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七人の敵
なんて
たいしたこと ない
きっと
把になっても
勝てや しない

ただいま・・・
・・・帰り ました
 うなだれた灰色の雲の下
 俺達の生活がベルトコンベアのように
 流れて来て流れて行く
 春を想うには遠過ぎる季節
 賑わう街は生贄にされし者を見失ってる
 吐く息の白さは
 まだ、この世 ....
世の中に横行する
様々な言説
人はそれぞれの物語を
生きている


星はまたたいて
夜の闇は
いやがおうにも澄んでいく

心は澄んでいくのに
内部は充実していく
ほとんどの言 ....
不思議だった
いつものオリオン座が
いつもよりも綺麗だった
寒い夜だというのに
しばらくの間
その輝きを見つめていた

不思議だった
いつもの霜柱が
いつもよりも美しかった
冷たい ....
流星群は行ってしまった
銀の光の尾は思ったほどの残像を残さず
地に這うものと宙空の距離を
夜という名で引き離す

星が流れる
わたしは物語として知っている、
祈りのかたちで
手を胸 ....
唇噛んできみは
嘘つきだね
本当は泣きたいくせに

街灯りに雨は白く煙って
アスファルトに伸びた
影を揺らしてる

黙ったまんまで
何を見てる
何を探してる
言葉に出来ない
夜 ....
 さえない毎日はグレー
 北風吹く財布の中
 年の終わりに振り返る
 まだまだ先の見えない生活
 やり残しの多き課題
 雑踏の中に消えていく個性
 まばらに見え隠れするのは
 等身大 ....
星を讃えよ
僕はここに生まれる
輝くものを愛しみ
ひるむことなく
ここに生まれたことを
心の種とせよ
星のきらめきを見よ

空を讃えよ
僕はここにいる
目にするものを敬い
たじろ ....
壁を自在に移動する窓
持ち歩き可能な窓

心臓に取り付けるための窓

蜃気楼だけが見える窓

窓硝子に詩を書くための窓
叩き壊しても何度でも再生する窓

脱け出すためだけの窓
忍 ....
きれいな心の人が書いた
きれいな詩は傷つく

死ななきゃいけないって言われてるみたい

あいしても
濁らないひとがいるのはなんでなの

何が違うの


心のきれいな人が作る詩
 ....
その人が生み出す詩は
言葉が前倣へをして
心地の良い感覚を保って
キチン、と整列をしているのだ

私の言葉たちよ
少し、見習ってはくれまいか。
恥知らずならよかった
恥知らずなら
人の目なんか気にしなかった
恥知らずなら
後のことなんて考えなかった
恥知らずなら
暗がりをさがしはしなかった
恥知らずなら
後ろからじゃなく正面か ....
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない


きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと

自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに


のに


祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
昨夜に限っては
悪夢にもうなされず
いっときだけ
窓をたたく雨の音を
聞いた気がする
夜の中にあって
感情を露わにしないまま
目覚めたのは幾日ぶりのことだろう
確かに雨は
濡れたアス ....
       1

十二月の眠れる月が、遅れてきた訃報に、
こわばった笑顔を見せて、
倣った白い手で、ぬれた黒髪を
乾いた空に、かきあげる。
見えるものが、切り分けられて――。
伏せられ ....
それは、青い色の小さな小さなお弁当箱
荷物の整理、してたらね
思いがけず出てきて、
小さかったあなたを思い出した。


あなたは、初めての子だったから
『幼稚園生のお弁当』なんて知らなか ....
今いる自分より
遥か遠くにいる自分を想うから
それが夢になる

夢はいつも
今の自分よりも良くて
だから
今の自分がつまらなく想えるけれど
そう想えるからこそ
夢である価値がある
 ....
商店街の呉服屋には
座敷わらしが出るんだ


