すべてのおすすめ
目を閉じて
太陽が昇り
沈んでゆくように
視線を動かし
頭の裏側の出来事をみる

頂点はいつも気持ちがいい
沸点で水と水蒸気がとけあっているから
熱くまじりあっていて
苦しくてあぶな ....
近所の学校
小学校
高いところにいく
歩いていくしかない
水泳はできる
津波が来たらおしまい
辞書にも載っている
切ると助かる、喉とか
嫌いなものを食べていくうちに
 ....
 
 
海に
休日が浮かんでいる
動物園に行けなかった
象の親子にかたちが似ている
わたしたちはなぜ
檻に入りたがるのだろう
スターバックスの窓の向こう
本を読み
ノートに文字を記 ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
 
 
理髪店に備え付けられた
平方根の中で眠る犬
その耳に形のようなものがある
店主はただ黙々と
軟水で精製されたハサミを用いて
僕の髪を切り分けていく
その間、僕は不慣れな手つき ....
宵闇の空気を裂いて下りる遮断機
ドラム缶を叩く警報機の金切り声に
微かに怯える竹竿の震え
レールの向こうに蜃気楼を従えて
月色のショールを纏った女
ルージュを引いた唇を聞こうと
右 ....
植木鉢が並べられていた
山もみじとかかれていた
老人はそこに山をみていた

枯れ葉が舞う小道は
細い光りが差し込んで
枝に小さな動物を遊ばせて自然は呼吸する

はせる想いで薄くなる瞳で ....
昨日の大失敗を払拭したくて、
(そうしなければ、明日から耐えられない)
鴬谷へ。
自転車でぶらぶら、
ラブホテルを物色してると、
なんだか秋の日のいい匂いがする。
くだもののような匂い。
 ....
99円ショップは恐ろしい。
800円も持っていれば、
週末分の食料はじゅうぶんに買える。
じゃがいも一袋104円(税込み)。
パスタも300gで104円。
トマトの缶詰。
餃子18個。 ....
五歳が
小さな手で拍手すると
泡がわれる音で
リズムがはじけて
色とりどりの
風船のいぬが連なって走り出す

お子さまランチのイギリスの旗は
ご飯の上で頂上を知らせ
倒れる直前にその ....
三ミリ
ほど
白い部分が見えるまで伸びた爪

今日も放置した
自分の


誰かの爪が
食い込んだ
自分の爪より大きく厚い/turn off.



痛みには種類が、
 ....
   
    さりげない贈り物のような
   白い箱に真っ赤なリボンをあしらった
   その箱の中のような牢獄で
   私たちは 少しだけ息づいている
   美しい花々 草原 
 ....
1、
夜は
君をこわがらせないように
ゆっくりと夜になっていく

君は
君をこわがらせないように
ゆっくりと老いていく


2、
しろいくもに
しろいペンキがついている
 ....
あんまり研究がはかどったとは言えないけど、帰宅中。

まぁそう簡単に出来るなら卒研に1年かける意味がないしなぁと、帰宅中。

でもわざわざ日曜日に頑張ったのだから少しくらいは進んだはず ....
授業中にゴムで髪を縛っているとき
授業中に口をタオルで押さえてるとき
その瞬間だけまさに君だ 震えるくらいキュートで
最高の君さ イェイ!

スティッチのボールペン…
花柄のペンケース…
 ....
船着場で紫の
アメフラシのひだひだが素敵
こいきに落下してくる小さい音
左舷右舷
手がヤニで光っている
かざす指の間に夜空
羽虫が落ちたり飛び上がったり
ひだひだの
包帯の隙間から何か ....
最初の雨の火に焼かれ
槍や矢の血の頬を娶い
色なき泡を
曇へ放ち


海を消す火
ひかり鳴る海
寄せる片目
まばたきの波


黒円が重なる
白濁が白濁を射抜く ....
娘が幼稚園に入るまでに
通園バッグを縫わなければならなくなった 我が家では
まず 寸法を測って キルト地などを裁っては

思わされる 間違って絶ってはいけないと。日本語があまり
得意ではない ....
{引用=



夏がころがりおちてゆくのを
陸橋のうえから
ぼくは
ずっとみていたんだ
いつかかならずくる
嵐が
ニンジン畑のどこに潜んでいるのか
だれも知らないことが残念でなら ....
扉などあってもなくてもよくて、
それはわたしの肺が
さくばん死んだ蛾の燐粉で
みたされるのとおなじこと。(こうこつ、
通り抜ける、みどりの、さけび
それは あした
砂丘につづく列車に
骨 ....
いっぴきの蝉が
務めを終えたように 
仰向けに落ちて
空をひっかいている
親しんだ木々の幹に
戻る力はもう無い

