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ひどいことを
じつにさらさら言い募った後で

ごめん
あたし、
心を病んでるの って

えもいわれぬ大噴火を
だから布団に叩きつけた

ごめんな、
お布団
チャイムが鳴ったので玄関に出てみると
天使が立っていた
私は追われています、かくまってください
僕には断る理由もなかったから
そのまま部屋に上げた

天使は部屋に入るなり
ど ....
この宇宙のどこかで 広がる景色は
どれだけの時間を 刻み込んでいるの    

海の底に沈む 悲しい歴史は
変わらない気持ちを 物語っているの

真実の愛も 錆びついてしまえば
嘘に変わ ....
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える

君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事 ....
 いつも見る街の景色
 行き交う人の顔はすべてモノクローム 
 失った思い出に変えられるものは
 もう、この街のどこにもない

 シンクロしない切なさ
 ビックバーンの時から離れていくさだ ....
一人タバコを吸い
息を吐く
昨日はカレーを作った。

お礼に包丁のセットを
貰った
人を紹介して
貰った

人に頼りにされる
ようになった。
遊ばずよく働く
ようになった。
空から
空から靴の音がしました

夕焼けの網戸から避雷針が見えます
そしてカラスも

夕陽を見るでもなく
色のない私を見るでもなく

カラスは行きました 靴の音がしました
この身 一つ

つぶやきは 
虫がすだくように
土に溶ける

空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り

また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が

どこかで
タブラーがうね ....
迷走した夜明けが今日に辿り着いた
しまい忘れた記憶が日に焼かれ
過去になりきれなければ後悔になる

(朱の刻)

その頃眠りにつくのがいい
いろんな唄も聞こえるだろう
そ ....
愛の向こう側へ逝ってしまった、アナタ

夢見ることも未来を語ることも無く

過去の想いが昇華した姿でワタシを抱きしめようとする、アナタ

喪ってしまったものの大きさにも気づかずに

欲 ....
たとえてみるならガランドウ
気分でいえばそんなからっぽなはずが
石ころコトリ落ちていく空間もないほどに
枯れ枝はりめぐらされた
小宇宙、胸の中

新しい夢追うごとに
芽吹きの季節のたびに ....
コルトレーンのサックスが
僕のペンを踊らせて

水色のノートに
リズムを覚えた言葉達
派手に転んでは
また立ち上がる

詩がダンスなら
人生だってダンス
空白のページに
素敵な言 ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
どこにもいない

だれもしらない

いろもかたちもない

いみのないことば

みえないひと

だれもしらない

きえたひと

ひとでもない

なんでもない

 ....

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
役職は個人の放棄に近い。
役職で呼ばれて喜ぶようでは。

そこにはあなたという
個性は含まれていない。

「先生」と呼ばれることと
「人間」と呼ばれることは
言葉が違うだけで
同じく ....
たいせつなものは
いつだって砂の中。
積み上げても積み上げても
ほろほろと崩れてしまう蛍光性の粒子の奥、
そろそろとうずめてしまいたくなります。
波打ち遠く、
ひっそりとひっそりと ....
街燈の光から
裸にされた
月世界のモノローグ

夜の哀しみの
ねぐらを見据え
月光に混じりあう
葬列を往けば

緩和されゆく
視界のほつれ
伏した肩肱は
硝子の時計を踏 ....
遠く、遠く、遠いところへ
大げさな荷物、{ルビ背負=しょ}って
これから俺は旅に出る
夜明けと共に旅に出る

