ひと足の途絶えた
深夜の商店街
わずかな気配にも
センサーが反応して
ひとりでに機械が喋りだす


 イラッシャイマセ
 パネルノ番号ニ、シタガッテ
 操作シテクダサイ

 番号 ....
いろんなことをしって
いまがある

ぜつぼうと
よろこび

いろんなことをやって
いまがある

なみだと
ゴール

いろんなことをへて
いま わたしは

詩をかいていてよ ....
青い空がおいでって私を呼んでる
ずっと夢見ていた旅立ちの日

春の風が何度も私をせかして
早く早くって言うけれど

飛び立つにはけっこう勇気がいるのよ
心臓がドキドキして今にもはじけそう ....
蟲時雨犬の口から拡声器  
たこ焼きや

冬の休日

ホフホフと



 
月の表面がつるつるであったと信じられていたころ
自作の望遠鏡での観察で月の表面がでこぼこであることを発見した
ガリレオ・ガリレイ

プトレマイオスの天動説はキリスト教神学オフィシャルサイトの既 ....
      

      ガタコトゆくのは2両電車
      田舎のしがない私鉄です
      その座席に座るわたしは
      上下左右にからだすべてが
      揺れるのです ....
集まって来る…不思議な磁力に吸い寄せられて
それぞれの日々の荷物は何処かに置いて、渋谷
駅のhomeを下りて、改札を抜け、宮益の坂
を上った途中の路地の地下室へ

それぞれの笑顔
それぞれ ....
私には見えた

あなたが笑うたび
唇の端から
ちろちろ見え隠れする
赤い瞳の小さなヘビ

あなたがしゃべると
目の奥をよこぎっていく
緑色した胴体のヘビ

あなたがふりかえる時
 ....
余白のたっぷりある
読み物は心が和む

白い部分は
単なる余りではなく

空想だったり
誰かの想いだったり
空(そら)だったり

色んなものを
入れ替えられるから

あくせく ....
過去は霞みに沈んで
昨日しか見えないけれど

未来はもっと見えない
目前に現れ始めて気がつく
それが昨日用意されていた
としても

交わらない直線が
全て平行などとは思わないが
平 ....
「ハイジのおでこはアールデコ」

塾に行く子供たち 電車を待ち
丸い おせなで ゲームする
一番線に 白ヤギが紛れ込んでいますご注意ください
満員電車の中で みんな気付きません
二番線に  ....
紙をこする
チャコールの音が響く部屋
モデルに雇われた猫は
ねむたそうに欠伸をしながら
裸体をテーブルの上に広げている

デイバックから化粧道具をとりだし
バスタオルを巻いた ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
【閂は開かれる】

閉ざされた記憶の門のかんぬきが
思いがけない方法で開かれることを 私は知った
たとえば 少女の髪にあったリボンが
ほどかれた瞬間に急に大人び
何かを失ったかのような遠い ....
まだ自転車に乗れなかったころ
ともだちの自転車を借り
田舎の緩い坂道をおそるおそる降りながら
何度も練習していた

不思議なことにあるときすっと自転車が自分のものになる
そんな瞬間を体験し ....
短い時間 さささのさ
書きたくなるの 

子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって

ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ....
いくら死人に口なしと言ったって
死んで間もない死人はそっとしておけ
代弁なんて口寄せじゃあるまいし
死んで間もない死人をパペットにするな
祭り上げるな自分たちのために
理想の英雄に仕上げるな ....
烏帽子形兜のごとき冬芽かな 鬼、羊、猿の顔あり冬木の芽 本当には無い音が聞こえてくるのがとてもつらい
独白と称してこんなふうに書き出してみる
工夫はきついんだけど不可欠で
そうでもしないといろいろとあれで

ほんとはつらいつらいつらいよしかみえない世界に
 ....
     しゅんしゅんしゅんと
     蓋をカタカタ鳴らしながら
     やかんがじれている
     それを尻目にガリガリと豆を挽く
     ペーパーフィルターの二辺を
     丁 ....
朝の光を見る高台に
虹色の涙を流す
羽が生えても
君みたいに
うまく飛べないみたいだ

君が教えてくれた
おまじないを唱えて
靴のつま先をトントン
星が流れ落ちる

人の ....
亡き妻の歩幅に合わせ50年 これから先も同じ歩幅で 冬木の芽テンポの早いプレリュード 花は好きです

酸っぱくてもレモンは好きだ

固くても林檎は好きだ

果物は感じがいいから好きだ

花を食べるあの果物の香りが好きなのです

だから果物の香らない人は嫌いだ
 ....
目の前で人が転んだ

僕は無力だ
日本が戦争をできるようになった

僕は無力だ
猫が車に轢かれてた

僕は無力だ
隣人が斬首された


テレビがついている
僕は笑っている
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない

幼少時父も母も病で ....
今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く

一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの

ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ....
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている

ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる

わた ....
tamamiさんのおすすめリスト(931)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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源泉- もっぷ自由詩515-3-2
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たこ焼き- 殿上 童俳句8*15-3-2
ガリレオの星- 梅昆布茶自由詩1615-2-27
ソックスと田んぼと菜の花と- 石田とわ自由詩14*15-2-27
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Medusa- Lucy自由詩12*15-2-25
余白- 森の猫自由詩13*15-2-23
近視- イナエ自由詩11*15-2-23
ハイジのおでこはアールデコ- るるりら自由詩19*15-2-22
アトリエ- オダカズ ...自由詩5*15-2-17
テディベアと詩集とブランケット- 夏美かを ...自由詩37*15-2-15
閂は開かれる- るるりら自由詩17*15-2-14
自転車に乗って- 梅昆布茶自由詩2215-2-5
さささのさ- 朝焼彩茜 ...自由詩15*15-2-4
無題- ただのみ ...自由詩16*15-2-4
烏帽子形兜のごとき冬芽かな- 北大路京 ...俳句215-2-4
鬼、羊、猿の顔あり冬木の芽- 北大路京 ...俳句215-2-4
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亡き妻の歩幅に合わせ50年_これから先も同じ歩幅で- 北大路京 ...短歌515-2-3
冬木の芽テンポの早いプレリュード- 北大路京 ...俳句115-2-3
詩人の香り- アラガイ ...自由詩11*15-2-3
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影踏み- 梅昆布茶自由詩2115-1-30
2015.01.27(独白)- もっぷ携帯写真+ ...515-1-27

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