私と気の合う人

すくな〜い・・・

んだね。
来るよ
音がするもの
ザクザク ザクザク 
ザクザク隊の音

兵隊さんの靴の音

音楽室の真向かいの
ラグビー場は昔
兵隊さんの
中継地だったって

だから聞こえる
夜になる ....
しばしば自分はひとりだと思うのだと
古い、古い、友人に話してみた

今、感じている、この世界との不調和は
ときにどうにも、こうにもと

しかし彼女は、私が就活でメゲているときには日本におら ....
いままでで
いちばん
おいしかったものは何?と
質問した。

そうねぇ・・・

小さいころ
母とおばさんと
うみに行った
行きの電車の中で
おばさんがくれた
おにぎり

あ ....
穏やかな日常が
美しく思えるのは
嫉妬や、ねたみや
細かな不安の襲来と
絶え間なく
闘っているからかもしれません

ほかの
みんなはどんなふうに
生きているのだろう
何を心に
抱 ....
3学期、ヲワリ
春休み

だれでもない、どこにもいない
私、自分、先生、ボク、だれか

持ち主のないロッカー
口をあけてるだけの、下駄箱
寂しそうにぶらんと、掃除用具

バイバ ....
苦しいけれど
色鮮やかだった

恋をしていた

11時でも、12時でも
遠くても、行けた

何度でも
傷つける、と
思った

だめだった
ため息をついて
明け方

始発 ....
いつもなら、秋冬物を早々と買ってきて
早く着て出かけたいと気が急いているのにね

ことしは何だか少し違う
すっといなくなった夏が恋しくて
秋の早足についていけない

まだ大丈夫でしょうと ....
だから結局
「来月からワーホリ行くから」
っていわれた時点で
ああ、もうだめなんだなと
これは、置いて行かれるんだと
私はいったん、絶望しちゃってて

なんでみんな
突然なんだよと ....
17の夏、あの子と
ブラブラ、ブラブラしてた

大学受験も考えなきゃならんしさ
そろそろ、真面目になんないと
ああ、わかってるよ、わかってる

何もかもに集中できず
机に向かえば脱力し ....
ジーンズをはいたあの人を一目見たくて
地下鉄の階段をのぼって、まぶしい光に触れた

淡いブルーのコースターに
カラコロと氷をかき回す
ストローが映って
はっとするほど
あの人は、きれいだ ....
朝、6時15分に目を覚まし
冷たい水で、じゃぶじゃぶ顔を洗う
ついでに、寝癖のついた髪を濡らし
ドライヤーで乾かして、整える

コットンのシャツを身につけて
きのう買った、新しいスカートを ....
家計簿つけて、ため息ついて
数字とにらめっこ、にらめっこ

ああいやだ
世間のあれこれ素知らぬ顔で
きれいな言葉しか紡がない
詩人になりたいのに

いつの間にか口をついて出る
お財布 ....
唐突に始まった宇宙
爆発のチリが固まり
どろどろの高温が冷めて
星となり
生命体が誕生し
単細胞から進化し
海から上がり
生存競争をくぐり抜け
何十万年という歳月の中
精子、卵子、精 ....
きのう、きみの夢をみた
バスの中
きみはいつもの、あの感じで
私のことを、はらはらさせた