目の前に、道があるから
信じて、明日を、夢見て、
歩き続けるだろう、俺は
 ....
うたた寝をする為に

気付けば膨大な量の煙草に火を付けてしまった

くわえてるのに
また一本手に取った

ああ、眠いのかな

天井が白く霞む
はなれたくないよ はなれたくないよ
時間は止まることを知らずに ただ流れていく



どれだけ ふたりが 強く願い合っても
若すぎる力じゃ なにも叶えられず

君の声や仕草を深 ....
木々によるさまざな動議が
夜の土に投げ出されている
光源を追い抜く影の群れが
道を軋ませ ころがってゆく


空は三つの重なりから成り
そのどれもが朝から遠く
空は
自由 ....
最近私は 

貴方が死んでしまうような気がして怖い


貴方に宿る悲しみの青い炎は

貴方の命を そっと燃やしてしまうだろう


そして当然のごとく

貴方の美しい屍は 土に還 ....
遠くから 私を呼ぶ声がする
振り返ると そこには 大切な人たちがいた
手をふって 微笑んでいた
あのときのままで
どうして 気がつかなかったんだろう
あんなに 心寄せていたのに

いつだ ....
ぼくが辿り着いたのは
陽のあたらない街

揮発性の感情が歩かせた
その道の果て
夜行性の衝動に走らせた
くだらない羽

五月雨が心を伝う

晴れの予報は外れたが
午後には晴れた  ....
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は

思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想

神社の ....
   半熟卵の茹で時間
   花ふきんの縫い方 
   幽霊は鉄塔を登るということ
   君に教えられたいくつかのこと
   学校でも新聞でも初めて体内を往来した光も
   教えてくれなかっ ....
タコが自分の足を食べて
生き延びるみたいに
かつて 赤字続きで国鉄は
ローカル線を廃止した

頭だけになっても
足はいつかは生えてくると
だけど
本当の狙いは 頭のすげ替えだったのさ
 ....
空が横倒しになり
星が包まれるとき
そのとき私は

包丁を刻み
煉瓦で川をつくり
小麦で塔を建てるでしょう

そしてできた塔にお客をお招きし
窓際にテーブルを置いて
楽しく喧嘩する ....
 時々にしか会えない 僕の夢の友人
 友人は僕のことを全て知っていて 親友と呼ぶのに相応しい人物だ
 僕も友人のことを全て知っている
 無限とも思える夢の中で 初めて会った時に僕達は阿漕な宇宙が ....
黒田人柱さんの自由詩おすすめリスト(188)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごめんな、お布団- FUBAR自由詩7*07-6-15
天使の悪魔- なかがわ ...自由詩2*07-6-15
無言空- 北大路京 ...自由詩31*07-6-14
風葬- さくらほ自由詩13*07-6-13
爆発する切なさ- 山崎 風 ...自由詩4*07-6-13
一服- ペポパン ...自由詩7*07-6-13
カツコツ- ふく自由詩307-6-13
夕闇の- アハウ自由詩607-6-13
「朱の刻」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩7*07-6-13
亡霊への哀悼- 鈴木カル ...自由詩3*07-6-12
ガランドウ- 七尾きよ ...自由詩3*07-6-9
ダンス- Porter自由詩19*07-5-23
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
なんでもないかたちたち- ゼロスケ自由詩207-5-19
初夏- 吉田ぐん ...自由詩4307-5-17
個人名- 美琴自由詩407-5-17
砂の埋葬。- 紅魚自由詩907-5-17
葬列- たね。自由詩12*07-5-17
100、その形_【そのかたち】- 雨宮 之 ...自由詩1*07-5-17
無意味- 十朱自由詩107-5-16
さんせっと- 北大路京 ...自由詩14*07-5-16
夜と自由- 木立 悟自由詩607-5-16
剥製- めぐちみ自由詩207-5-16
慟哭- 麻生ゆり自由詩8*07-5-15
陽のあたらない街- しでん自由詩1*07-5-15
ゆうくれにガラスの世界が手招く- プル式自由詩8*07-5-14
鉄塔を登る幽霊- 錯春自由詩607-5-14
昭和六十二年四月一日- 板谷みき ...自由詩6*07-5-13
対岸- ロカニク ...自由詩4*07-5-13
夢の友人- はじめ自由詩7*07-5-13

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