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路地裏にほこり立たぬがビー玉の雨あられ降るときの夕暮れ
もしチューハイ一杯だけでも云えるなら「死ぬまでいっしょね」花一匁
リンゴが落ちるのには訳がある
人生をかけて解き明かした者がいる
解き明かさねばならない理由は
どこにあったのだろうか
解き明かせない物が胸の中にある
解き明かせば人は置き換えられてしまう ....
お手伝いすればおやつが賑やかにになった小学夏休み昼
田んぼには大きな声で僕を撃つ凄い笑顔の神さまが居る
優しさの
数だけ平和になれるなら
ひとみな優しくなりたい泣き声
闇よりも
悲しい孤独があるのなら
夕闇咳するたれも来ぬ道
罪さえも
笑って許してあげるとか
大嘘 ....
ほのか
目のまえに
そろそろ終わりがみえる夜
桜降る道 手を繋ぎゆく
いちめんの
向日葵が
満面笑って軽やかに
君の匂いがする 風が吹く
き ....
帰省
十三年
ぶりに自宅の庭でする
花火のあとの西瓜は半月
家路
ひとびとが
夕暮れ色に染まりゆく
家路の端のパチ屋の金魚
もしかして
いま蘇つてくれたとて
も壱度ホンキて恋せるだらうか
ぬるま湯の夢を見ている午後の庭わたしに触って愛とか言ってよ
嘘だからどこまでも行ける私達、アイスクリームより溶けたね
瓶詰のため息を飾る輝いて直視できない君の窓辺に
延々とつづく鳥居を孤りいきたどり着いたら晴れ渡る空
ガラス貼りそんな恋なら恋なんてしなくていいと逆ギレしたヤツ
闇夜なら闇に紛れて闇に成りそのまま消えてしまいたくなる
行列やキャンペーンとかポイントを横目で眺めて歩 ....
『初めての』ひとがなぜだか好きになる
理由は知らないただ好きなだけ
今プール開きに沸いてる甲高い
声の未来よ新しくあれ
痺れ出すこころの少し深いとこ
キライと云われた ....
なぜひとが私を好きになるのかが
わからないまま影をみている
点数をつけて喜ぶわけもなく
つけられたらでもほんのり赤らむ
その早いすべての動作に立ち遅れ
一番好き ....
缶切りできみのこころを開けてゆく 指を切りつつざくざく進む
雨の子になってみたいな 魂が渇くことなく笑えるでしょう
レインツリー 逃げ込んだなら枝の下 母に似た君に会える気がする
さぼてんが奏でる音色レインスティック 何かと問う声ふるえは止まず
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