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夜闇に
街道走る車、 
スロースピード
向かいの家、
明かり灯らず
ここしばらく

肉の苦に
よろめく私、
氷 噛み砕き
(ひたすら
噛み砕き)

アパート二階、
208号 ....
木々の枝葉が大きく揺れる

熱風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に
美しく浮き出すようになびく

熱いうねり 風景をかき混ぜ

世界が立ち現れる、
引き伸ばされた瞬間の光景と ....
斜光が
千年(ちとせ)の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

やっと夕暮れ、

道端に座り
さっきまでずっと
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に ....
時間の界から
永遠の界へ
移行する
時の高まりに
人は生き

足許の亀裂、
轟く雷鳴、
開く大輪の花、
時軸の横滑り、

反復される瞬間!

捉える視界を
道端の小花揺れ
 ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて

沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
在るもの在るもの

個々の輪郭、
光景に溶け込み

ながら

成っている鳴っている

意味 剥離し
新たな
意味 未生成

ながら

今宵、この小部屋にて

すべて  ....
白雲 ひとつ 
流れる

あれが私の
未知、遠い空

収束するもの
きっぱり引き裂く
対角線
ジャンプする力動に
たましい、躍る

瞬間に甦る
失われた時、
雨降りの
 ....
信じること、
力を与えられ
識ること、
自由になり
人、世界に開けていく

薄い赤、濃い赤の上
遥か三角揺れている
絵筆の動き響き渡り
肉の刻印、魂の力動
感触し感受する

名 ....
三角が揺れている、

陽の光
火の熱

直線が貫き入る、

造形の湾曲
遠さの感覚

ねばってねってこねくりまわし
造形力動し隆起し流動し木霊し

濃密な茫漠、茫漠の密度
 ....
あゝあおぞら

ひろがったね
またあえたね

途 行けば

ひらり花びら、
赤々と地に舞い落ちる

わたし ハッと

立ち止まり、

掴まえる この一瞬

あゝあおぞら ....
叫びながら舞う女
光の庭に
ひとり居て
ことば
渦巻き喘ぎながら

喉を震わせ吐き出される声に
意味はたじろぎ光に呑まれ
舞い狂う女の
光の庭
時 失う

感覚の光
思い出の ....
向かいの家の
瓦屋根は光の帯、

女の真白い背中の
剥き出しの肌は芽生えの筋、 

死んだ宇宙が新しい宇宙へと開かれ

地球の営み、
星々の営み、

太陽は死者たちの力にみなぎり ....
あなたの空に
雨は降り
震えながら
明日はない
と、
今宵だけ
あなたの胸から
流れ出る、
遡る時間
失われた記憶

寝台列車が発車する
カンカン鳴る踏切警報機、
幾つも幾つ ....
銀の街灯、
セブンイレブン、
真夜中
おでん買いに
ちくわぶ、
こんにゃく、
はんぺん、
しらたき、

天使たち
大地を蹴る
午前三時、 

わたしとあなた
銀の街灯の下、 ....
西陽射す
放課後の校門の前
茜に染まりながら
歌、うたっている
あの子はほんとは誰だっけ?

  *

思考し感情し意志する
この私という存在は
いったい何処からやって来たのか
 ....
夕焼け朝焼け、
重なるように空を領し
今、朝なのか暮れなのか
分からなくなる、 
一時の眠りから目覚め

夕暮れに
感覚の光、
遠い思い出のように
余韻を響かせ
心、理念に充たされ ....
生、次々溢れ
死、粛々と席譲る

いずれ、
私の肉体は破壊され
鉱物界に還る

この清澄な空の青に
苦痛を逃れ清明な意識、保ち

たましい、次なる過程をタドル

こと想い、
 ....
病んだ肉身に訪れる
この一日の夜、
燃え尽き
色褪せ哀し
千の耳鳴り

星月夜、
向かいの家は
灯り、橙
白々渦巻く
時に、何想う

イルカのように泳げたら
ボウイの声歌う、 ....
川辺にて
女達の洗濯する
波紋が広がり
空の青に
染まる、 
 
輪っか輪っか

ただ楽しげに眺めている、
神様が いる。
他者と共に
住むことの孤独
ひとり
住むことの
孤独

結局、
それだけなのか
人と人は
出逢い寄り添った
ときの、熱

敵は誰?なのかも
もはやわからない
洗練され尽くし ....
漆黒の
闇の静かさに
潜むもの
余白、一拍
風吹き抜け

傘がない
貴女に逢いに行かなくちゃ*
街はイルミネーション
降りしきる
雨、冬の

開ける海
初めてみた
その広漠 ....
厳しくひとり、立って生き
優しくひらき、繋がり生き

この紺碧の空の下、

移り変わる形象に
不安定な心、歯軋りし
突っ張る肉、イラついて
活魚飛び跳ねる浜辺にて
みなぎる命の香を嗅 ....
層なす雲が
冷気とともに
やって来る
空の青み、
ぽっかり
空け
うっとりゆっくり
歩を進める
わたしの
透明な足を
掬っていく

