かむと つぶら ひめた
ほそい つきよ こえし

ないえ まじる せのひ
ふきと はなみ めくり

かなう さやほ つぐみ
つかぬ こゆび そえね

おおう くれぬ おもい
 ....
かよう こない てんめつ
つづく からだ たちかげ

さらへ みえる くろつち
おおう まぶた ゆきとけ

ねたて ふんだ ざらじゃら
ひえた といき さまされ

なぜと ....
くま っころころ
まく っかぜ

きいろの
おくれげ
ひそめた
えりもと

とんでけ
とんでけ
なきむしも

ころっころころ
けりけん ぱっ
かかっていた淵が
木の内側から
咲き 産まれ

飛翔と
知る時間もおかずに
闇のまま 飛び立つ

雲は まだ眠る
陽は あちら側

凍結した 雫が
おちない 純情
 ....
めん棒が
ぬぐう
世間体

誰 も知らない
色 

誰にも 触らせない
かかしに たよる
おお ばか さん

あおっ ちろい
まるの かむり

いがぐれた
いびき

はい びじょん かざる
たくましい たけのぼう

の あしもと
ころがっ ....
風が 開いた

土の 群れ
巻かれて
上がる

梳いた


はぐれゆく
胸に

破 削り

天陽
流し込む
なんで 私が
あなたの詩が好きかっていうと
ソウルフル だからだよ

どんな アプローチでも 言葉も形
完璧じゃない

音や みてくれから くるものが
ほっとけない感じなんだ
 ....
ミルク飴 の包み紙
くちょっと 丸めた

剥がされた まるみ
ころがされ とろけ

消えた 
えんぴつ
ちいさく

そらで
むいた

くもりが
こぼれて

かさ
さし

あい
ふれよん

くるり

ぬらした
ぺーじに

きざまれる
じゅず
つられた 無類の栞
かけられた 風の綱

そこから はなれなさい
かさばって 誰も
助けにはこないの

逃げる足音
深く さとす
色あせた カーテン

抜き打ちの 眩暈
 ....
ひき えみ まな やみ
ふさ ぐる とに まい

たく のに ゆく つえ
むい むえ むく ちる
荒れるといった 天候はやはり
買い物に行こうと 車だしたら
あたった

ふきさらしの 水田に積まれた雪は
風にたたかれて 横に 流れる

降る雪と 流れる雪で
前も 後ろ も見 ....
はけ が とどいて
ぬられる めと て

ほおばる いろいし
つめたい みみたぶ

ひ に すか され
ひ に こげ つき

そら の くに よ
ほほ さらわせ て
て ぶくろう
ほけちょ

たるんだ
ゆめ み

あしあと ついばんでる

って ふく ろ
あ ほう
さけすみ の よい
ひきちえ お のこ

そでひく で でん
つきくに ほ ねね

たなせや な ゆれ
くもまに み かけ

すりつむ ま ひる
こいのむ で でん
雪の 蝉は
冬に 生まれて

お日様に 溶けて
ぽとりと 落ちる

ほら
とんでいく
マジか ネタかって なんだろ
本気か 遊びかって ことかな

それは でも

いったん 言葉にした時から
すでに 詩にした時から

言の葉 の 受け継ぎの中に 展開されて
ひとり ....
ねむらない 転回
の上

めざめようと 立つ

剥がれていく 
瞼 こすれ

短くとも

大破 の 孤独
燃やしたい
卵二個とひきかえに
体を売った 女の子

てびきした 少年
十代らしい

権力のある大人が
相手 らしい
新聞記事 外国の記事

よいわるいではなく
よわい立場で

 ....
よき うた は
みむき も しない

のど の うえ

こち から くひ ゆき
こい すず はせ よに

ふれ も せず 
とん で ゆく
いかさま に 書き込んだ
小指の バタフライ

つめてえ 奴らの 耳 に
カリ ふらわー サラダには ごぼう

ざぐ まがろう じぐ けり けん

ぱー ふさぐ口紅 熱く 鯛焼き  ....
かたまって いる
つめたい ひかり

ひとつ だきしめたら
しずかに とけていく

おおきな てに ふれ
おちていく ちいさな

きょう の しずく

ゆるやかに ゆびさ ....
ちずと ちり
すきに ゆく

わたゆき こゆき

とおに まわりに
さからって

かすり とけ しみる

ながい
そら
障子を そりで 滑る
目で 滑る

黒い瞳は 夜で
誰かが つぶやいた

名前が 揺れて

ずっと そばにいるんだ
閉めた囲いの


すべっていくんだ
きらした 夕陽
しけこんだ 空

ひざっから ころころ
てかり けろけろ の

さとされたりは しない


 

 
肩に 近づいた 
未解決 の おでこ

つんと おしもどすと
書くっと 

ねる
さましている
頬 の 上

いくつも の
星が 
裏側 へ

地殻に 馴染んだ
息の まつ毛

強く つられて

苦い ゆきゆく 渡りを
にごらない 粒に 
かえていく
かりから ゆすりせ こまほす めいさい
つづきの まつほに けむりて ゆれゆう

はからい きれづに ちろちろ なみふみ
こすくも ねにつむ くにえの ひほのお
ひこなに よいごと
つつぬく かきもや

ちよやに くれとく
わきふす みやむめ

ひにすく ゆきやけ
うつるて はうつめ
砂木(660)
タイトル カテゴリ Point 日付
つかぬ べにえ自由詩4*05/3/14 0:58
はる ひ自由詩3*05/3/13 11:07
みちくさ自由詩5*05/3/1 21:44
かたゆき自由詩3*05/2/24 0:54
自由詩3*05/2/23 7:08
そもそもそ自由詩4*05/2/20 9:13
きざし自由詩7*05/2/19 22:40
詩の言葉自由詩12*05/2/13 22:53
ひとくち自由詩4*05/2/13 1:43
ふる かぜ自由詩5*05/2/10 1:25
あつい とき自由詩5*05/2/8 0:11
こなゆき自由詩2*05/2/1 23:00
吹雪 サバイバル自由詩6*05/1/30 16:12
つき の ま自由詩5*05/1/28 1:20
あさ よる自由詩5*05/1/27 1:44
ゆき ひかり自由詩3*05/1/26 0:42
つらら自由詩4*05/1/23 22:49
読者としては自由詩9*05/1/20 1:51
ひらく自由詩4*05/1/18 23:27
新聞記事から自由詩7*05/1/18 0:01
みち みち自由詩3*05/1/16 1:42
フライン ぐっ自由詩3*05/1/14 0:09
そえ いく自由詩9*05/1/12 0:05
しろ もじ自由詩4*05/1/10 0:53
滑走自由詩8*05/1/9 7:11
自由詩3*05/1/9 0:18
夢中自由詩6*05/1/5 23:40
かわる 自由詩5*05/1/4 8:40
あさひ自由詩3*05/1/3 8:30
そえ ひわ自由詩6*04/12/29 23:57

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