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友達の死体を探している
死臭に耐えながら蝋燭をかざして
権力が被った正義の仮面に
喉を掻き切られたらしいんだ

血を流した空
明けそうにない明日
無邪気の死体が積み上がり
燃やされて天 ....
ひとり
またひとり
命を消した
シャボン玉のように

まだ子供だよ
多くの人が気付かぬ裏で
屍が積み重なっていく

話を聞いてくれる人がいたら
問題を解決してくれる人がいたら
い ....
ギターが欲しい
自分の詩をお気に入りのコードにのせて
大衆の前で歌えたなら
どんなに気分がいいだろう

好きなことが何か
教えてくれた
いつか君と一緒に歌いたい

どうして空が青いの ....
神の遣いの皮を剥いで
仮面にして被った
私が私になれないのは
mom、あなたのせい

私より先に病まないで
病めなくなって
離れられなくもなって
可哀想な私

何のために生きている ....
物足りないまま夜が終わる
義務感がため息をついて
孤立している
今日も明日も繰り返すだろう
しらけた朝に目を閉じる
瞼の裏側
毛細血管の色彩が
生活を急かす

これでいいのか
答え ....
わあ、と言って
吸い寄せられるように
金木犀
ぼくはきみの頸を見つめた

仄かに香り立つのがいい
近寄りすぎれば
キツイ臭いになる
ぼくと頸の距離を思う

振り返ったら
光が溢れ ....
混沌とした世界に
私は咲いた
子供の声をした大人たちが
私を摘もうとしている
逃れるために
花びらを破った
花粉を多めに振り撒いて
粘膜を冒してやった
私は貫き通す
野生であることを ....
山の間を縫うように進み
ある山の麓から
藁草履で臨む険しい道

絶壁をクライミング
滑落のスリルと
絶景の感動が拮抗する
よく登った
自分を褒めよう

滑り落ちた日もあった
もう ....
帰り道
ずっと今日のことを頭に巡らせた
君が差し出した手を
ギュッと握った
君は握ることなく
差し出したまま
思い切り握ってしまったことが
良くなかったのではないかとか
でも手を差し出 ....
ただ声を聞いただけ
水を抜かれた池に
透明な水が流れ込んでくる
いなくなったと思ってた
鯉がスイと漂う

ただ声を聞いただけ
木目のお化けが
味のある木目に見える
ずっと続くと思って ....
あなたが私を殺して
桜の木の下に埋めた
私は腐乱して桜の根に吸い上げられ
春が来る頃には薄紅色の花びらを
公衆の面前に晒して見せる

独り占めしたつもりでしょうが
私はみんなのものになっ ....
誰も傷つけずに
生きていくことは難しい
手を離すことが優しさ
そんなこともある

想像できる範囲は
自分の経験の中だけ
浅いことは
すぐに露呈してしまう

離した指先
まだ感触は ....
答えはひとつじゃない
誰も採点なんかしない
だから思うままに
自由でいいんだよ
他人と違ったって
心配なんかしないで
持って生まれた感受性
自分を信じて

テストみたいな回答で
伸 ....
散歩させてるつもりが
いつの間にか散歩させられていたの
ルーティンに弄ばれ
映えに萌えさせられ
エモさに震えさせられ
それらをタイムラインに流せば流すほど
私は仮面に覆われていった
誰か ....
あんな背中
こんな背中
そんな背中
無言で語る
表ではわからない真実
裏は雄弁
抱きしめてあげたい

自己紹介は
背中を見せてね
せなかを
せなかを

後光射すお年寄りの
 ....
ケモノ時代は見せていた
裸を隠してニンゲンを構築した
心まで隠し始めて
ニンゲンは複雑になってきた

ところがケモノ時代に隠していたはずの
ワキやVIOはツルンと露出して
恥ずかしくない ....
灰が降る空
終末の鐘が鳴り響く
血飛沫みたいな
赤い虹

生き残ることの残酷さ
滅んだものに感情はない

虹の麓を探す
そこにきっと埋まっている
あなた

生きる苦悩
噛みし ....
今の生き方を否定したら
死ぬしかないかもしれない
それでも今の生き方が嫌なら
自分が変わるしかない
どうやって

今までについた癖
消すのはムズい
取り柄が見つからない
良いところを ....
救急車が先を急いでいる
どこかで誰かが死んだ
それは自分には無関係
そうかも知れないけれど

