ぼくは未詩というものをついぞ書いたためしが無い。というのは別に、はっきりさせておけば未詩を書く人への軽蔑でもなければ書く気をなくさせようという意味を含んでいるものでもなくて、未詩というカテゴリーに抱 ....  彼は 全身を 金糸で縁取ったような人でした 
 スーツを着て 遠くから 歩いてくると 白檀の香りがするような人でした
 髪は 肩まであって お家では 私が三つ編みにしてあげていました 
 イン ....
私ね
たまにすごくいぢわるな事を思ったり
汚い考えを持つ そんな女の子で

それはね
誰でもそういう所あるって思っても
自分が許せなくなくて 泣きたくなる

笑ってるその裏で
全く違 ....
あの子って、ちょっと変わってるよね
普通あんなことしないもんね

あの子がこんな事件起こすなんて
学校じゃ普通の子だったのに

はじめましてこんにちわ
市内の普通の女子大生です

お ....
その宝石は 「見栄」かい?
そのバッグは 「プライド」かい?
その派手な服と化粧は 「闘争心」かい?
何だか 目がチカチカするなぁ

ふーん その指輪 500万もするんだ
なんか つまんな ....
あなたは甘えん坊で
わたしも 甘えん坊に
みえるけど
ほんとはそうじゃないわ
たぶんあなたを
抱いてあげるし
なでて あげる
あなたが好きな子
より
強いの。

わたしを見てると ....
くるくるまわった鳥たちが
おめめをまわしてうたいます
今日のお空はもえている
あしたもきっとあえるよね
ぴーちちちちち ぴーちくぱっ

おどりにおどった鳥たちが
はねを休めてうたいます
 ....
夜の闇に
匂いがしている
もう夏の
炎帝が立つ季節
限りなく見える
そんな中で
うつろいやすく
取り残されて
何を思えば
いいのだろう
少しずつ変化する
周りとともに
自分も変 ....
歩いてゆく

ふたり


でも
あなたに会うから
わたし、爪を桃色にしてみたの。

でも
歩いてゆく
ふたり

わたし、こまります。
こまります。
こまります。

だ ....

目覚めましたらそれはそれは
パパもママも窓の外を歩く人も皆
片方の手に小さな人が絡み付いていまして
乳白色の柔らかそうな人が絡み付いていました

五月に入ったばかりだったので ....
裏庭のトマトをもぐようにわたしはわたしになまえを
いくつもつける
(たとえばフランチェスカ、など)
そこにいるわたしテーブルのうえのわたし
わたしがすでにいないところにいるわたし
テーブルの ....
大天使ガブリエルがさっきから
窓の外のベランダの手すりに腰掛けて
こっち見てニヤニヤと笑っている
その右の手にはシロユリの花束
衣の胸の辺りには白い鳩が顔を出して
ガブリエルときたら大天使ど ....
彼女はびしょびしょに濡れた服を着て
この服いいでしょ
といった

ぼくは濡れてるから着替えた方がいいって
いったけど
彼女はそのうち乾くから平気だよと
まったく気にしていなかった

 ....
地下鉄で
あなたは手首だけの幽霊と手をつないでいる。
もうさびしくないね、よかった。
あなたを慰めるためだけにこの世界に生えているてのひら。
それはまるで、

薔薇のよう。
荻窪が東京のどのあたりになるのかは正確には知らない、それでももしもしあなたがJRの荻窪駅を午後7時に出られることが出来たら、あなたは午前0時までに金沢に着けることだけは俺は知っているのだけれど。

 ....
人が産まれる階段で
僕とライオンは初めてキスした
机の隙間から女の子の声がのぞいたけれど
僕とライオンは手を握ったままで

窓からは夏の光がみえる
昼間なのにここでは暗がりがたくさん
目 ....
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