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さなぎになることにした
沈黙と言う薄い布をまとう
触れないで下さい
生まれる前に蝶が死ぬわ
実は僕
あんたの事
5回殺してるんですよね

ええ、頭ん中で想像して

だから罪にはなりません
心の積荷は少々重いですけれど

まぁ、現実にあんたが生きているのは
僕の想像力のお陰 ....
覚えたての九九を妻が口ずさむ
大切なものは奪われても
忘れなければいいのよと妻が歌う
夕暮れ前に一瞬空が明るくなり
テーブルのりんごやみかんやバナナが色を手に入れた
頬杖つきながら
文 ....
目のまわりが充分に黒ずんでいるから
メイクはしないむしろもっと顔色を悪くしたい
歯はおあつらえむきにぼろぼろ
煙草吸うから脂できたない
昨日から何にも食べていないから
うまいことやつれて頬が ....
わたし、このままでもいい?

と言った 僕の 恋人 の首筋を見て
僕は 自分の背筋が 凍る のがわかった

薄ら寒くなる陽気 の 中で 彼女の放つ空気は すぅっ として
水色と桃色の合わさ ....
軽犯罪の発生率がとんでもなく高い
いわゆる要注意都市
そこに私はずっと暮らしている

千代田線各駅停車
マッドシティあたりに暮らす人間は
みなそう呼ぶが
本当は常磐線なんだ
東京メトロ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
晴れ、のち
そこで途切れてしまったので
新聞をひらいてみるけれど
晴れ、のち
そこから先が空欄になってしまう
捜索願
明日の空模様はどのあたりで行方不明でしょう


夜中
日付を越 ....
使えないものがある
持っていないのではなくて
使えない
使い方を知らないのではなくて
使えない
使える状態に保存してあるけれど
使えない
使わないのではなくて
使えない

相当に苛 ....
冬のこの温度で溶けないわだかまりは
今日のさよならに続く言葉を消してしまう

今、富士山が
そこにある夕日やちぎれ雲が
ぼくらをうわさしている時に
愛についてテツガクしている君がいたら
 ....
想像するだけで
素晴らしい世界になるような
幻想の罪やいかに

僕はジョン・レノンなんか嫌いだ
ヤツの歌を口ずさみ
ラヴ&ピースなどと口にする連中が
地道に働くしかない僕達を指差 ....
I hate that shit. I hate that.
If you talkin' about love so much,
I gonna die. Don make me fool.
 ....
ねぇ、ママ
ねぇ、ママ

昨日漁師さんがこういったの
「おまえは正真正銘本マグロだ」
って。

でも、ママ

あたいはマグロなんかじゃない
きれいに揺れる いそぎんちゃくだよ

 ....
いつかあなたが送ってくれた風の便りは
愚直に曲がった目に滲む文字で語られていた

あなたが求める
友愛と平和を・・・
その冬の暖炉を思わせる声で

もっと語ってほしかった・・・
もっと ....
2度目の冬

今朝
あの日と 同じ
目が覚めると 電話

「もしもし 俺」


「うん」
そうとだけ言うと
ほっとして

困ったようなやさしい苦笑が見えた
39回目の長 ....
ジンライムが詩を書くよ
妹が詩をしたためるよ
父が放屁で空気に色をつけるよ
母が韻を踏むよ

あたしはここにいるよ



仕事中 誠実 向き合う 多量ワーク
ふと気になる 現代詩フ ....
腹が泣く

腹が泣く

簡単すぎる

いのち

小さすぎる

いのち

未熟すぎた

わたし

生かせてもらえた

この命

生まれて

泣けた

 ....
ホールケーキ食べたい
丸ごと一個食べたい
ひとり占めしたい

ホールケーキ食べたい
食べきれないけれど
その残ったケーキを投げ捨てたい

見せつけてやりたい
先進国に生きる私
私は ....
どうにもこうにも
犬の糞をふんずけてしまった時みたいに
マヌケだ
きれいにかしこまった感じで
「どうでもいいよ」と
受話器からのご返事
ああ
がぶがぶとポカリでも飲んで
その後ティラミ ....
ステンレスキッチンに置かれた
一枚の紙切れ
強烈に窓からそそがれる
陽射しにめまいしながら
水をのんだ
昼の電波網では
とにかく男と女が終止
運命の出会いをくり返している
のに中庭には ....
空が一人で降りてくる事の無いよう
山がいたりします