おまえの瞳が
磨きたての宝玉のように
くろぐろと光をたたえるのが
 ....
桜の樹の下には雪が埋まっている
焼け残った桜の樹の下には
百年前の粉雪が
いよいよ冷たく固まっている
ほのかに白光を帯びて
樹の根とたわむれ
黄泉と混じり合い
はるかな夢にまどろんでいる ....
まわり疲れました
いい加減にして下さい
もうこれで最後です

後ろの正面が
誰かなんて
分かるわけないじゃないですか
だって
あなたを中心にして
150人がまわってるんですよ

 ....
 捨て猫あいさつしない

 ビール缶から雨水こぼれた

 扇風機の首が折れる

 夜が地べたを這っている

 高層ホテルが墓石

 夜中が地下を新たに作 ....
昨日をかばんに詰め終えた
坂道 秋の木立 四種類の蝉の歌
清掃工場の煙突と浄水場のタンク
ダンスを始めた稲穂たち
鎮守の丘と用水路
高速道路の高架橋
思い出の風景をぜんぶ閉じ込 ....
線路というやつはなんだって
この直線的な箱を
ねじ曲げることなく
流していけるのだろう
緩やかに曲がってくクセして


ぼくは客車のぱさぱさとした手触りの赤い
キルトのようなベッドの上 ....
二十歳はいつかの幻想だった。
思い出が時計の針を進める。
ラジオがよく響く夜があり、
蟻が部屋を這い回る朝がある。
そんな時は、がらがらの電車にずっと揺られていたい。
私が景色に語りかけるの ....
静止画像をはりつけた

壁が

光を打ちおとしたあとにひろう水鉄砲



あなたがわらうにも

わたしがこの瞬間ひとであることにも

静止画像のゼンマイは必要だった


 ....
すずめをひいた
会社に出勤途中
青空の下でひいた

フロントガラスからみえた
ちゃんと道の上を横切ったのに
なんですぐ私の車の下に引き返すの
くちばしから餌を落としちゃったのか

あ ....
谷を撫でる風、
きゅー、と声をあげる。
川が熟れ、
女に還っていく、
熱い血流。
空には蒸発した、愛の証。
ふくらむ/われる


話したこと。

罪を吸い取る、
雲について。
 ....
松岡宮さんの自由詩おすすめリスト(1198)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日曜日の光と雪- さだあい ...自由詩210-10-15
避難1- カエル自由詩310-10-15
休日- 小川 葉自由詩510-10-12
水色と光の天使たち- 吉岡ペペ ...自由詩510-10-10
海峡- たもつ自由詩810-10-9
遮断機- 寒雪自由詩210-10-8
庭の山々- 朧月自由詩6+10-10-6
秋の日の女- はだいろ自由詩7+10-10-3
10月最初の女- はだいろ自由詩610-10-2
五歳の風船のいぬ- さだあい ...自由詩710-9-25
敬虔なる- 榊 慧自由詩1110-9-22
スケッチ_1_(秋・永遠)- るか自由詩3*10-9-19
時間栽培- 昼寝ヒル ...自由詩610-9-16
帰宅中。- 敬語自由詩1+10-9-12
高校二年生のラブソング- 青木龍一 ...自由詩310-9-11
羽虫- ふるる自由詩5*10-9-10
遠透季- 木立 悟自由詩4+10-9-8
—縫い合わされるもの—- N.K.自由詩6*10-9-7
犬もみていた、夏のおわりを- 石川敬大自由詩1810-9-6
夏葬- 萩野なつ ...自由詩1310-9-4
夏が挽く歌- 橘あまね自由詩2610-9-2
桜の樹の下には- 春日線香自由詩210-8-31
カゴメはカゴメ- 花形新次自由詩4*10-8-30
ジャスタ_モメント- ヨルノテ ...自由詩110-8-29
夜に歩けば- 橘あまね自由詩910-8-26
リトルナゴヤとカブトムシーズの冒険-1- 水町綜助自由詩7*10-8-25
飛躍- 桐谷隼斗自由詩210-8-23
植物- 乾 加津 ...自由詩3*10-8-19
けど_でも- 砂木自由詩10+*10-8-19
聖なる欲望- 桐谷隼斗自由詩110-8-18

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