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片方の耳を塞いで
遠回りした迷路の
転んだ看板に捨てられたような
連続体じみた明後日から
一昨日へ向けて打ち出された叫びが
目の前の髪の毛をかすめて
4階の窓から見える軒下の人影
....
曇天の風のない日
窓の向こう
歪んで映った一本の線は
確かに電線で
姿も見えないのに
鳥の声が聞こえる
洗面所の水道が止まらない
蛇口のひ ....
風呂に入る前は 裸になる
これからきれいになる
通ってきて
よこ
子供ん頃から隣が冷蔵庫で
ここで服を脱ぐけれど
父親にも
裸を見せられないほど
洋服を脱いできた
風呂のお湯な ....
善導的な角張り広場を囲む覆い尽くす勝ち誇った犬どもが撒き散らす塩固まる焼かれたから不愉快な思想だ不可解な思想だ今ではあんなに冷たい胸と背中をくっつけて塩を呼吸したいハンここは誰であなたはどこだって陳腐 ....
すこし苦しんでから反吐が出そうだ。
暗闇の向こうから何かがやってくるに違いない。
よわさなんてもんを知る前に僕は、彼のことを知って
彼のことを知ってからは薄く伸ばすように彼女のことを知る。
....
5月8日於リアルタイム会議室A
参加者 山田せばすちゃん、あざれあ、nm6、川元緋呂子、折釘、サラ
誰がどの連を担当したかは例によって秘密
繰り返していることに着陸して気づかない
....
やけに小さいピンクの空は
僕がみつめても赤面しないで
御所が影に耐えているときに
向こうの空は水色だったし
きらきらの自転車に乗って段差に耐える人々
のっぽさんのビルばっかりが
そればっか ....
駅のホーム
喫煙コーナーのベンチ、夕暮れでは少女が
メールを打つ少女
メールを打っている
少女はメールを打つ
指、その速度の指で
穏やかな夕暮れ、穏やかな煙
少女よ、今、僕はカフ ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
底面の アスファルトまでも
濡らす五月の緑を
どれほど丁寧に踏みしめても
足音は奇妙に乾くのでした
その足音に含まれた 一連の私は
ぱらぱら 小さくほどけ散るところで ....
半透明なら何もきずつかないかっていうと
きずつかないこともない
そんな連想劇を支配すんの
灰が屋上のうえに溜まってゆく、
こっちの肺にも・もはや・あしたからのスケジュールとともに
見終わ ....
ある日わたしは不思議な感覚に襲われたあるいは教わることができた
それをファンタジーと呼ぶことにした
それはずっと前からファンタジーだったのかもしれないが
とにかくファンタジーはわたしの生活に ....
こぽこぽこぼれる 透明なグラスに
わたしが点滅するというのは
こういうとき なのだろうか
あふれる濃縮還元ジュースは
せつなくて
地下鉄の降り口をまちがえた
まちがったとわかっても
....
夢を見て泣いた
ひさしぶりだった
わたしはダブルベッドに
ひとり横たわり
天井を眺めていた
なんのへんてつもない
マンションの天井を
せめて天井が下がってきて
押し潰してくれた ....
多すぎる荷物から
ぼくに届け物があって
そこに宛名はない
マンゴーの月が、
高度をさげる
失速した被造物のあつまりが
またたくような夜に
吐き気をおぼえたりする
きみの虚像を打破す ....
墨の ように
雨が 落ちて
朝の駅に向かうひとびとの
ぼんやり
傘までが 喪に服している
今日失うものの分まで
悼む顔つきの 薄い朝
雨を 追いすぎて 私は
....
under送電塔、楽園ed,LuckEnd
添う藍編む...、大穴だらけのお花畑で
斜電灯光を吸う、再度の花々に
春、指音で語り×4by0.25で一人になる。
A、痛い。
廊下に落ちた西日の溜まりは
しろくしろくまぶしく
まぶしすぎると口に出すことは体の不足を認めることである気がして
目蓋薄め密かに調整しました
床板では、遠くからのピアノ音が ....
沈黙の雪をふみしめて
おしゃべりな日々をあるこう
ポケットにしまった色んなかたちを
そのときどきで見せてあげる
ぽんと弾けた、
紙ふぶきをのっけた空の向こうで
いまごろ君は泣いているかな
....
頭に小さな針で穴をあけると
容易くゼリー状の意識が入りこむ
意味を下さいって
当たり前の様に垂れ流される
ネオンサインの空
夜をごまかすのは
眠りたくないからじゃなく
オルゴ ....
そんなもの取り出さないでよ
って背中越しに彼女が言ってさ
手に持ってたワセリンを慌てて隠した
Cは苦しそうに そう笑って煙を吐いた
....
年がら年中ことばを弄ぶには
シャツの数が足りない
きみだってそのはちみつ味のキャンディで
うちくだきたい距離があるんだろう
不健康そうなエンジンのおとを聞きながら
注意深くみちばたの草を ....
私は独りで自慰をするしかなかった
匂いなら今もそこここに
残っている
けれど
本当はそんなもの
もう
何の意味もない
忘れない
ぬるい風が頬を撫でていた
あの真昼
二 ....
午睡が
目蓋をあとにして 引いた頃
残された畳は
幾重もの夕刻で磨耗して
いつしか
青みを失っていた
かつて
お伽噺の
わざとらしい色合いの湿度を
痒がって むず ....
運命線が雨
さよならする
道はみどり
くグもる街は
ガラスの塔に映る
奥二重の妊婦
婦人科の空に
末路なびかせる
現象として
なりを潜めて
わたし
人の群れに
混じる
....
暖かい泥が
甘いなら
あなた死んだ
ラーバ真似る舌
滑らかに
沸立つ夢も
明け方の
仕業にする
わたし適齢期
きたなら
飛び立ってしまうのよ
うわごとは
逃がさぬよ ....
ナット・キング・コールは
ダーリン、ダーリン。
夏日の残り香
オイスター
お蔭様で
フライパンはいびつだけれど
洗ってやらない
換気扇もつけない
オイスターは天にのぼる
右の ....
エムと出会ったのは、ちょうど海の標識が立つ四つ角を曲がった交差点だったと思っているのは記憶違いなのかもしれない。御影石が欲しいというので三つ拾ってあげたところまでは、覚えているのだけれども、その先は ....
(あらあなた 見かけより ずっと吸うのね 春の夜)
彼女は胸から乳を搾り出さないのかな、と
思いながら向かいで飲んでいた女を見ていた
僕の隣 ....
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正直、高校を卒業した時の成績はよくなかった
偏差値にして40前後
空を飛ぶ試験にうかるには絶望的な数字だった
なにしろそのころ
空を飛ぶための試験を通過するには
偏差値にして6 ....
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