喫茶店で店主と話をしている

窓の外で 緑が風に揺れている



店主との話の中で しばし つまずきそうなことも

あるが それは言葉のことだけで


何かが一体になりつつあ ....
本当の自分はどこに行ったのか

本当の自分はどこかでせかせかと
誰かの影になって畑仕事をしているのか

だから本当の自分は 
麦わら帽をかぶっているのだ

本当の自分の上に ....
私の祭りに行きたい
私の祭りは花火のかわりに梅干しを打ち上げる

ひゅーん  ちゅっぱ ちゅっぱ



私の祭りに行きたい
私の祭りは神輿のかわりに老婆の尻をつまむ

つまんで ひ ....
どくだみの葉 義経蜘蛛が 跳び渡る ここに カーテンがある

あーっと声を出す


あーっと ねいちゃーっと声を出す


びよびよびよーんっと声が 堰を切ったように

ごほごほごほっと あーっと

ねいち ....
長身の竹の子で つくった竹馬

すなわち竹の子馬で



竹の子馬して遊んでいたら

しなってしなって

びよんびよん



酔いまして 吐きました


そして  ....
疲れすぎて どうしようもないあなたには

鳩をあげましょう


ずっとつかんでいてください

ずっともがきつづけます


そうしていると

なんだか自分が 絵葉書になったような ....
桜の花の 咲き始めの頃の


感動もすっかり薄れて



ただの満開の景色になっているときが一番いい


当たり前にいつもそこに咲いていると思える




散っているとき ....
恥ずかしくて 穴があったら入りたいという表現を

つくったひとは 



今なら

世界のどんな偉人よりもすごいと思える



赤い靴 はいてた女の子

異人さんに 連れら ....
うなぎを食べた

隣のひともうなぎを食べていて

少し泥臭いと呟いていた



このひととうなぎは 少し泥臭い関係なのだと思った



今日はうなぎを食べたし

ま ....
これからうんこのこと ぴんぺって呼ぼう

それで ちゃんと ぴんぺしよう




ぴんぺもらしたら 手をあげて

おおきい声で ぴんぺもらしました!って堂々と!



 ....
シーサーが私を見ている


深い夜 小雨の中 家に帰ると

玄関前に 毛並みの揃ったシーサーが座っていた



私を見ているのはシーサー


静物は 私を洗う


 ....
父親が好きな数少ないタレントに、清水圭がいる。


小田和正、奥田民生がTVに出ていると、あいつだれや?

と言う父親が、清水圭は知っていて、

好きなのである。



 ....
みんなで 空に向かっておしっこしよう

おしっこは 飛行機雲みたいに空に向かって飛んで行くんだ



みんなのおしっこが 空をつかまえるんだ

ぜったいに 空はつかまるはずだ


 ....
一本の波線を想うと泣けてくる

どこまで行くんだろうと言って泣きじゃくる

待ってくれと言い泣きじゃくる



ここにいながら どこまでも行ってしまう波線よ



ウッホッ ウ ....
起きたと同時に 
もう嫌 と呟く癖が治らない


今日はからっと晴れていい天気だ
寒いけど


風邪をひいてマスクして 鏡見て
プロレスラーみたいだなって わけわかんないこと言って
 ....
おれたちはいつだって言葉を覚えるのに必死だ


今日だって 雨上がりの
虹の構え 雲の群れ 

あまりに遅くそれに気付いた
おまえの馬鹿さ加減


応援している野球チームの選手 ....
月の光がここを通る時


あの人が死んだ時間を教えてくれる
あの人は笑って死んだ


十年毎に教えてくれる 
月の光は優しかった


ちょうどいい時間に
光に吸い込まれ去ってい ....
この詩はくさい
髪から 鼻先から
うぶ毛から 源までくさい


ああ 君の ふともも を どうやってたたえよう
君はイモの頂点だ


すべてのイモの中でも
君はきわだってイモだ
 ....
あなたの菌に冒されて

あなたの菌に癒される

あなたの菌で始まって


あなたは  




あなたは 途方もなく 広い世界

あなたは 夢に 揺られて 

 ....
もう大沢親分とハリさんの名コンビが見れないと思うとかなしい。
そう残念がっていた人いませんか?



