ちょっとしたことですれ違っていく 君の思いと僕の感情
「分かってよ」 お互いに思ってるんだろう
本当は心から愛してるのにどうして素直になれないんだろう?
「ごめんね。」 君の気持ちに気付けなかっ ....
4年に1回おもしろいこと言います 知ったふうに語る男は、どこかいつも自慢げだった。

一体何をそんなに威張ってるんだって

よく不思議に思ってた。

尤も、どうでもいい事だったもんだから

さして気にも留めてなかったん ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
        そら泳ぐあめんぼに
        なりたいと
        みあげるあおぞら
        すいすいと
        雲のなみまをぬってみる
         ....
あなたは変わってしまったと
君が悲しそうに笑う
変わらないままでなんかいられないと
僕が吐き捨てる

色々あったと言うのは簡単で
思い出すのも億劫だ

君は変わっていないと
僕があき ....
損か得かもわからない

疲れ終わったからだには

世間の香りが辛かった


諦めきれない思いより

あなたと繋がっていたかった

さびしい変態行為でも

あなたに見ていて欲し ....
身体中にほくろが或る男
無数のほくろ一つ一つがコンプレックスの塊であった
写真では意外に目立たないようであるが
映像になるとほくろが
身体中を蠢いているんじゃないかと
恐怖に陥るので極力見な ....
嫌われたくないなら
好きにならなければいいね

貶されたくないなら
頑張らなければいいね

裏切られたくないなら
信じなければいいね

掌の上の宝物
全部捨ててしまえば
失わずに ....
太陽が戻った

もう ここに居るのは疲れたよと東へ流れ去って行く雨雲を見送れば

残していった渇いたため息が 風に変わる

うまく やり過ごした
のびのび体を開いて歩き出す
急げ ....
誰かが忘れた

飴色のカーディガンを羽織って

はっぱすきっぷじゃんぷして

風に乗る

滑るように

玉虫色に輝く茂るみどりの山を越えていき

鉄塔線の上に着地して

お ....
存在するということは いつも決まって挨拶だから 時間が渦を巻くところに 僕も決まって挨拶を返す 今日も歴史が生まれましたなあ いえいえ単なる磁場ですよ そうして僕は踵を返し 存在しないということは い .... たくさんのどきり

わたしの世界がくるり

ころりころりと転がっていき

すっかり忘れていくうちに

ここはどこだか見覚えのある馴染む感覚が

ぽたぽたと濾過していく仕組み

 ....
明日が来る前に
思い出す人がいる
眠る前のひとときに
浮かぶ笑顔がある

届かなかった場所に
それだけで幸せになれる人がいる

僕の勇気や誇りが小さく萎むとき
いつも思いだす人がいる ....
それは引っ越しが終わり、ようやく新しい家に慣れたころ
突然やってきた。
        
我が家でなくても、彼じゃなくてもよかったはずだ。
何度そう思ったことだろう。
この時ほど ....
君は あの日を 覚えているかな
今日は 君と僕 二人だけの誕生日
世界で一番寒い日に 芽吹いた二人

最初は 伝わらないことだらけで
切なさ募るときもあった でもその度に
君の優しさに触れ ....
「釣りに行かないか」

彼がそう言いだしたのはめずらしく彼女が午前中に起きだしソファで寝転びながら、
いそいそとインテリアと家具の本を広げた時だった。
彼女はマンション購入が決まっ ....
ホテルに戻ってスーツを脱いで

ワイシャツとパンツと靴下になって

腕時計をはずしていたときだった

パンツにヒヤッとしたものを感じて

手をやるとつめたく湿っていた

ちんちんに ....
「風邪をひいたな」
そう感じたのは、くしゃみに加えて咳が止まらなくなった2日目のことだった。
?止まらない?と聞いてどの程度を想像するのが一般的だろうか。
とにもかくにも止まらないのである。
 ....
あんぱんとカレーパン

