NCM参加作品 僕は今もうんちですけど



「皆くたばってしまった。」


私はその男の詩を、いくつか、読んだことがある。
 数年前から私は『文学●●』という詩の投稿サイトを、だ ....
小人なんていないさ
にいさん
ほんとにみたんだ
そうか
そうだ
そうなぁ
ちゃんとはなしきいてよ
きいてるよ
またそういって
ひとのはなしなんてどうでもいいものなんだほんらい
 ....
小人


――なんにもないのか、なんかあるのか

そんなことをめぐる、小さなお話。


幼少期の話だ。いや幼かったころの話だ。僕は蜜柑が嫌いだった。いや、ある日突然嫌いに
なった。そ ....
「指売り」




関節を折り曲げると、僕は母親のオムツを取り替えた。という夢を見た。

朝、目覚める度に、オレンジ色の卵をフライパンを上に落として目玉焼きを作ると、夕方五時過ぎ、父親が ....
「石の名前を知らない、」


顔と顔が出会う時、
落ち葉が落ち葉に重なる時、
枝が幹から剥がれるとき、
潮風が頬を撫でる時、
触れる指先から輝きが零れる時、
曇天から大地へ雨が打ち付け ....
「タンザスト ナイト」




ひかりふる、


せかいをつつみこむほどの、
くうはくを、
うちにひめた、
わたげを、
うみへかえしてやります、

ぼくのうちがわから、
 ....
なぜ、
ふるえてるの、

しろい、じめんは、
うすく、
つもった、
じめん、

ゆかに、
ねそべる、
あお色が、
はいだして、
きた、
とき、
に、
みた、
ことを ....
「<色°彩、のサラダ•〆」


赤く、冷たい皮膜に(宛てられたお
手紙(種を潰したトマトで染めたワ
ンピースに袖を通すパセリの少女が
毎日水をあげて大きくなった檸檬の
葉 ....
「僕は君と、めがねの置き方を知らない」

?

洗う習慣がない。ケースに入れたことがない。寝るときはベットの脇に、起きる時は目を瞑ったまま手探りで。僕にとってなくてはならない存在のようで、実は ....
あごがはずれたまま二週間経ちました。

新聞でよく見る小さな豆。知識を、きりとって一枚の紙にまとめて
また新聞紙を作ってみたり、多分その後、その紙を隣の誰かにあげて
あげた紙がツイートされる、 ....
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?


曲は作者曰く
~響きの遠近として、母体的な音響を発する六人の独唱群(黒子的な~響きの島~)~から男性合唱「うたくじら」は始まる。
 ....
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?


んで、とりあえずテキストをよく見てみることにした。すると少しヒントみたいのがみつかった。

多分若林先生は「うたくじら」にも採用 ....
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?

メビウスリングの読書会の三好達治先生の「ゆき」という詩を見てたら、若林千春先生の「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」ってい ....
The-so-mato-LAND(第四稿)

――――こっちに来ちゃダメだ

海面すれすれを漂う。僕はペンヲ握ってカリカリを音をたてたて、赤ん坊はヨチヨチ、風がバブーバブーとなく度に町中に沈ん ....
「車がたりない」
バスで降りた坂道を足で昇る
今日は小春日和
がっこのチャイムがキーンって一回ぽっきり長く長く
まだ始まってないみたい
耳なりね
街を覆うちいさなつばめたちのよ ....
The-so-mato-LAND



「こっちへ来ちゃダメだ!」



昨日もおとついも明明後日も一時間前もお昼だって海月は海を漂い、僕らはペンヲ握ってカリカリを音をたてたて、赤ん坊 ....
シグレタ

3月に降り始めた雨が、三年たった今もやまない。ザァザァが続く。土は流れることに疲れたのか、ずっと海の底で静かに暮らしている。大陸は削れない岩の塊、所々にある隙間は、大きく大きい。人が入 ....
「星の名を昨日知ったのさ」

