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干あがりはじめている
眼球に満月がうつって
わたしの魚類は決起した

精度をあげた
鱗は
  鋭利になった
  鱗に覆われた
そこを掻きむしる指先は真っ赤
な爪の間に平然と住んでいる ....
今も録音してくれているのかい?
洗脳都市はサイバー・ショットのシャッター音で再生して形成してゆく。 ....
?
加速を付けようとする度にガタガタと揺れる高崎線
高速で惰行運転に入っても細かい振動は収まらず

それは日常にはありえない乗り心地で不安で
あまりに快適な運転に馴らされて居たことを知る
 ....
世界に追いつけないでいるわたしに、椅子が用意され
明日という不在について語れと言う
目を閉じたときにだけ、
かつて捨ててきた言葉たちが 戻ってくる



根を、そこここに生やしては 日々 ....
これで世界が全部終わっちゃうその日
天気は雲ひとつないピーカンで
それでいてそよ風が涼しくて
鼻歌なんか自然に出ちゃったりして
彼女と公園で待ち合わせ


世界が全部終わる日に
 ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
因果律が狂ってしまうのは
大気を覆っている精神界面活性物質のせいだって
化学部のヒトが言ってました。

でも狂ってしまった因果だって
星の動きには逆らえないって
天文学部のヒトが言 ....
とりあえず嵐は去った。
通り過ぎてしまえば、すでに遥か彼方の光ファイバー。

それでもあともう少し、アト少しだけ、きっかけが必要かもね。
この不快感はキライじゃない。

自分を削ぎ落と ....
すこし伸びすぎた爪の
深海の青い色に
星をつくる機械の部品が
ひとかけらまじっていた
それはしたたる夜空の色で
弱々しく点滅し
君のグリーンの瞳に
合図を送ったようだった


 ....
ここは電子が積もってできた海です
僕はもうずっと長い間
女の子のアルミのような髪の毛に
終わりかけの夕暮れが映るのを
見ています
それはなんだか
シベリアの雪より南極の氷より
 ....
主よ 
私は光るペンを手に 
暗闇の広がる野分を独り 
これから往かねばなりません  

そこには果てしない「無」が 
広がり・・・もしかしたら 
何も、何も、無いのかもしれません。 
 ....
メイプルソープの例の髑髏の写真を見て脳みそが後ろに転がってから前転倒立をいとも綺麗に極めてくれた頃の感覚を、僕は忘れない。携帯の音声認識に眉と静脈を顰めながらも必死にマイクに向かって叫んだことも、興味 .... 夜の片隅は 窓際に満ちていて
澄みわたった天空のオリオンと
交差しています

歴史の流れを彼なら
知っていると、したら、
交差する窓際と宇宙の果てに
言葉に似たものがあると、したら、
 ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
そすう、素直な数
こんなにもあまやかな so sweet そすう
詩になってくれるかな?

まずは
とても便利な一言から始めてみよう
「わたしたち」
そもそも約数がないので
どんな公約 ....
ヘッドライトとテールライトが決着のつくことのない
鬼ごっこをしている
大人の拙いステージを見下ろす闇に
ボクは立ってる

気配もなく片足を踏み出したなら手にするチケットは
天国行きか地獄行 ....
橋の真下
満潮の重苦しいざざ波が
明滅する光を
散り散りにする

夜景がきれい
と誰が言った?

傍を通過する
自転車と通行人

何度も取り残される

橋の向こう側に
渡 ....
わたしはじょうほうのうみのめがみである
おまえたちのアクセスを知り枝葉の言葉による意志、
意図を解析、複製された個人を呼び覚まし
膨大な量から取り出した人物像的返答を受け取っ ....
雨粒が地面にゆっくりと落下していて
そのシズクに写る果てない未来は
僕をどうしようもなく打ちのめした
一?でも踏み込む事によって現実が駆動していく
刹那程の距離でも僕等は踏み込めないんだ
本 ....
ゴトっと落としたエレクトリックギターで
緩んでさえぎられた肩掛けに
白く鳴った譜面に気づかなかった
流れる視線をした瞳

長方形のシングルジャケットたちが脳裏に
並ぶ 年内に必ず
オリコ ....
秋が呼吸を拒み、冬が明けた
硝子質の夜の底に星明りが反射する
手を伸ばせば届くような気がした
夜の底を 垣間見たような気がした

全ては傲慢な錯覚で
明けぬ夜がないのと同じように
夜を見 ....
溺れたければ、どうぞ?



初めて笑った日のことを覚えてるよ
白い肌より白い包帯に血が滲んでた
君の無感動な眼差しに背筋は寒くなったけれど
君はたわいもないことを喋りは ....
そばにいつも近く
あるものは何だろうかと
声に向かう
手の内に知りたい

たどるほどに温もりを帯び
そしてやがて熱と冷たさ
熱さと熱 温もりに
全体が早まっていく
十字の開いた二本と ....
そのレースで彼は亡くなった

何かいつもと変わった規則をひとり、
実行しているかのように
静かなポツネンとした顔見せの並びであった
前のレースまではきれいな三分戦が続いていた ....
遠い空とつながったきみが
小さな点になる
それは消失してしまいそうな
さびしい孤独であるのに
ふしぎな水色に輝いている

逆さまから立ち上がるときのきみは
やさしい速度でやってくる
淡 ....
秋の日に桜の枝を締め殺す
王冠が水に溶けて
変なの! 変なの!
明日のない海の、揺れの
静かに氷が焼け 氷柱が身体の芯に
首傾げる山脈
あなたの願いは叶うように出来てい ....
オヤマアなんと穿ったご意見
私の領域の十も上を行く
懇意丁寧なご親切が
そこまであなたを貶めたのですね

アラマアなんと尊大な知識
荒野の海を跨いだ御袴
少々糊のきつい紋切を
拒む事も ....
真新しいクレパスの
いっぽん、いっぽんに
なまえを書いてゆく
きみのなまえだ

先端恐怖症の妻は
体育着の胸に
名札を縫いつけてゆく
今日は調子がいいの、と言って

慈しみの雨が屋 ....
聴力を失ったDJフランキー・ワイルドは
視覚できる振幅を音楽に換えた
超音波は直進性に優れており
音響の異なった物質間の境界面で反射がおこる
受信までの時間を元に物質の位置を計算できる
反射 ....
書いて逆らうことを止め
暫く闇に流されてみる
空白は私を包んで
静かに冷える


蓄光時計は
カウントする
ゼロ−ワン、
光や熱の胎内で
確かに私たちは始まったが


彼 ....
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