キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ....
アルモノヲナイモノノヨウニ
ナイモノヲアルモノノヨウニ
カタルモノニカタラセズ
カタラナイモノニカタラセヨ

時の澱み
虚無の沼地
透明な不発弾

スイカばかり食べていた記憶の夏
 ....
名前も知らない女の子
バイクで事故って死んじゃった
警察に追われている途中
無免許だった事は分かってる
ヘルメットは被ってた

ネットでは
自業自得だ
警察は仕事をしただけ
価値 ....
 
風景がちがう

あなたがいないだけなのに

ただ、いないだけなのに



 
やさしい人になりたかった

やさしい人になりたかった
それは何のため

やさしさよりも気遣いだよといった
やさしかったかどうかはいつもびみょうだ
気遣ったつもりかどうかなら頷ける
たと ....
(産まれた時に授けられた
星の役目が決まっているとして)

四角い揺籠の中に閉じ込められて
人の幸せの為に全てを封印された
僕の出会いや進む道は操作され
自分の為に欲しがることもせず
 ....
 
凍えて帰れば、ぜんざい

ふー、ふー、熱いぜんざい

言葉はいらない{ルビ夫婦=めおと}ぜんざい



 
居ると思うよ
だけれど
地球人に会いに来るとは思えない

光速を超える速度は出せない
色々なアイデアはあるけれど
進化の極みに達した生物が
わざわざ殺戮と破壊を好む人類(一部だけれど)を ....
恋バナに枯葉剤をまいている 情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血

空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの

表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
 ....
ペットがクリスマス後に死んだ
浮かれた私が
気づかないうちに

彼がいた場所
その空間を踏まないように
歩く家族

さみしいね
普段言わない言葉を
それぞれがぽつりもらす
皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ....
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している

この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ....
あなたのポッケに手をすべりこませると

もれなくあなたの手もついてくる

ぱんぱん 幸せ ぱんぱん



 
     海の反射から凍った塵が




      ちらほらと気まぐれに



      この退屈な地上へと




        ....
前を歩いていたあなたは
病棟をつなぐ廊下の途中で 
ちょっと振り返って
「じゃあね」と
奥の扉に入っていったきり…

少し左肩を上げ 
口の左端を上げてほほえむパジャマ姿の
あなた ....
ふくれあがるは悲しみ

こぼれるのは涙

ひとすじの涙



 
昨日空にひいた線を
ずうっとたどってゆくと着ける場所へ
ゆくのが夢なんだと思うようにしている

夢がないといけない気がするから

現実はさむい冬のままで
つかんでいなかったあなたの手が
 ....
例年にない大雪で
なれない除雪に悩む市民をよそに
ひたすらアパートの除雪に精を出す
あいつ

――大丈夫 おれ 雪国育ちだから


観測史上初を連日更新する中
近所の家々をまわり除雪 ....
「ねえ、このお菓子すごいよ
 香料、着色料、保存料不使用だって
 やればできるんだ」
「そう、いいわね
 どうせアタシは香料使ってるし
 化粧で着色料使用だし
 サプリメントで保存料も使用 ....
薄い雲が空を覆う秋。
少女のそれが頭を覆う秋。
イヤホンの内側から耳を攻めてくる。
猫よりも愛らしい声が聞こえたからつい詰め寄る。
風に背中を押され勇気をもらい対価を渡す。
山は染ま ....
ヤケドしそうな体温も全部私が選んだ君 陽の当たらない玄関の
下駄箱の上に置かれたガラスの水槽
その中に金魚が一匹 

夏の宵
太鼓の音や提灯に囲まれた広場の
入り口で掬い取られて 
運ばれてきた

  たくさんの兄弟と泳 ....
こぼれた言葉が夢を覚めさせない 月を指差して とても綺麗な言葉を吐いた少女がいた
それはそれは綺麗なもので
真黒の風呂敷の中心に浮かぶ 銀にも負けぬ輝きだ

あたしは とてもとても聞き取ることに難儀し
とうには諦めてしまっ ....
コンビニを出ると
タクシーに ひかれそうになる
青い光だ
熱のない

遠い大地で
祝福されたその光に
私は
音もなく追われてる

ふと
私はあなたを想う
強い光だ
だけど
 ....
世界は敵意と悪意で充ちている
暗黒の嘴で抉り喰われる民族とは 何か?
殺戮と暴力と攻撃が融和を汚辱する
固執する差別が残忍な狂気を産み
権力という傲慢の手袋を嵌めて扼殺を繰り返す
憎悪の布に ....
遠い砂漠から汽笛が聞こえる
旅人は足跡を創造する
風が砂と 錆びた金属の骨を運び
空気の帯びる熱の温度が上がる

一歩踏み出すと砂が落ちてくる
目の前にある白い黄金の丘
その向こ ....
ひとつだけ私の肩に舞い降りて小鳥になるよ今日は雨降り

  こんなにたくさんの雨粒があるのなら
  ひとつくらい雨粒になってしまう魔法に
  かかっている小鳥がいるのかもしれないと
  思 ....
思い出が消せない

あの時は確かに
愛していたから

トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ

カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように

トラウマよ眠れ
 ....
瑞海さんのおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コール_アンド_レスポンス- そらの珊 ...自由詩21*15-1-15
僕は妊娠する- ただのみ ...自由詩20*15-1-14
名前も知らない女の子- 衣 ミコ自由詩8+*15-1-13
ちがうの- 殿上 童自由詩21*15-1-12
やさしい人になりたかった- 香椎焚自由詩415-1-10
君が為に- 衣 ミコ自由詩4*15-1-5
ぜんざい- 殿上 童自由詩18*15-1-4
宇宙人- ドクダミ ...自由詩315-1-4
恋バナに枯葉剤をまいている- 北大路京 ...自由詩615-1-4
儚くて幸せ- ただのみ ...自由詩13*15-1-3
彼がいた場所- 朧月自由詩315-1-1
さてと- ドクダミ ...自由詩315-1-1
- 服部 剛自由詩1114-12-30
ぱんぱん- 殿上 童自由詩18*14-12-28
凍片- 凍月自由詩2*14-12-28
あなたは…- イナエ自由詩12*14-12-25
- 殿上 童自由詩16*14-12-21
空の栞- 朧月自由詩414-12-21
雪国の男子- ただのみ ...自由詩15*14-12-20
香料、着色料、保存料不使用- イオン自由詩1*14-12-20
宇宙を盗撮- 藤沢自由詩314-12-17
ヤケドしそうな体温も全部私が選んだ君- 北大路京 ...自由詩714-12-16
冬の金魚- イナエ自由詩16*14-12-15
こぼれた言葉が夢を覚めさせない- 北大路京 ...自由詩614-12-15
月と会話した少女- クロヱ自由詩4*14-12-15
青色エレジウム- umineko自由詩15*14-12-14
ぼくには世界を救う力がない。でも世界を変えたいと必死に思う。- 南無一自由詩6*14-12-14
砂漠のテメレール- 凍月自由詩6*14-12-14
あなたは誰ですか- そらの珊 ...短歌15*14-12-11
トラウマ- たかよし ...自由詩214-12-9

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