すべてのおすすめ
(まさに、手を替え品を替え
といったところか
いろいろな声で鳴くんやなぁ)

飯食いながら、
網戸に両手で張りつくそいつを見ていた


「このっ、かわいくない
一ヶ月も餌あげとるのに ....
箱買いしたカフェ・ラテも切れたし
麩菓子を買うお金も無くなったので
スーパーで製氷機の氷を
分けてもらうことも出来ない
また生温かい水道水と
電子タバコだけの
侘しい生活に逆戻りだ
カフ ....
ボックス席で揺られる隣の空白に
もらった指定席の切符の意味を問うた
停車して乗り込んでくる一時の交流の先
待つのは一人きりの終わりなのに
何を信じると言うの
医者か神かお前か
どうせ暗闇な ....
キミが悲しい気分になったら、昼でも夜でも、

満月が現れ、キミを応援する

キミがなんだかやる気がないとき

十匹のオオカミが現れ、キミを囲んで遠吠えをする

とりあえず、そんなシステ ....
G線上のアリアを聴きながら
過ぎた日の思い出に
想いを馳せる
君は今、何してる
コロナ禍の元
遥かソフィアの空の下で

君の視線を
懐かしく思い返す
君が差し出した
暖かな、一杯の ....
アルマイトの弁当箱には
頭の焼け焦げたメザシが
白い飯の上に載っていた
梅干しが隅に添えてある
崩れた厚焼き卵もあった
新聞紙に包まれた弁当は
開ける前から魚臭かった
あまりにも見栄えが ....
過ちはどこから
一滴でも王冠が生まれる
祝福が生まれる
歓声
うたが
はじまる





聖母は
吸音室の中で
腫れた乳房を持て余し
途方に暮れた

うたごえは聞 ....
もういいのです
きみは鼻血をださないように

恋も科学なのです
かったるいものもぶっ飛ばして
でも恋は愛よりもましかもしれません

たくさんの恋の集積と
未知の涙や動揺とともに
初め ....
  章魚の 小道に
  イデアの 紙吹雪く

  わたしは歯
  あなたは顎
  おおいかぶさる
  ぬるい 数

  おそい 雪
  わたしは峠
  あなたは蹄
  云 ....
そうやっていつも気づかないふりで逃げる
上手く逃げたと思っていても
いつかは対峙する時が来るものだ
ひとり
佇んでいたプールサイドは
夏の光に汚れて立つのがやっとだった
きみが
手のひら ....
 私は今だに電車通勤してる普通のお疲れモードの
おっさん会社員なので元気な若者に憧れているだけ
なのかもしれませんが、元気な若者 = アスリート
ではないことぐらいは知っていて、それでも、政治 ....
暮らしを愛せる
ただ目覚めが良かっただけで

苦手な料理が重くない
砂糖ばかりに頼ってない

「足がある」
椅子が教えてくれた
だから外へ出る

町の人たちのように
いつか苦 ....
今日ワクチン接種二回目
るんるん気分にはなれない

副反応予想は
発熱倦怠感

1回目はちまたの噂通り
接種した方の腕の痛み凄かった

予約した病院の看護婦さん
白衣の下着透けてた ....
{ルビその日こそ=ディーエス・イレ} {ルビたみの怒りの日=ディーエス・イラ}!
悪徳なるもの 全て裁かれ 炎の中!

我らは憩う かみの庭
食卓を囲み笑う 感謝の中
利権に血迷う 金の亡者 ....
僕たちは妄想を充分に知ってしまった
僕たちは世界中の女性に憧れてしまった

僕たちは愛されない苦痛を知っている
僕たちは自分であることにときどき疲れてしまう

自分の番地を持たない君とは友 ....
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら

いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか

永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
 ....
昨年のこと
とある詩のコンクールの審査を依頼されて
はい、はい。と気軽に引き受けた
どうせボランティアなんだから
身構えるほどの責任もないだろうし
兎にも角にも
年金詩人は暇だったのだ
 ....
{引用=追憶儀礼}
二人の時間はまだらに溶けて
いることすらも忘れてしまう
美しい他者 異なる種族
愛はアルビノ ひそやかな野性





