すべてのおすすめ
TVの中に在る"狂素"たち 己がために蜜を与え
 民との差別化を謀り 耳元で批判を叫び 民を操り 甘美な蜜と成す
傀儡となりし民は増え続け 真を知る民に民に戻されたり
 愛し ....
いっぱい入れると
足りなくて

足りない
足りない

もう
全部要らない


箱をひっくりかえして
からっぽ

いっぱいあると
足りなかったのに

何もないと
一つ ....
     「喫茶店にて 私も理解できぬ他人との会話に関する考察。」








そんなに悲しい歌を詠んでばっかりじゃ、誰にも評価されないよ。


 ....
切符はもう買った?



          たかかったけど、やっとかえたよ




あなたは幸せになれないの?



          うん、ぼくがかみさまだから ....
神の名に似た少女は
雨の日のこの晩に
ぐんなり冷たくなった
私の終わりの姿を
写真に収めに来たのか

買ったばかりの
慣れない手つきを片手に
塩化ビニールの匂いがする
傘を持って君が ....
そして、

めまぐるしい呼吸に
ふさがれる 漂白された個室 
あなたは白と孤独を分けいる 
つながりは水平線のほつれを装って
回廊の花びらを屋内に引き延ばし
いちまい 一枚

見た  ....
あまねく霄より聞こえし唄は
天使が歌う鎮魂歌
幼子の落涙は葬花の弔い
マリオネットの苦笑は生への憐憫
解けた写真に写っていたのは
狂い咲いた銀木犀
「世界の構成など易しいものだ」と
つま ....
父が僕を
食べる夢を見た

いやらしい目で
汚らしい指で
僕を食べる

なんて美しくない
なんて汚らしい
なんていやらしい

僕はどうやら
まだ幼すぎて
手も足も出ない
出 ....
凡人試験に落ちてしまったよ
冷ややかな視線、カバンの中

帰りの電車の中吊り広告
俺のことばかり、責めやがって

異端者ならば排除してくれよ
魔女狩りなら、そう、好きだっただろ
 ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
生活をここから始めます
一つ約束事

頑張ります
きっと泣きます
くじけます

いつか
隣に誰かいます

知らない街へも
恐れず往きますね

広げて広げて
たくさん愛して
 ....
期待なんてしないほど
大人になんてなれないから
寂しくなってしまうんだ。

期待に答えてなんていわないから
返事くらい欲しいって言うのは
期待だろうか。
大迷惑な遊びがある
老人のゴッコ遊びである
どうやら弱った振りをして
若者たちの
といってもほぼ全ての人の
善意を測って遊ぶ遊びである
私は偶然その遊びに巻き込まれたらしく
手を貸そうと ....
君にあげられるものは
これから先に起こりうる
希望くらいのものだよ
それもかなり不確かな。
それでもいいなら
左手をおだし。
止まった車の中で君は静かに煙草に火をつけるので
ああこれでもう終わりかなと思いました。
フロントガラスから見る外は薄暗くて少し寒そうでした。
あなたの吐いた煙草の煙は狭い車内に充満して
私の好 ....
少しだけ遠い国のお話に
泣いた女という話が有りまして
それはどんな話しかと言いますと
詳しくは知らないのですが
タイトルが気になったので
そのうち読むかもしれませんが
きっと明るい話ではな ....
ゆっくり流れた時間の中で
少しだけ遠くを見た君の目が
瞬き 瞬く

私は少し揺れているから
あなたの瞬きの風が
私のことを遠くへ飛ばした

緩やかな記憶の雨は
思い出の中で淑やかに降 ....
欲があること
人を羨むこと
にくしむこと
嬉しいと思うこと
悲しいと思うこと
楽しいと思うこと
怒りが湧くこと

恋をすること
愛を知ること
優しく出来ること
綺麗だと思うこと
 ....
結婚おめでとう
幸せになれて良かったね
これからも沢山の幸せを
いっぱい探すんだよ

結婚おめでとう
いろいろ楽しみだね
君の事はあまり知らないけれど
本当に良かったなって思うよ

 ....
布団の中から君の目が光る。
少し視線が怖いので
どうしたのとさりげなく聞く。

うちはもっと自信を持ちたいねん
と君が言うので
十分に素敵じゃないかといったら
そんなんちゃう と言う。
 ....
見慣れた君の手に
初めて触れた夜のように

触れた瞬間
想像がはじける


たった一度きり
二度とはないよ


生きた時間を
静かに込めて

見慣れた君の唇に
今初めて
 ....
スカートの端をちょっと摘んで
ひらひらと踊ってみたい。

スカートのひらひらは
朝顔みたくてなんとなく可愛い。

なんとなく可愛らしいしぐさに
ひらひらのスカートがあれば
僕はも少し
 ....
溶けて流れる苺ミルクの練乳の川
ピンクの苺のシャーベットに飾られた真っ赤な苺
そこに真っ白な練乳をかけると
まるで世界が生まれた時の様に地表を溶かし
大きな塊を動かす

