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白いノートに降る
碧い文字達

白い余白に込められて

文字を持たない 言葉達が


静かに

静かに

密やかに


奏でられる

その時を

   待っている ....
たくさんの詩(うた)を綴ってきた
陽の当たらない
たくさんの詩を

だけど

無駄なものはない

駄目な子ほど 
可愛い

わたしが 褒めてあげなくちゃ
他に 褒めるひとなど  ....
庭先のチューリップに
午后のお茶を
通り雨が 注いでゆく

わたしは
ふたりで おそろいにしようと 云っていた
チューリップの形の ピンクと水色の マグカップを想い出している
砺波の チ ....
丘の上で 小さく うたたね

目覚めれば
バニラ
二年前の ジャムの気持ち

きみは いつも
ちいさな 舌で
そっと くちびる 舐めてくれたね

リードは
きみと ぼくとを 繋ぐ ....
夕暮れの町をポストに向かって歩いてく
人気ない目抜き通りへの道
工場の白い壁も
道路の白線も
うっすらと しぼったオレンジの色

何でもないのに突然
泣きたくなって
駆けだして
海へ ....
ふっと ついた ため息が

風になった

風は コスモスを 揺らして
遠くへと 視線の先よりも 向こうまで 吹いてゆく

君 住む 街まで
届くだろうか・・・

君の やわらかな  ....
moon
月は知っていた

その夜の すべてを

moon
昼は 見えなくても
そこに ある

moon
新月の夜も

その闇に 隠れて
すり抜ける
薄汚れた 奴らのことも ....
わたしは 小学生の頃
ずうっと
いじめられていました。

掃除の時間の
締め切った
理科実験室で
彼女達は
一列に列を作って
一人づつ順番に
わたしの頬を
殴ってゆきました。
 ....
最初に

小麦畑の8等星のわたしを
見つけてくれたのは
”k"さん と言う方でした。

わたしは 最初
”k"さんは
その作品から
15歳の 少女だと 思って い ....
夏子お〜
なに〜い
kiss されたあ

秋男にかあ
うん。
ディープ

よかったやん

よくないわあ
ファースト kiss やたのに〜い

それだけ
想いが 深いって こ ....
橋の上までくると
河から
海の薫りがしたので
驚いて 顔を上げる

横浜
赤煉瓦倉庫あたり
花火大会

あなたは わたしの 手を引いて
前を行く

こんなに 沢山の人の中で
 ....
ぼうや

物事には
三種の仁義と いうものが あるのよ。

バブル全盛期
汗も 涙も 散りばめて
狂ったように 踊っていても

楽しくて しかたない 振りをして
頭は 遣っていたも ....
うなじを わたる風は
なまぬるく

きみの 吐息を
想い出させる

空には でかくて
細い月

きみが たてた
背中の 爪痕のよう

息もつかずに
愛をかわす

夜露も汗 ....
源さんは 踊る。

花見の席でも
酒の宴の席でも なく

茶会にて

正座から 一礼すると
すくっと 立ち上がり
おもむろに
踊り出す・・・

源さんは 踊りが 好いとらす
 ....
きみがくれた
まがいの ルビー

左の指に 輝くよ

この指輪より 重いのは
まがいの太陽で
暖められる

ひよこ たち

本物でなくても
代わりの出来る ものがほとんど

 ....
雨は 静かだ

落ち葉の曲線の下だけ

かわいてる


下ばかり向いてても いいことないよ

誰かが 云ってたけど・・・


わたしが 欲しかったのは

ともすれば 見落と ....
眠りは

逢えない時間を

埋める為にあるの


草むらに うつぶせ・・・


こうしていると

とくん とくん

大地と わたしの 鼓動が

重なる


あなた ....
伝えたくて

伝え切れなっかった

想いを

全部

きみの胸に

届けて いたら

こんな 後悔は

なかったのだと

ずっと 思ってた。


だけど

伝 ....
サイフォンに
珈琲が 溜まりゆく 緩やかさで
共に 空が 琥珀に 染まって 暮れてゆく

今日 いちにち
草の 香りを たくさん 浴びて
遊び疲れた 彼が
その 残りが のなかで
いね ....
ふたば は いつも
笑ってる。

こんな雨の中でも

笑ってる。


バンザイ してる。


ふたば が バンザイしてるのは

より多くの 雨水を 受け止める為なんだって
 ....
河原に 並んで ふたり
座って ハーモニカを吹いていた

たど たどしい 名曲 チューリップ

ふたりの ハーモニカを 二両編成に連ねた
銀河鉄道の想い出

あの 幼き 頃は

「 ....
あえぎながら

必死で たぐり寄せた 空は
黒いビロードに 天の川さえ 輝く

美しい 夜空

掴んだ 空が
ぼくの 幻覚だったとしても

この都会(まち)にも
以前、ほんとうに ....
スターチス の花で

おままごとを したかった

だって

枯れてなお 色美しく

輪切りにすると
たくさんの

星屑が

できるから
春 の 優しい光でも

わたしには 強すぎる

どんなに やわらかな光でも

その傍らに


影 を さすから
千波 一也さんのLucy.M.千鶴さんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い詩- Lucy.M.千 ...自由詩407-10-15
いきてる_しるし- Lucy.M.千 ...自由詩207-9-3
チューリップのマグCUP- Lucy.M.千 ...自由詩507-6-1
Vanilla- Lucy.M.千 ...自由詩706-12-5
この町には海がない- Lucy.M.千 ...自由詩10*06-10-23
恋のことだま- Lucy.M.千 ...自由詩8*06-9-28
パパラッチ・ムーン- Lucy.M.千 ...自由詩4*06-9-13
肯定ペンギンの消えたコロニー- Lucy.M.千 ...自由詩12*06-9-4
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夢魔の細く_ながい舌___〜公式編〜- Lucy.M.千 ...自由詩8*06-8-29
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昔は_お立ち台で踊り狂ってた_ママの格言_〜トップ3〜- Lucy.M.千 ...自由詩9*06-8-18
8月の爪- Lucy.M.千 ...自由詩406-8-9
踊る源さん_〜茶会にて〜- Lucy.M.千 ...自由詩5*06-8-7
えんにちの裸電球- Lucy.M.千 ...自由詩306-7-21
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想いの泉- Lucy.M.千 ...自由詩4*06-7-3
パパの_いない_日曜日。- Lucy.M.千 ...自由詩3*06-6-18
ふたば- Lucy.M.千 ...自由詩3*06-5-26
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空の次項(ペイジ)- Lucy.M.千 ...自由詩2*06-4-3
おままごと- Lucy.M.千 ...自由詩2*06-4-2
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