自分が救急車で運ばれても
どこかで野垂れ死んでも
他人には無関係

関係ないから笑ってる ....
缶ビール片手に
火照った君と
まだ夏の匂いのする
宵の空気

今年もまた一緒に
思い出ひとつ増やす
提灯の灯りが照らす
うなじを見つめていると
不意に振り返る君

当たり前じゃな ....
ゼロの終わりが始まりを呼び
始まりの終わりにゼロに戻る
ずっとゼロをなぞっている
今生きてる
それも一度だけ
Y字路での選択を繰り返し
限りないそれを超えては
ゼロ地点に立たされる

 ....
宝を守ることが
幸せだったの

血みどろの凶器はクローゼットに隠して
やったのはママだからね
心配しないでね
って言わせたの

その時から凶器は宝になった

真実は幸せを壊してしま ....
知らない風景の
絵を買おう
違う世界への入り口
絵の中で
生きるを楽しむ

たらら
たらたらた

難しく感じる
生きてゆくことを
絵の力を借りて
やわらかくしていくんだ

 ....
儚いよ
過ぎゆく毎日
草臥れた帰り道
どこからか
ドレミファと
音が流れてきて
思わず見上げたんだ
ソラ
涙が出ていた
それは明るくこぼれてるから
小さな声で
シド
って呟くよ ....
遮光カーテンの隙間から
薄明かりが射し込んでいる
もう蝉が鳴きだした
命の残りをかけて

命がけじゃない一晩を過ごす
目をつぶっても眠れない
思いを巡らせるのは
もう戻らない
かつて ....
8月の終わり
空の雲は秋の形で
風に吹かれている
それでも僕ら
サンダル履いている
アイスクリームで
身体を冷やしている

今の暑さも
じきに冷めていくから
ふたりの熱量に
そっ ....
毎年職場で書かされる
自分の強み
取り柄のない僕には
苦痛の制度だ
働いていてもなお
自分を売り込んでいかなくちゃならない

強みのある人は
どんどん昇進するのだろう

自分の強み ....
シャッター商店街
賑わっていたのはいつの頃だろう
よくかまってくれたおばさんは
今何をしているだろう

丘の上から見る街は
まるでジオラマみたいだな
廃れた景色はなんだかつまらないな
 ....
ひゅーん
ぱーん
ぱぱんぱんぱん
ぱぱぱんぱぱんぱん
ひゅーんひゅーん
ぱぱぱんざざん
ばりばりばり
ひゅーん
ぱんぱぱんざりざり
ぱーんぱーん

熱い夜
炎の花が咲く
君の ....
扉から漏れる光

次の扉を開けるのは怖い

本当に変化を望んでいるのだろうか
その変化は嬉しいものとは限らない

光はいいものだと思い込んでいる
生まれてからの日々しか知らない

 ....
こしごえさんの海さんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年- 自由詩925-11-1
いのっちの電話なら- 自由詩625-10-26
いつか君と- 自由詩9*25-10-25
犠牲- 自由詩625-10-23
虚無を喰らう夜- 自由詩725-10-17
金木犀- 自由詩7*25-10-16
野生のしるし- 自由詩5*25-10-15
崖と共に- 自由詩7*25-10-12
嬉しかった- 自由詩725-10-9
天の声- 自由詩725-10-8
桜の精- 自由詩8*25-10-6
hurt- 自由詩725-9-30
がんばらなくていい- 自由詩8*25-9-29
pet- 自由詩8*25-9-28
背中- 自由詩925-9-26
バランス- 自由詩825-9-25
虹の麓- 自由詩825-9-20
ムズムズい- 自由詩10*25-9-19
無関係- 自由詩7*25-9-17
秋祭り- 自由詩725-9-8
ゼロ- 自由詩9*25-9-6
幸せ- 自由詩6*25-9-5
絵を買おう- 自由詩10*25-9-4
ソラの涙- 自由詩11*25-9-3
A.M.5:00- 自由詩11*25-9-2
8月の終わり- 自由詩9*25-8-31
自分の強み- 自由詩12+*25-8-24
私が育った街- 自由詩12*25-8-17
スターマイン- 自由詩8*25-8-3
次の扉- 自由詩625-7-28

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