これを見る子供の嬉 ....
そういえば今日
小雨のなかで
男の子と
お母さんが
散歩を
していた。

ゅうくんはじゃぼんすぅの
そういって
じゃぼんしたら
お母さんに
ぱしゃん

ゅうくんが
ごめんな ....
机の人がいた
脚がついてた
幽体離脱の
練習の真っ最中だった
汗をかいて
それでも手を振ると
余っている方の
手を振ってくれた

(2006.6.19)
薄く陽光がさしている
植物園では植物がよく育っている
今日は花が少ない、と言って
きみはラッパズイセンを植えている
母親に手を引かれた女の子が
しきりに言葉のようなもので何か話している
話 ....
父は歩き続けた
角を曲がったところで左腕を失い
コンビニの前で右腕を失い
市営住宅の駐車場で両足を失った
やがてすべてを失い
最後は昨年まで歯科医院があった空地で
一輪の花になった
 ....
たとえば勉強すること
勉強が大切なんじゃなくて
勉強することが大切だと思う事

たとえば人を好きになること
好きな事が大切なんじゃなくて
好きになれることが大切だと思う事

たとえば父 ....
笑っていれば良かった
好きなものに
好きなだけ名前を書いて良かった
右手に持てないものは
左手に持って
それでも持てなければ
空に放して
それから、かえる
透きとおった卵の日のこと ....
真実より美しく高画質
TVはスレンダーな集大成
子供たちは言葉を追いやり
想いより速い電波で交信
ロックンロールは遂にあ
時代を逆巻きリピートし始めた
情報化された恋人の冷たさに

世 ....
こめさんの未詩・独白おすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
傀儡++- 忌ノカム未詩・独白1*06-8-15
足りないの箱- 藤原有絵未詩・独白6*06-8-4
ランパルトの盲雨____________懐中日記より- 木賊ゾク未詩・独白7*06-8-3
Lonely_Heaven- 木賊ゾク未詩・独白5*06-8-2
犬と_くたびれた_ある神話- 木賊ゾク未詩・独白5*06-8-1
サナトリウムの憂鬱_- つめきり未詩・独白7*06-8-1
7番目の唄- 夏鬼未詩・独白2*06-7-26
蜘蛛ん子- プル式未詩・独白3*06-7-24
「凡人失格」- 木賊ゾク未詩・独白4*06-7-23
何を迷ってるの?- プル式未詩・独白7*06-7-21
ブドウの蔓のように続いていく- 藤原有絵未詩・独白6*06-7-20
期待なんてしないから。- プル式未詩・独白1*06-7-13
迷惑な遊び。- プル式未詩・独白2*06-7-12
ウェディングベルの- プル式未詩・独白2*06-7-8
高台の森には青い鳥が住むのか。- プル式未詩・独白4*06-7-6
よろしければ。- プル式未詩・独白6*06-7-6
私の小さな致命傷- プル式未詩・独白2*06-7-2
人間の証明- プル式未詩・独白3*06-7-1
結婚するらしいじゃない。- プル式未詩・独白5*06-6-29
財布と気持ちは軽くなる。- プル式未詩・独白3*06-6-28
愛する人に贈る口づけ- 藤原有絵未詩・独白4*06-6-28
スカート- プル式未詩・独白8*06-6-26
神様の練乳- プル式未詩・独白3*06-6-24
ぱしゃん- プル式未詩・独白6*06-6-22
練習- たもつ未詩・独白8*06-6-20
植物園の風景- たもつ未詩・独白9*06-6-19
父の日- たもつ未詩・独白16*06-6-18
タオルケット- プル式未詩・独白9*06-6-17
儀式- たもつ未詩・独白12*06-6-17
仮想現実- 藤原有絵未詩・独白3*06-6-17

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