{引用=お茶碗欠いたの}
月は隠れてR ....
   自分をいい人間だと思ったことはない
   薄っぺらいし 騙し騙し 取り繕ってきた
   でも たまには僕の鼓動に合わせてくれないか
   と甘えている間に
   犬が餌を強請る。
 ....
十四歳のある日
ぼくは
あらゆるものが
きっとこのままなのだ、ということに
気がついた
ひとは、ある種の
限られたコミュニテイは
このまま
もう
どこにも
行くことはないの ....
にくたらしい、
そんな奴のことはわすれて
今夜はスキヤキ、作ったるねん
でも、ちょこっと懐がさびしいから
肉なしでスキヤキしたろ

葱は買わんでもよろしいわ
ちょっとお隣さん、
スキヤ ....
そのとき私は十六歳で
まだ何も罪は犯していないと思っていた

電車に乗って席に座ろうとしても空いていなかったので
つり革をつかんだ
そして
向き合った席にいる人の姿に
私は驚いて
目が ....
誰も帰らない家が在った
十年ぶりに男が一人帰った
その家を壊す支度に
雑草に覆われ
壁は罅割れ色褪せ


繁栄の代償に
突然選ばれた家族
怒りは擦れ違う
日々が過ぎても
これで癒 ....
大好きな女と離島で暮らす
大嫌いな奴と仕事をする

愛情たっぷりの野菜を食べる
つまらないことでも悩むのだけれどもね

まあ確かにいいかなって
とても酷薄な人生のやり口だ

計画経済 ....
そりゃあ
ガトーショコラのほうが
おいしいでしょう

もちろん
ザッハトルテのほうが
豪華でしょう

でも
毎日食べるとなると
チョコパイさ

値段も
パーティーパックを買え ....
昨日、冬季休暇の残っていた1日を、
2月までに取らないと消えてしまうということだから、
本当はもっと後にしたかったけれど、取ることにして、取った

貴重な、自由な日だから、やりたいことを、
 ....
太陽が煮崩れてゆくよ

刻一刻と、取り返しがつかない程に

肉じゃがには男爵ではなくメークインだと

そう母は教えてくれたのに

きっと僕が買い間違えてしまったせいだ

だから ....
中華街で食う

春節の肉団子は旨い

肉をこねて

揚げて

煮込んで

茶色の大きなかたまりに

春の息吹が押し込まれてる

たっぷりとした汁の中で

白菜やら

 ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
プールの底からみえる
陽にゆれる水面
一篇の詩さえ
書けないってどういう事だろう
浮上とは何です、この場合
ミューズよ
福岡朔さんの自由詩おすすめリスト(503)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
野良猫- 印あかり自由詩6*21-10-24
貧乏詩人の生活- ジム・プ ...自由詩3*21-9-20
空席- ブルーベ ...自由詩121-9-19
System- 墨晶自由詩3*21-9-19
愛しいイザベラへ- ジム・プ ...自由詩2*21-9-18
メザシの弁当- atsuchan69自由詩13*21-9-17
サーキュラ- ブルーベ ...自由詩221-9-17
きみに- 梅昆布茶自由詩1521-9-17
章魚- 草野春心自由詩321-9-16
夏声- ふるる自由詩8*21-9-14
麻生太郎さんも森善朗さんも詩人ではない- 足立らど ...自由詩4*21-9-12
くらす- 木葉 揺自由詩13*21-9-11
多分たぶんウルトラセブン- こたきひ ...自由詩921-9-11
エゴ・エリスⅢ_主はみ怒りによって彼らを_のみつくされる_火 ...- PAULA0125自由詩221-9-8
僕たちの- 梅昆布茶自由詩1521-9-1
柔らかな疎外- 梅昆布茶自由詩18+21-8-13
一次審査のひと- たま自由詩13*21-8-3
憑きものばんざい- ただのみ ...自由詩5*21-7-10
日曜日の処理場- 空丸自由詩621-6-22
十四歳で死んでいったやつらに- ホロウ・ ...自由詩15*21-4-6
肉なしのスキヤキ- atsuchan69自由詩5*21-4-5
アルビノ- 佐々宝砂自由詩721-3-17
十年忌- 大村 浩 ...自由詩7*21-3-11
天文少女のうた- 梅昆布茶自由詩1321-3-8
チョコパイ讃歌- st自由詩921-2-24
休みが終わってしまった- はだいろ自由詩321-2-13
太陽が煮崩れてゆくよ- クーヘン自由詩6*21-2-12
肉団子- 黒田康之自由詩321-2-12
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
問い- 道草次郎自由詩6*21-2-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17