紫の花、
紫の地平、
そんな場所の夢を見ていた
行ったことのない場所なのに何故か夢では鮮明だった
あれがラベンダー畑っていうのなら
天国に似ているなと僕は思い

夢からさめてまだ夢
で ....
無音が無音をわたる波
青空よりも遠い青空
どこへもたどりつかない坂を
息つぎだけがのぼりゆく日


雨は生まれ 雨は消え
雨は雨を巡っては消え
坂を駆ける髪と背に
翼の苗 ....
子守唄のかわりに醜い話をしてください

泣いたりしません
僕はいい子だから
その後
あなたの望み通り
静かに
眠ります

けれど

あなたの望み通り
僕は
瞼を閉じたりはしま ....
地図の上で抱き合った
そうすれば、どこへでも行けると思ったから

どこへでも行ける手軽さは
どこにもいない悲しさで
そうして、
ことばにできず
ただ抱き合った

飲みかけのペプシコー ....
凶器って

ナイフでも
銃でもなくって

コトバなんだね。
期待しないこと

望まないこと

全ては上手く廻るはず
どうせなら
完全に見捨てて

おねがい

半端にやさしくしないで

やさしくするなら
もっと
殆どの人間が
近視か遠視だ
もしくは目がない
目が飛び出して
破裂しそうな奴もいる
無論、私もその一員である

私達と世界の間には
電子機器の画面や書物
カメラのファインダーがある
 ....
事の始まりは 事の終わり

過去が終わって
未来がまた始まる

可能性が一つなくなって
新しい可能性が生まれる

事の終わりは 事の始まり
新しい何かが 生まれる時




 ....
夏は
山がすこし高くなる
祖父は麦藁帽子をとって頭をかいた


わしには何もないきに
あん山ば
おまえにやっとよ


そんな話を彼女にしたら
彼女の耳の中には海があると言った
 ....
君がチョコの包み紙で折った鶴が
私の部屋にいて
羽を休めている
君に置いてきぼりにされて
これからどこに飛んでゆこうかと考えている

触れて離れて
覚醒の夜風は君を連れ去る


 ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
あなたが不安だと嬉しい

あたしより不幸な人を探して
生きるあたし


そんなの、死んでる

.
弱気なハートブレイカー

しっかりしておくれ


(影すら愛しい、と言ったのは君だろう)

.
空わたり沈むまなざしみずたまり



二季またぎそよぐ野の墓みずたまり



何も得ず何も見ず居るみずたまり



輪を{ルビ描=か}かずめぐる生の輪みずたまり
 ....
別れ時

君に送りし鉢植えを

君枯らす時

わたしも離ろう
みずたまりにおとした
あなたがくれたとけいの
ゆらしたわたしのめと
ちいさなきおく

やわらかにかさなる
みどりのそら

あなたをまった
こもれびのないひはずっと
わたしのかさを
 ....
一人暮らしの アパートに
大きな箱が とどいたよ

野菜 果物 地場産品
お米 お茶っ葉 お手紙と
意味不明なる ふるさとの
町の指定ゴミ袋

でも なによりも うれしいは
 ....
終わりは始まりの合図

始まりは終わりの出現点

全ての物事が

ループ∞ループ∞ループ

だから

今のアタシは真っ白だけれど

無機質だけど

きっといつかは色づくはず ....
みずいろのまちで
しゃぼんだまのような
おさないひびを
かさねたぼくら

なつかしさに、
めをつむるのも
いいかもしれない

ただ

きみとぼくは
べつのいきものだったね
い ....
今までも全部嘘です風呂上り


春深し貰ったカーディガン捨てる


鳴き声に顔を上げればカタツムリ


うらめしや小龍包の破れ汁
あなたに会って
わたしひどく泣き虫になった

ふとしたことがかなしくて
ふとしたことがうれしくて

わたし、こんなに感受性豊かな人間だっけ?
知らないわたしが溢れて溢れて
あなた以上に ....
 
 その瞳
 兎のように
 澄みわたり
 熱意の炎に
 包まれている
 
 
 泣き腫れた
 紅い瞳は
 痛いほど
 君の想いを
 表していた
 
春の水濁れよ神の指触れん 彼女は脆くて     恐ろしく美しかった









「わたし 依存症なの」


僕の告白に彼女はそう答えた



不安になって 疑って


  ひどく束 ....
朝起きた時から
世界が動く
時間が動く
めまぐるしい速さで
空間は移動する

それぞれの現実と現実が
混ざってゆく
それぞれの昨日と今日を
確かめあう

その輪はどんどん大きくな ....
カタクて アオクて ニガイ時期

紺色のヨロイを脱ぎすてると

だんだんと萌え出るやわらかい息吹き

開け放たれた扉から

しなやかに たおやかに ゆっくりと

きざはし登る

 ....
しゅわしゅわ

最初の君は
刺激が強すぎて
ちょっと飲みづらい


しゅわしゅわ


ちょっと砕けて
君の思い程よく抜けて
飲みやすくなった

しゅわしゅわ

裏切りと ....
せっかくあてたパーマが
あまりにも不評だから
八つ当たりしたかったのに

?俺は好きだけどなぁ?なんて
ぼそっと言うから
もうどうでもよくなって

それくらいあなたの事
好き ....
愛よりも肩こりのツボを知っている主婦は強いぞかかってきなさい
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラベンダー- 自由詩207-11-6
坂の向こう- 木立 悟自由詩607-11-2
けれど、許してください- 太陽の獣自由詩3*07-10-28
地図- 服部聖一自由詩407-10-19
傷つくのは- 風音自由詩5*07-10-13
こころ- ANNA自由詩207-10-12
屈折- 風音自由詩4*07-10-6
必敗の歴史- 狩心自由詩7*07-9-22
事の始まり- 明楽自由詩107-9-15
つくつくぼうし- yo-yo自由詩23*07-8-17
くちづけ- さくらほ自由詩9*07-6-1
言葉のアルバム- ぽえむ君自由詩18*07-5-21
- ちいさな ...自由詩407-5-21
ひーis- ちいさな ...自由詩107-5-21
みずたまり- 木立 悟俳句1107-5-20
五月- 三条短歌207-5-20
trefoils- 高橋良幸自由詩9*07-5-17
ホームシック- 小川 葉自由詩11*07-5-12
The_story_is_ending...- 三架月 ...自由詩7*07-5-10
つみぶかい- アオゾラ ...自由詩6*07-4-17
好き勝手に川柳- しみまん川柳4*07-4-7
泣き虫- ことは自由詩407-3-31
兎の瞳- 秋桜短歌6*07-3-13
春の水- 渦巻二三 ...俳句207-2-26
依存性- 自由詩2+07-2-24
昨日と今日そして明日- ぽえむ君自由詩9*07-2-24
卒業- 渡 ひろ ...自由詩8*07-2-21
サイダー- テルテル ...自由詩2*07-2-16
口が裂けても- 優飛自由詩7*07-2-10
またまた真夜中の主婦- weed & s ...短歌3*07-2-10

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