北大路京介(5868) | |||
タイトル | Point | 日付 | |
蓮の花天を指したる羅針盤 | 4 | ||
見えぬもの見えているもの蓮の花 | 4 | ||
ひきずった夢がカサカサしている | 4 | ||
裸にされる嘘をついた | 2 | ||
指輪はずして氷よりも冷たい女 | 4 | ||
青田風赤いバイクに二人乗り | 3 | ||
青田風旅立つ君を送る歌 | 2 | ||
広すぎる青田のそばの墓地に猫 | 4 | ||
いい武器持っていて使う機会がない | 4 | ||
遠花火指輪の跡に気づかないふり | 7 | ||
捨て猫のダンボールの前を不要ペット回収車が通り過ぎた | 3 | ||
踏切の警報音や青田波 | 4 | ||
青田風山の向こうへ日の沈む | 3 | ||
アバンチュール背でうけたる青田風 | 1 | ||
上司の猫に最敬礼している | 5 | ||
涙流れず鎮痛剤も効かない夜です | 7 | ||
アイスクリーム溶けてメロンソーダのさくらんぼになる | 2 | ||
青田波セスナを上から撮るカメラ | 1 | ||
青田波仕事帰りの消防車 | 1 | ||
夏深しボトルシップは雨の中 | 2 | ||
笑顔描かれた靴で蹴られている | 9 | ||
寝て起きて見なかったことにして寝る | 4 | ||
そんなボケいらんねん遠くで桜咲いている | 0 | ||
夏深し月を吐き出す遠い雲 | 5 | ||
夏深し影踏み逃げる子の笑顔 | 3 | ||
釣り銭の切れた自販機夏深し | 2 | ||
悪意の煙して遠くで正拳突きの音 | 1 | ||
私のじゃない冷たい冷たい匂い | 1 | ||
ふたりを祝福してお別れの言葉 | 6 | ||
酔いから醒めて笑うのが下手なおでん屋の前 | 6 |