雲が寂しがらないよう
風が一緒に流れます


木の幹が温かいよう
日が優しく話しかけます



全部優しくつながってる ....
 少しだけのしあわせなら正解です
 屋上の端っこで見上げる夜空の月は
 名もなき白い花の花弁がめくれるほど
 唐突にこわいのです
 こわさの延長線上にすでに伏せ字になって
 しま ....
不意に
香り
する時ある

身体を
幾度も洗い

新しい
香りもつけているのに

こんなにも

意識が震える程
私は
一人であるのに

毛穴に
体中に

 ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか

いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
夕暮れ時のトイレで俺は
花子を殴る
ドリフの大爆笑のオープニングテーマを高らかに歌い
俺は花子を殴り続ける
だって、お化けだぜえ、恐怖だぜえ、恐いんだぜえ
俺は花子を殴る
花子は微 ....
ベランダにある
枯れた花を見る

誰からも忘れられた花を

いつもらったんだろう?
誰にもらった?
自分で買った?

真っ青な空の下
枯れた花のアンバランスさが
妙にあっていて
 ....
 
トンネルに入ると僕と弟は息をとめた。
車窓越しに流れていくオレンジ色のランプをながめていた。
出口はまだ見えない。

出口が遠くに見えはじめた。僕と弟は苦しくなりはじめ、
父はアクセル ....
娘よ
すまない
おまえが初めて空気を吸った時も

おまえが冷えた
つま先抱えて
泣いていた時も

25年間
父さん
おまえにとって
死んでいたのだろう

混んだデパートで ....
よく晴れた休日の朝は早起きしよう
カーテンから漏れるあたたかな日差しを肩にうけ
少し濃い目の
コーヒーでも飲みながら
酒を飲んでいると
昼過ぎくらいにはもう
べろんべろん
なぜかテレビが ....
君の子宮をコンドームに包まれた僕のペニスが出入りする
君の喘ぎ声と 僕の汗と 君の唇と 僕の中指と 君の乳房と 僕の肋骨と
全てを重ねて絡み合わせて ぐちょぐちょに どろどろに ねちねちと ずくず ....
サツキさんの自由詩おすすめリスト(181)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
delicacy- RT自由詩1004-12-22
想像殺人- たいにぃ ...自由詩11*04-12-15
九九- カンチェ ...自由詩1104-12-14
夜明け前- 佐々宝砂自由詩6*04-12-14
金曜_午後_交差点_で_君は言う- 吉原 麻自由詩2*04-12-13
マッドシティからこんにちは- マスイジ ...自由詩5*04-12-13
十階の家族- たもつ自由詩101+*04-12-11
晴れ、のち- 霜天自由詩704-12-11
使えないもの- 佐々宝砂自由詩5*04-12-10
夕暮れチョコレェト- ソラノツ ...自由詩1*04-12-9
ジョン・レノンなんか嫌いだ- 紀ノ川つ ...自由詩704-12-8
Hate_you.- 虹村 凌自由詩3*04-12-8
本マグロ- めぐみ自由詩7*04-12-7
今宵_夜空には釘の音が響きわたり_〜追悼・武力也〜- 服部 剛自由詩7*04-12-7
2度目の冬- ひびき自由詩8*04-12-7
ジンライムよ- めぐみ自由詩4*04-12-6
いのちの面影- 月山一天自由詩604-12-6
ホールケーキ- マスイジ ...自由詩3*04-12-4
鼻でわらえ- ミネ自由詩9*04-12-4
「大目に_二合水」- ミネ自由詩8*04-12-4
つながり- ふく自由詩6*04-12-3
- カンチェ ...自由詩804-12-3
呼吸、できない- 月山一天自由詩7*04-12-3
レム睡眠- チアーヌ自由詩1604-12-3
トイレの花子- たもつ自由詩1704-12-3
12月の晴れた空の下で- ヤマト自由詩3*04-12-2
息をとめて- 渡邉建志自由詩10*04-12-2
娘よ- 月山一天自由詩15*04-12-1
人生の酒__- 不老産兄 ...自由詩1*04-12-1
コンドームの唄- YASU自由詩12*04-12-1

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