明日の食ぱんを買って

パン屋さんを出ると

とっても可愛い白くてパンのような女の子が

こんにちわとあいさつしながら入って行った

毎日ふわふわの出来たて ....
・ 
揮発性の朝の
つめたい胎盤の上で
藤の花房が ゆれている



風にさらわれて
透けてゆく春の上澄みは
背中から咲いてゆく
焦点のあわない花の群れの
ひそやかな発声で
 ....
生まれた時から軋みを聴いている

トンネルばかり走る列車の足音だ

時々思いがけない景色が見えて

映した窓を切り出しては

懐かしい無人の駅に送る

随分と乗り換えないでここまで ....
ハナミズキが咲いたよ
あなたが言う
サクラに遠慮していた花たちが
一斉に溢れ出す頃
ピンクと白の並木道、懐かしいね
あなたはまるで植物図鑑のよう
花の名前覚えると楽しいって教えたの
わた ....
桜の木には
桜しか咲かないのに
どうして僕には
僕の花が咲かないのだろう
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の声
自然の声
地球の声
風の声
風の声
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の ....
むなさわぎむささび

さっきしずかにとおりすぎた

わさびかみしめさわがしい

ずっとよいんはつづいていて

わびさびおかしななびげいと

のうりをよぎるむしのしらせ

むなさ ....
木漏れ日が気持ち良い

緑が光りを浴びて生き生きしている

鳥の声も嬉しそうだ

人の声がする

嬉しそうな声だ

ちらりほらり木々の間から

鮮やかな着物を着た女性たちがこち ....
あなたにはこれからも

たくさんたくさん良いことがある

たくさんたくさん温かいことがある

その夜大好きなカレーうどんを食べたあなたは

孫たちに惜しまれながら逝くだろう


どれだけ離れていても
 ....
おまつりのちょうちん
ぼうととおくあかるく

おみこしを
かねを たいこを
かついで たたいているのは
おじいちゃんだ
おとうさんだ
となりの おにいちゃんだ

いまはもういない
 ....
ひとが名前ではなく
番号で呼ばれたとき

そのひとの生は無意味になったと
いうことであり

そのひとはもうこの世に
存在していないことと同じなんだ
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9860)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- 秋田犬自由詩113-4-21
4年に1回おもしろいこと言います- 北大路京 ...自由詩613-4-21
脊椎動物になる。- 元親 ミ ...自由詩213-4-21
僕が飲んでいるもの- nonya自由詩18*13-4-20
あめんぼ- 石田とわ自由詩14*13-4-20
変化なぞ- eris自由詩2*13-4-19
世間の香り- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-19
ほくろの或る男- 灰泥軽茶自由詩4*13-4-19
相対希望論- 愛心自由詩513-4-19
単独行- ぎへいじ自由詩12*13-4-19
春の羽- 灰泥軽茶自由詩6*13-4-18
twitter- 葉leaf自由詩713-4-17
濾過装置- 灰泥軽茶自由詩6*13-4-17
明日が来る前に- うみこ自由詩4*13-4-17
彼と彼女の中庭- 石田とわ散文(批評 ...3*13-4-17
世界で一番寒い日に- 蒼穹自由詩113-4-17
彼と彼女とわたしの海- 石田とわ散文(批評 ...3*13-4-16
ぼくは馬鹿だ- 吉岡ペペ ...自由詩413-4-16
せきをしてもひとり?- そらの  ...散文(批評 ...1*13-4-16
パン屋さんにて- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-16
春の残り香- 佐東自由詩4*13-4-16
最終列車- 村正自由詩3*13-4-15
あなたと違う季節- 西天 龍自由詩213-4-14
桜に咲く桜- イオン自由詩2*13-4-14
あの木々たちは今も- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-4-14
むなさわぎはちぶんめ- 灰泥軽茶自由詩7*13-4-14
陽春の花- 灰泥軽茶自由詩7*13-4-13
水色の空を- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-4-13
はるまつり- 朧月自由詩613-4-13
名前と番号- HAL自由詩5+*13-4-13

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