私はやっぱり、大人になれなくて
もういいよッと、
しかめっ面をして見せた

ずっと昔のこと ....
ウメ、モモ、サクラ
つぼみ、ふくらんで、ふくらんで
あれは木蓮、こぶしに、山法師
ねえ、ねえ
歩いて行ってみよう

もうすぐ、すぐそこ
木たち、ぐんぐん
腕を伸ばして近づいてくる
お ....
雪が降り出して
過去から電話が
かかってくる

空から
落ちてくる雪は
ただ無責任に、軽やかで
遠い外国の物語の初めみたい

赤子は、ガラス越しに
生まれて初めて雪を見る
冷たい ....
もうじき40
そうか、あたしはおばさんか

誰かを
うらやましく思うのは
面倒だよな

ひがみっぽいのは
つまらんな
しけたポテトチップみたい

だから漕ぐんだ
ママチャリ ....
何度でも思う
これは奇跡だと
春まで生きていて
本当によかったと


{画像=100413110014.jpg}
しっくりこない幸せよりよりも

  自分にぴったりな不幸の方が

居心地がいい。

  そう、言い切ってしまった私

今朝の空気はすがすがしい。
穏やかな
3月の晴れた日
心はなぜ、ざわつくの

携帯メールから来た友人の
ふとした言い回し
この、ざらりとした感触を
何と呼んだらいいの

ふいに連絡が途絶えてしまった
あの人た ....
久しぶりの長電話の末に
ケータイのバッテリが切れかけ
「次は原宿」と
約束する振りをした

あれがラストだとは
まさかそのときは
思っていなかったから私
中途半端な態度のままだった
 ....
手取り14万で都内のアパートぐらしじゃ
刹那的に生きる以外のライフスタイルなんて
望めないよねと
黄色い電車の中で、話していた女子がいた
おきまりのように「いい人いないかね」と
相づちをうつ ....
そうめんたべて
日が暮れる
だらりの夏

空は高くてあっけらかん
海は遠いね
きらりの夏

夏休み入ったら
なかなか会えない
ふわりの夏

じっと睨んで
捕まえちゃる
ギラ ....
また
草の匂いのする、夏が来る

ホームから駆け下りて
5時17分の各駅停車に間に合うように
大人たちが向かう方向とは
ずっと、ずっと
逆に走ろうと決めて

あの人からは
降りだし ....
ロング・ディスタンス・コールだから
お金がかかるよねと
姉は一人、つぶやいて
マスカラを重ね塗りする

だけど長い、長い、電話線の先に
つながるものは、もうないのだと
本当は確信して ....
あたしらしさって何だろうと自問すれば
それはかなり
どうでもいいことだったりする

トートバッグの中に
マンガが1冊、新書が1冊
リップが2本、マスカラ3本
電気料金のお知らせと
映画 ....
あのロックシンガーが死んだと聞いた日
街は泣いた

たかが1人のロックシンガーの死で
時代は終わる
終わっちゃう

街ゆく人はきょうもみな
エラそうだ、幸せそうだ
代わってもらいたい ....
学生時代の友人が
送ってきた絵はがきを
冷蔵庫に貼りました

今、私たちは
いろいろの途中

見栄や意地や
肩書きや、妬みを
貼り付けたり、はがして

あたしだって
とか

 ....
私のことを決して
忘れないでいてくれるあなた
毎年、毎月、決まった日には必ず
連絡をよこす、あなた

振り払っても、振り払っても
いなくなりはせず

大切? 
そうね、たぶん。
 ....
うめバア(154)
タイトル カテゴリ Point 日付
この国に自由詩112/12/16 22:22
夜の足音自由詩412/12/16 22:20
世界との齟齬を埋めるために自由詩212/6/28 1:10
今まででいちばんおいしかったもの自由詩612/4/26 16:24
おひるごはんを食べながら自由詩612/4/25 21:49
名札とうわばき自由詩212/3/22 17:12
ホーム自由詩412/3/22 16:48
秋の早足自由詩611/9/28 13:30
夕暮れ、渋谷自由詩311/9/9 17:44
17の夏、あの子と自由詩7*11/9/8 0:01
地下鉄の自由詩1*11/9/7 23:43
自由詩111/8/5 15:21
梅雨の晴れ間は自由詩411/6/28 22:49
ただちに健康への影響はないと判断されています自由詩311/5/23 14:30
キャラメル自由詩311/4/7 9:47
においが3月、声が4月自由詩211/4/5 17:05
雪−だれにともなく、話しかけたい自由詩311/3/7 11:38
てやんでぇ自由詩211/2/2 14:59
花の季節自由詩310/4/13 10:53
自由詩110/4/2 10:36
イライラは3月の・・・自由詩210/3/11 13:02
身を切られない別れ自由詩209/11/27 18:44
China Price−あの子と私自由詩6*09/10/15 17:11
だらりの夏自由詩109/7/16 17:39
夏を想う自由詩209/6/15 18:51
雨とマスカラ自由詩309/6/12 20:21
マンガと新書とカラーリップ自由詩3*09/5/11 19:43
優しさロック自由詩409/5/7 12:25
しあわせの、マグネット自由詩0+*09/4/15 0:11
支払い予定日自由詩2+09/2/23 10:44

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