『呉服屋の座敷わらし』


何年も前
近所の商店街は
七夕が近づくと
ささやかながら華やいでいた


電燈の高い所に
白と桃色 ....
 ひとひらの思い出のカケラ
 走馬灯のように右脳を走る
 凍えてぬくもり求めて歩いた我が青春
 過ちをするなとは言わないけど
 繰り返さないこと
 それこそ大事
 絶え間なく続く命の鼓動
 ....
早坂サイクルで6千円で購入した中古自転車に乗って俺は
職業安定所へ向かった。なぜ職業安定所という言葉を
使うかというと、職安の安は安定の安だ。今はハロー
ワークという愛称になっているがハローなん ....
ぼくらはいつも
見ていたんだね
同じ窓から
午後の青空
透ける葉脈
震える小枝
それらにも似た、未来

ぼくらはいつも
感じていた
同じ風を、違う感受性で

教室にいる ....
たからものが見つからない。

田んぼからの帰りに、
どこかに落としたのかもしれないと、
あちらこちらを探してみたが、
どこもかしこも空っぽで、
見つからない。

 ....
花はいつ咲くのか
花に聞いてみなければ
わからないけれど
心の花は
自分で咲かすものだから
自分に聞いてみれば
きっとわかるはず

星はいつ流れるのか
星に聞いて見なければ
わから ....
世界の権力! マクドナルド!
略称:マックあるいはマクド!
だって権力じゃないか
121もの国に店があって
たくさんの従業員がいて
そして何よりも俺たち庶民に親しまれている
これは立派な権 ....
春からひとり
流れてきた
おまえ

こんこん冬と
墨染めの宵の川は
さぞ冷たかろう

月様には出逢うたか
さぞ澄ましていたろうに
あれは誰かを
好いている

一に ....
 若き頃
 道なき道を歩いたな
 誰からも相手されずに
 涙{ルビ眼=まなこ}で恨みっこ
 自分の未熟さ所以だね
 今だから分かる若き微熱
 こうしてる今も
 振り返る日がくれば
 ....
雨が降ると
紫陽花の咲くあの場所を思い出す
カタツムリは今日も
葉っぱに隠れて雨宿りをしているのかな

高校生の頃
雨が降った日には
よく二人で放課後の音楽室で時間をつぶした
君の奏で ....
もののあはれさんの自由詩おすすめリスト(851)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生平- FUBAR自由詩3*06-12-19
たとえ小さな街の片隅でも- 山崎 風 ...自由詩706-12-19
時の環- 渡辺亘自由詩2*06-12-19
不思議だった- ぽえむ君自由詩17*06-12-18
祈りのとき- 銀猫自由詩25+*06-12-18
song- LEO自由詩22*06-12-18
それしか出来ない- 山崎 風 ...自由詩1406-12-18
全てを讃えよ- ぽえむ君自由詩15*06-12-17
窓のカタログ- 塔野夏子自由詩15*06-12-17
フェンス- とうどう ...自由詩13*06-12-17
憂鬱- 渡邊永遠自由詩5*06-12-17
- 鳥獲自由詩3*06-12-17
さらさら- さき自由詩906-12-17
なみだのつぼみ- Rin K自由詩34*06-12-17
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...- K+A自由詩6*06-12-17
風が公園で待っている- ぽえむ君自由詩13*06-12-16
冬薔薇- LEO自由詩21*06-12-16
廃船——夜明けのとき__デッサン- 前田ふむ ...自由詩29*06-12-16
弁当箱- 時雨自由詩306-12-16
夢を抱える- ぽえむ君自由詩12*06-12-16
呉服屋の座敷わらし- 蒸発王自由詩6*06-12-16
寝るより楽はなかりけり- 山崎 風 ...自由詩1006-12-16
大伽藍三十三間六十米長- 構造自由詩4*06-12-16
同じ窓から- Rin K自由詩30*06-12-16
「_たからもの。_」- PULL.自由詩10*06-12-15
きっとわかるはず- ぽえむ君自由詩10*06-12-15
世界の権力- 新守山ダ ...自由詩606-12-15
花瑞葵(はなみづき)- Rin K自由詩31*06-12-15
いっそ、異国に- 山崎 風 ...自由詩1106-12-14
「雨」- 404 not foun ...自由詩13*06-12-14

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