宙に浮かぶように
宙を彷徨うように

 ....
風が吹いている
風は絶えず吹いている

新たな行為をしよう
この現実に刻み込む
新たな行為をしよう

この生は死と共に終わる
君は、
生きる気力がどうしても湧かないまま
暗闇にずっ ....
青い青い空が広がった
完璧な青だ

コンビニの旗がはためいて
吹き抜ける秋風の歌が躍動する

歩き始めたばかりの幼子が
風によろけて道に倒れ泣く

溢れる涙は銀に輝く陽光の糧、
光 ....
闇の中に
雨が降る
慈愛の雨が
私を濡らす
遥か計り知れない高みから


怒りは在る
哀しみは在る
取り壊された
我が家の
更地に


疼痛のさなか
ジョン・レノンの
 ....
木々の枝葉が微かに揺れている

風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に美しく浮き出すように

さわさわ さわさわ 揺れ動く

熱い微風が風景をかき混ぜ

世界は光景となり立ち現 ....
音楽、
それは自由な魂の響き
広がりゆく光の木霊

すべては変わっていく
気付くとあなたはもう此処にいない
闇を抱えたまま宇宙へと還り
未完成のまま波に呑まれ

内底から
寄せる宇 ....
漂いながら
青空を舞う
戯れながら
青空に呑まれる

わたしはあなたを知らない
あなたはわたしを知らない

ただ肉の痛みを殺していくだけ
打ち鳴らされる世界の音群に
飛び跳ねる世界 ....
やっと静けさが訪れた
外は稲妻、内は冷房
ジョン・レノンの声が響く
夢と現の境にいるような
剥き出しの独りの魂のように
脳髄を震わす

此処が
天国だろうが地獄だろうが
構わない
 ....
こしごえさんのひだかたけしさんおすすめリスト(321)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アパート二階、208号室- ひだかた ...自由詩4*23-6-9
祝福の瞬間- ひだかた ...自由詩5*23-5-18
道端の神様(改訂)- ひだかた ...自由詩523-5-16
死生- ひだかた ...自由詩5*23-4-20
とうめいに_すみわたる(改訂)- ひだかた ...自由詩9*23-3-24
夜想19- ひだかた ...自由詩523-2-17
五行歌、だいじょうぶ- ひだかた ...自由詩423-1-30
五行歌・夜想、訥々と- ひだかた ...自由詩423-1-23
ピクニック- ひだかた ...自由詩423-1-23
あおぞら- ひだかた ...自由詩523-1-18
狂女- ひだかた ...自由詩723-1-5
種蒔く人- ひだかた ...自由詩522-12-29
かさ- ひだかた ...自由詩6*22-12-28
おでんのうた- ひだかた ...自由詩7*22-12-28
五行歌、夢中の星界にて(改訂)- ひだかた ...自由詩522-12-27
五行歌、響きの時- ひだかた ...自由詩422-12-26
包む空の青に- ひだかた ...自由詩522-12-26
五行歌、星月夜- ひだかた ...自由詩4*22-12-19
神様が_いる- ひだかた ...自由詩4*22-12-16
五行歌、暴力と愛1- ひだかた ...自由詩422-12-10
五行歌、五感の未知- ひだかた ...自由詩5*22-12-10
今日一日という海原を- ひだかた ...自由詩6*22-11-25
冷たい朝- ひだかた ...自由詩5*22-11-5
風は吹いている- ひだかた ...自由詩622-9-17
青に包まれて- ひだかた ...自由詩322-9-6
五行歌・夜闇の熱の奥に- ひだかた ...自由詩5*22-8-25
祝福の瞬間と君- ひだかた ...自由詩422-8-21
音楽- ひだかた ...自由詩6*22-8-19
出口- ひだかた ...自由詩5*22-8-11
うたは続いていく~疼痛発作の後に- ひだかた ...自由詩322-8-4

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