いていたので ....
取り締まることのできない光の減少が
駅のホームに加算されていき
歩みと停止を繰り返す人影を貶める
遠近法を失い胸まで迫ってくる欠落に喘ぐのだ
やがて満たされる黒の描写の内 ....
時は無常にも過ぎてゆきますゆえ
おおきな流れを知って
現在地の私を知らなくてはなりません
息を静かにして
痛みの在りか
涙の在りか
かなしみの在りか
在りか
ひとときの微笑
つた ....
余計な毒が流れて
そんな上を空がひろがる
からだを起こせば
眼下には枯れかけた草に覆われた河川敷が
こう
何て言うか
紅葉狩りなんて別にいいよな、
てな具合に
自生していて
....
いきている
じょうねんの
むきだしの
よる
みどりごがないている
いきなかったきみのために
さらけだされている
かたくみをしずめている
どちらだ
どちらでもある
あんまりこころ ....
救急車が来ない。
だから、
ないてみた。
ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。
ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。
救急車は来ない。
周りには、
こんな ....
液体枯渇の脳に注射器を射す
崖に落ちてく列車の窓に映った
黒く変形した俺たちの姿
微塵も穢れなき青空の雷鳴を
恐れ
物陰で怯える
地面に現れた ....
アゲハのハネは夏の欠片
土の上にパリン 零れる小宇宙
落ちていたハネなんですけれど
日にさらされてか
ガラスのように かわいていて
リンプンは星屑しゃらんりん
本体は見あたらなくって
....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。
わたし、
ひとになれません。
きっとね、
得意げにまわってる
あの子は
何も話せないから
おどけてるだけなんだよ
水色の音楽の真ん中
はしゃぎ過ぎて
黄色のスカーフが
ほどけて
落ちた ....
口笛するけど音が出ない
きみはうつくしい食器を洗った手で
一枚の銀紙を折り畳む
訊ねようとしたことを
思い出すために
つらい過去も思い出し泣いた
カレンダ ....
ぼくたちの見えるところ見えないところ
繰り返される欲望の衝突のおかげで
ぼくたちはもぬけの殻になってしまった
風鈴がチリンと一つだけ鳴る
意味を終えた紙吹雪のように
....
人間の体のつくりを真似て話しながら
どこにもいない人間になれたらいいのに
ぼくらは作られたもの
あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
浮遊するゼリー
いつでも ....
ずしん
と
頭の上に何かが落っこちてきたみたい
どうすればいいか
わからなくて
押しつぶされそう
地面にめり込んでしまいそう
でも
どんなに
形を変えても
絶対に
潰れたり
壊 ....
鳥がついばむ彼方の星を
ここはどこかとうめく空
雨がしとしと名を呼びます
風にちらちら花燃やす
迷いこんだは露の中
返事をするのは うそぶく化身
いいねぇ
ねえ
舞って散るのは ....
空白に
空白が
忍び寄る
図図しい奴
弱冠の赤み
フォルムといい
テイストといい
跳びつきやすい
そして僕は
空白の上に
空白を上塗りした
ことを
忘れて
拒絶が堕落
して ....
悲しいことがあるとトイレを詰まらせて、
水浸しにするあの子。
べたべたになってしまったわ。
だって、運動靴の踵を踏んで歩いているんだもん。
反則だわ。
それが涙の代わりだと気付いたの ....
きみ越しに空を睨みつけても色が変わるはずもないのですが、
いっそのこと蛍光ピンクにでもならないかと思った次第です。
(運動靴で地を踏みしめる。じゃリ、)
そこに落ちてくるのは遮断機 ....
原形を残さないくらい
君が溶けて
トラバターになって
きいろい
思い出になって
ボクはあの日
君が夕暮れと
おんなじくらい哀しい声で
ボクは何度も
忘れようとし ....
夏暮れ
そのようにして僕らは消えていく夏の肌をなぞるようにして
曲がることを許されない光の束に手をかざします
手のひらのどこか、真ん中から赤く発光していくので
吸い込んだものを返還するように
....
夏が終わるね
少年が
風鈴の音を撒きながら走り抜けた
この胸元ではまだ 汗のビーズが貼り付いていて
蝉しぐれが落ちてくる 私たちの地上では
色付きの花々が 太陽を仰いでいるけれど
ゆきの花 ....
みじかめに
つめを切ると
ゆびさきが
やわらかくなる
そのあと
髪を洗うとき
ゆびさきが
あたまのひふと
みっせつに
ふれる
そのあと
キーを叩くとき
ゆび ....
彼女は
朝の遠いこのまちの
ちいさな刷毛で色をさしてゆく、群青
そらをぬりこくって笑う
その背中に
にじんでゆく夕焼け空を想起しました
けれどもうぜんぶ しずんでしまったから
....
サフラン色の吐息をつめた
紙風船に
虚空の稚児は
灰色の笑みを浮かべている
道なりに歩いていると
小さな星がすすり泣いていたので
モザイク柄の
傘をさしてあげた
陰った景色は
....
一篇の詩に洗われて生まれてきた
風のかおりにつつまれて
身をさらし風化して
たわむれの声を聞く
{ルビ盲=めしい}た愛を引きずって
無欲な耳は
{ルビ戯=そばえ}を咀しゃくする
....
私には保証書がない
雨は灰を帰すから
空が大地が、きらめいている
くやしい
鮮やかすぎる日中
それでも静かにお茶する。
珈琲の苦さが、じんわりと重みのなかを通過して沈み広がる
夏でも ....
行きたい
夢にまで見た
あの公園に
屋号
ぶら下がるプレート
呼ばれる過去
超高速
ピカ
落ちてくる
大音響
豪雨
超高速大音響
晴れ晴れとしてすっきりして
缶ビール
超高 ....
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