すべてのおすすめ
おしまいと決めてひとりでながす夜 慣れたアドレス暴れるけれど


見栄張りで 豪華に嘘をついた夜 ショーウィンドウ見るのが怖い


さよならと別れを告げる友だちの 妙に気軽な声 ....
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛


前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春


球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ....
人生のリセットボタンがあったって押した誰もが覚えてなくて


しっかりと波を作れよ第一話、波乱もないまま終わらぬように


終点に行き着いた彼女バス降りてドラマは遠く走り出してる


 ....
目を閉じて君を感じる夜の音甘く静かに時の滴る



ひたひたと君が浸透した体溺れはしない自分自身に

夜の度形を変えて現れる月も今日の私を知らない

えいえいと刺すよな寒さ丸くな ....
背中から吐息まじりの抱擁に嘘と強がり脱ぎ捨てていく 



全身にキスのシャワーをくれるより心にひとつキスをちょうだい 



長い髪揺らして君を征服する今夜は男になった気分で 

 ....
左手を絡める鎖で身を飾る誇りを嘲え白い太陽


乱気流放つ引き金緩いまま「後追い禁止」の標識を刺す


置き去りの景色を胸に滲ませたセンターラインはためらいの色


逆風 ....
春はそう、不誠実にも始まってリセットボタンに手が出る日曜

不意に鳴る着信音は君からで、春が終われば設定消さなきゃ

口笛をエプリルフールに吹いてみる、嘘としておくひとつの別れ

さよ ....
約束の日が待ち遠し 指を折り 折々君への思いも募る

効率という言葉から程遠く 君待つ時はただ過ぎていく

募らせて逢う時のため凍てついた手足の固さ心に刻む

玄関に近づく足音聞きながら  ....
雪のない窓辺に指で描いてた心の傘揺れ揺れて泣く


水色の雨桃色の春橙の朝銀色の海辺の記憶
花びらが、ひとつふたつと去っていく、梅がしりぞき舞台は春に

起きぬけに「おやすみなさい」言う君へ春といっしょに僕も近づく

青空のパレット鮮やか黄緑にうすもも混ぜて春色の君

そう ....
きみのもと 光届ける 配達夫 エッチラオッチラ 銀河を超えて


約束の 証にあずかり 君の名を 帰ってこいよ Astronaut


Universe ぼくのpieceが 散らばりて ぼ ....
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
風立ちぬ寒き手紙は寒椿花ぞ散るちる紅(くれなゐ)は君



せせらぎの凍てつく青に紅を差し夕闇となる寒椿かな



寒椿君のかわりに影連れて影が消えれば指先は夜明け


 ....
駆け込めば乗れたかもしれない電車「危険ですから」我は見送る

この手から生まれた飛行機 美しくなくてもいいけど飛べその翼で

また一歩一歩と近づく頂上は私の目指す場所だったろうか

少年は ....
空中に浮かんだ花を掴みたい無理して夢を壊してみせて



顔の無いひととたくさんすれ違う朝のホームに溢れるひかり



階段があるなら上がる本当は下っているとわかっていても
 ....
空爆に叫ぶ地もあり どんよりと優雅な午後のこの一時に

雨よりももっと激しい晴れの日が過ぎていく 広い広い世界で

対岸の大病院の灯り皆消えて 天井の闇 見つめる人も

台風の接近告げる声 ....
売れるような指ではなくて、マニアックな人がこれいくら?いくら?と聞いてくるだけ


ただそんな彼女を羨んでいたんだよ?「ごめん」でこの世からいなくなるなんて


「似てる」 ....
「パトラッシュ もう疲れたよ」 ひとりごと
納期に追われ 今日も眠れず

「青」と「黒」 その名を背負う少年が
教えてくれたルーベンスの絵

名作をCR機で想い出す
大当たりから薄れ ....
無造作に枯れ花捨てる気安さで 我も誰かを傷つけ来たり

マニキュアの光は鈍く武器にすらならぬ女の小道具として

雲隠れしたのはわたし 月もまた夕雲の陰泣いているだろう

愛こそが熱の媒体  ....
赤信号を誰も見つめなくなったね みな親指にだまされてるね


液体が揺れて、右往左往している、栓の在り処は知って/いる、け/ど、//


『……言動は意味不明で取り調べは難航〜』 羨望でニ ....
カチコチの雪見だいふくに寝そべれば月が星がと夜が袖引く


工場長 小さな頃に書いた夢「はあとのピノをいっぱいつくる」


「北極に帰りたいの?」と「しろくま」のフルーツに ....
灰皿につもる吸殻 砂時計よりも確かに時を刻んで

思春期は置いてけぼりで悼みすらなく見上げいる二十歳の空よ

夕焼けに溶かされてしまえ 毎日をつくる形のあるものすべて

くすぶってむしばん ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
吾の中に沈んだ言葉掘り返す道具を空に忘れてきたり

一人でもよし我が言葉狂うほど愛する人と出会ってみたく

稚なさを勢いで継ぐ時期は過ぎ底をさぐれど我見つからず

雪降らぬあたたかき冬 成 ....
夕焼けの色 頬に下さい



過熱する愛を雪で形造るその身焦がして融けてゆく君

絡み合う糸は指で解けなくて もがけばさらに絡まってゆく

巻き髪を指で遊びくちづける君のおもちゃにな ....
「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
真っ青なダッフルコートは私より目立っていないか不安なのです






何一つ自分が見つけられなくてグリーンスリーヴス変えぬ着メロ






みんなとは違う私を見せたくて ....
コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
噴水が零した星屑かき集め君の名の星座夜空に作る


伸び始めた前髪の隙間から見えるきみは幾重にも刻まれている


まっしろなしんしんというねのなかで記憶をこわさずとどめていたい


 ....
ルナクさんの短歌おすすめリスト(715)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜に拠る- ホロウ・ ...短歌2*08-3-15
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」- ふるる短歌11*08-3-15
【短歌祭参加作品】序盤に郷愁ボタン押したら戻し方わからなくな ...- 木屋 亞 ...短歌8*08-3-14
時の滴る- さくらほ短歌10*08-3-13
抱擁- 恵理短歌5*08-3-13
逆走_〜reverse〜- Rin.短歌18*08-3-13
【短歌祭参加作品】春は不誠実にも始まって- たにがわ ...短歌1208-3-12
悲しみよ_こんばんは- 伊那 果短歌508-3-11
からあず- アイバ  ...短歌308-3-10
春といっしょに僕も近づく- たにがわ ...短歌108-3-7
流星群- 餅月兎短歌9+*08-3-5
青色遊戯- しろいろ短歌1208-3-4
寒椿- Rin.短歌9*08-3-4
いびつな箱- 伊那 果短歌5*08-3-3
如月銀河- 本木はじ ...短歌508-3-1
世界のパーツの一つとしての- 伊那 果短歌4*08-2-29
この世はクエスチョン- ピッピ短歌808-2-29
フランダースの犬- 北大路京 ...短歌9*08-2-29
別れの一日(ひとひ)- 伊那 果短歌4*08-2-27
体内にガーゼ- 石畑由紀 ...短歌208-2-27
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ラララ- しろいろ短歌908-2-25
二十歳のころ- 伊那 果短歌508-2-24
夕焼けの色_頬にください- さくらほ短歌11*08-2-22
色々色- 亜樹短歌708-2-20
じぶんがたり- 高島津諦短歌4*08-2-19
きみは東京に住んでいる- 簑田伶子短歌25*08-2-13
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
リセット- 春日短歌6*08-2-5

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