包み隠さず話すことにしよう
傲慢な魂が足早に歩く階段を
上っているのかはたまた潜ろうとする夕暮れか
どんなに怒鳴っても
高速の降り口では平静を保とうとする機微
許されない事や
周り ....
おかあさんにだって
醜いこころあるよね
乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私
無言の父
それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように
ちょっと寒い朝 ....
穏やかな顔して眠ってる
黒いリリーが好きって
ヒール鳴らしながら言うあの子
天使に用はないわって
うつろな目で空をみあげている
メキシコのドクロが垂れ下がったドアノブの前で ....
逆さまに 微笑む兎が 見えたかい
月明かりの下で 朝露を待つ夜は 程遠く
太陽の訪れを 待ち侘びる事も 忘れたみたい
海岸で咲く 緑の花びらを 見付けたかい
違うよ 其れは 蛇紋岩だ
....
ボーナスをピアノに落とし無音かな
幾重にも重なった電線を通る穢れに、涙を流すかのように星は落ちた。
固いつぼみを こじ開けようとも
春を待たねば 時期早々
滲み出た 乳白色の液体が
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の
器に混ざり込み 静謐な
長方形の世界に留まってしまう
暖かさを待 ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した
咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま
ある時
限界を ....
昨夜飲み残したコーラの炭酸は
今朝にはもうすっかり気が抜けてしまった
愛妻家の夫を持つ私はしあわせだけど
結婚して十年以上経っても
私はいまだに夫に恋をしていて
目尻に皺を寄せいつくしむ ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
....
祈りが、ケーキにすりかわる頃
ベツレヘムの星は、LEDの光となり
讚美の歌は、ソリッドステートの箱に閉じ込められる
遠くまで、
その日は夜霧でなにもみえなかった
ダッシュボードに置かれた読みかけの雑誌は
信号の赤を浴びるとき、諦めたようにあなたの膝に落ちた
まるで亀の甲羅のように ....
ふくよかな夜のしじま
淡く月が傾いでは
歌のような冷気が背を撫ぜます
もう気分は
お江戸の幽霊
火の玉提灯ぶら下げて
足なんざ有りゃあしませんよ
ひと気がないのは尚結構
夜道は一人に限 ....
また愛に裏切られ泣くレノンの忌
古い川が涸れていく
もうすぐ
この蟹たちもいなくなるのか
この川を住処にしている生き物たちは
すべてを受け入れる
自然は寛容で力強い
環境の変化に対応するため
....
131208
ファシスト消えろの大合唱が耳許にへばり付く
蛙のような声がしてもう限界だと新党結成を決意する
蛙の声は案外遠くまで届くものだと
....
みえない月はどこにいる
いつもと同じ空にいる
みえてる太陽はどこへゆく
いつもと同じ空へゆく
互いになにを想ってる?
気にしてる?
気にしてない?
きいてみたいけど
きいて ....
朝日を吸って
煙が冬の初めの終わりの心が動き始める
静止する衛星が
ヘビーな感情の中で流れ続ける
つむじからつま先まで
嫌悪されているような
憧れと寂しさが募るように
それを言葉 ....
この箱は
中に入れたものの
過去を感じることができます
でも
ふたを開けることは許されません
つまり
あなたが
この箱に
何かを入れた時の
そのものに対しての記憶を
思い出 ....
北風が吹く、この街の
行き交う人々を眺めている
もう皆、すっかり冬の装いで
どことなく落ち着きがない
しかし、私の目に
それは映ってはいるけど
どこか、よそよそしい
その先に続く
....
大雪やアスファルトから生えたる草
仕事場のドアを開けると
早く来て掃除をしている筈の君がいない
代わりに卵がひとつ床に転がっていた
とうとう君は卵になってしまったのか
私には何も言ってくれなかった
淡いピンク色を ....
背中から魂にかけて
羽が生える
手帳を破り捨ててコーヒーを沸かす
電卓であがりを計算し
海中で月の大気を求めた
カレンダーも
孤独もない
あるのはもちろん
言葉にならない雰囲気 ....
コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている
きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち
てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする
....
古い人よ
あなたの残してきた足跡が
時間の湖に一つずつ落ちる音がして
僕はそこに誰にも使われなかった時計の針を見る
新しい村に深く棲み付きながら
あなたの姿は目に見える姿とは別の姿だ ....
要するに、の辺りで
くすっとしてしまう 瞬間
何だかんだと 周囲の状況を
こと細かく 説明しようとして
寧ろ その方が 親切だと
信じて 挑むのだけれども
結局 何を言いたか ....
さびしいことを言ってくれ
秋の幕がひかれるころに
紅葉色のセーターに袖をとおして
氷雨の似合う 唇のような{ルビ瞳=め}をして
かなしくてたまらなくなることを言って ....
冬の園悪法作り無くす支持
昨年末開業いたしました「雀のお宿」 過日、一組のお客様が賑々しくご出
立されて以来、お声を掛けてくださる影も、お立ち寄りくださる方も見かけま
せん。昔のように、近所を徘徊なさる群雀さまの賑や ....
私は人を尊重する
人がいなければ私が存在する意味がない
私は心を尊重する
心がなければ私が私である必要がない
私は言葉を尊重する
言葉がなければ見ず知らずのあなたに
私の思いを伝え ....
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