御安心ください。
今後 マンデーモーニングの あっぱれ!&かつ!役に見事ばってきされま ....
中山道を走り

導かれるようにして  森の中





大谷吉継の墓よ



数百年来 義理人情の風を吹かせてきた

大谷吉継の墓よ



吉継公よ


私の ....
ダレダレ茶を飲みたくなるときがある



ダレダレ茶を飲むと あの子ダレダレー?って独り言をしてしまう(嘘)

ダレダレ茶を飲むと 歯茎が2億倍赤くなる(嘘)

ダレダレ茶を飲 ....
昼間に寝転がって漫画なんかを読んでいると 

すっと肩の荷が落ちる感じがするときがある


そしてこのまま死んでしまってもいいような

おさかなのような

どうでもいい平和な気分 ....
人にとやかく言いたくて

言いたくて

言いたくて

言いたくて



言いたくて

言いたくて

言いたくて







胃 痛くて

 ....
だいたい自分は恰好つけるのが嫌いだ

恰好つけない恰好のつけかたがしたいのだ



結局のところ恰好つけたいのだが



場所が畑なら恰好つかないだろうということで

 ....
余白が気になって

ずっと塗りつぶしていた

もう 余白が少なくなってきた

微かな余白から 蟹が掻い潜って

逃げ出そうとしている



いつのまに入ってきていたのだろう
 ....
どうしたらいいのか わからなくなったときは 川の水を飲もう
全部飲んでしまえ

飲みきれない切なさ
常に飲んでいる
常にごっくん

喉は いったんもめんのように揺れている

川が喉に ....
雨の音とひとつにならなければ
そう思って2階で浮かんでいた


梅雨の2階は熱気でいっぱいだ
2日に1回はムカデが出る トイレに流す


頭は爆発寸前の気球のようだ
雨の音と ....
ふぐぬついれれんちゅばっといかば
ふぐぬついれれんば 
こいしゅうなっとまいかんば

すぬりゅうせんなら
すぬりゅうせん

なつめめにゆうぞあかん
そにまかされれんば

ゆつい ....
八男(はちおとこ)(114)
タイトル カテゴリ Point 日付
土曜の午後の自由詩111/6/12 4:22
本当の自分自由詩111/6/10 23:06
私の祭り自由詩311/6/4 11:58
庭で俳句1+11/5/25 11:51
ふぐぬんず ごほごほ自由詩011/5/23 19:49
竹の子馬自由詩211/5/17 11:12
疲れたときには自由詩111/4/16 21:37
自由詩111/4/14 18:45
まちがい自由詩0+11/4/8 22:30
うなぎ自由詩1+11/4/8 22:03
ぴんぺ自由詩011/3/21 2:06
無題自由詩311/3/21 1:40
おっちゃん界のアイドル散文(批評 ...211/2/17 19:10
空とおしっこ自由詩011/2/17 18:38
波線自由詩110/12/14 9:49
土曜の朝自由詩210/12/11 9:20
そろそろ少しはましなことを自由詩110/12/6 21:15
月時計自由詩110/11/30 19:44
くさい詩自由詩210/11/15 20:24
あなた自由詩010/10/24 22:30
追悼 大沢親分自由詩110/10/19 21:30
大谷吉継の墓自由詩110/8/29 22:48
ダレダレ茶自由詩310/8/5 1:16
昼さがりだ自由詩010/7/28 21:49
捨て男自由詩110/7/27 5:02
えばりたい自由詩410/7/27 1:40
余白自由詩310/7/25 19:24
川飲み自由詩1+10/7/22 1:38
雨の音自由詩110/7/4 2:24
なかゆかんひいなでよ自由詩010/6/2 21:04

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