「夜眠れない子供達が
それを指差して笑う」

「星の数え歌を知らない僕達は
鬱蒼とした森の中を掻き分けて
始まりの場所へ向かう」

「夜の虹が吹 ....
 片目をつむると殻が置いてあったので
 ひょいと拾い上げてみると
 それはカタツムリの抜け殻で
 蝉や貝の抜け殻ではなかった

 延々と続く空洞の底は見えない
 殻を持ち上げても
  ....
お菓子を食べよう
腹が減る前に

バイクを漕ごう、
腰が痛くなる前に

映画を見よう
返さなきゃいけなくなる前に


電信柱に犬のおしっこの破片がへばりついていた
それをはがすと ....
指先を加えて歩き出す
人とすれ違う
朝の交差点で
濡れた指を外にさらして
大気の感度を確かめる
指を振って呪文を唱えたら
今日の占いをしてみて
良かったらスキップしよう
悪かったら一日 ....
人が次々に入れ替わる普通電車
無人駅に降り立つ一つの影
踏み切りの音がゆらめく海辺の線路

対向車線がないから
線路を取り囲む風景は
この電車だけのもの

窓の縁で腕を組んで
眩しい ....
?


漣の壊れた
三月の浜辺



カモメの死体が、





海岸線を歩く

足跡を残しながら


振り返る
消えている足跡


波にさらわれる軌跡 ....
男が狭い部屋の中を行ったり来たりしている

足踏みの真下の階に住む主婦は
その音のうるささに顔をしかめていて
いつ天井に向けてスリッパを投げつけてやろうか
さっきからずーっと考えていた

 ....
「ほら 中に何もつまってないって、 よ。」





ほら 中に何もつまってないって、 よ。


チョコボールのくちばし

今日も黄色、
昨日も黄色だった

くちばしのつ ....
「吊革に捕まる人々」



サラリーマンが
寡黙を突き通していた


単語帳に顔を埋める女子高生に
天井から釣り下がる輪っかで筋トレを始める男子高校生に
鼻をずびずびずびずび啜りま ....
「フェニックス」


小鳥は地に堕ちる


骨と骨の塊、つまり骸となった小鳥は
地獄なんて無かったことを知る

あったのは無と大気と一閃の雷


小鳥は痙攣する


人は ....
「森の民」


ここは森だ

木々のざわめきと鳥が全てを示している


中から殻を叩いているのは何?


取り囲む木々の枝枝に鳥たちは止まり
羽を休め、毛づくろいをし、ダンスを ....
マスクマン











ごほっごほっ



粉よ
 り
 も


風邪、
 よりも


ヒドイ、鼻水。。。



―ごほんごほん
 ....
僕及びheのHELLO!という挨拶




#     おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?

  朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
  昨日までぴんぴんしていた金魚 ....
赤青黄(71)
タイトル カテゴリ Point 日付
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど自由詩3*15/11/6 19:16
小人2自由詩1*14/8/20 11:50
小人自由詩1*14/8/20 11:43
指売り自由詩014/7/20 2:13
石の名前を知らない、自由詩014/6/15 23:35
タンザスト ナイト自由詩1*14/6/8 0:18
_自由詩1*14/5/23 21:28
<色°彩、のサラダ•〆自由詩1*14/4/27 17:08
僕は君と、めがねの置き方を知らない自由詩1*14/4/19 14:05
アクリルバラッド自由詩1*14/3/29 11:17
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考③ 散文(批評 ...0*14/2/21 5:37
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考② 散文(批評 ...014/2/21 5:00
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考① ...散文(批評 ...1*14/2/21 4:49
The-so-mato-LAND(第四稿) 自由詩1*14/2/17 19:25
はるこ、下山 自由詩1*14/2/15 7:55
The-so-mato-LAND 自由詩014/2/14 23:34
シグレタ自由詩2*14/2/13 20:48
自由詩2*13/3/21 23:03
カタツムリの抜け殻自由詩2*13/3/19 20:27
季節のうた自由詩2*13/3/17 13:00
そんなことは結局の所無意味だ自由詩113/3/15 20:34
途中下車自由詩013/3/15 20:29
海に捧げる四つの断章自由詩4*13/3/12 19:37
青空自由詩3*13/3/10 21:49
ほら 中に何もつまってないって、 よ。自由詩1*13/3/10 12:38
吊革に捕まる人々自由詩0*13/3/9 10:27
フェニックス自由詩1*13/3/9 10:25
森の民自由詩1*13/3/9 10:20
マスクマン自由詩2*13/3/6 22:27
僕及びheのHELLO!という挨拶自由詩4*13/3/1 22:54

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