仮面を外し 新しい一歩を踏み出す為には
涙を流す必要がある
人からは強いと言われる僕だけど
肝心なところをいつも誰にも見せていないだけ

尊敬という言葉を口実に
誰かの言葉を真似し
誰か ....
長袖が 汗ばむ腕を 遠く振り 花も葉も散る 春という駅 そんなことより聞いてくれ
母と大声で喧嘩して
家を出て行く夢を見た
母は僕の靴を隠し
どこにも行けなくしようとしてた
母は途中で謝って
仲直りしようとしてくれたけど
僕はそれを振り切って ....
生まれて初めてネット喫茶へ行って
ベッドのように深くもたれかかる事の出来る大きな椅子に座って以来
僕は椅子に深く腰掛けるのが好きになったのかもしれない
いつかあの椅子を買うことを夢見て

そ ....
願わくばこれがハロワに顔を出す人生最後の日であるように 人間は猿からヒトへと進化してオナニー猿の高みを目指す 七つの罪が色を得てこの世に現れたのが始まりだった
虹色の炎は燃え盛り
我々はただひたすらに――

あがき続けている
君が引きずっているのが
くだらない過去だというのなら
そのまますりおろしてしまえば良い

君が隠しているのが
誰も知らない色の絵の具だというのなら
そのまま足跡に垂らしていけばいい

 ....
鳴かぬなら 翼で示せ ホトトギス
空を睨んで 星を黙らせ

鳴かぬから 翼を広げた ホトトギス
温もり手放し 愛を求めた

鳴かぬけど 月夜に泣いた ホトトギス
かつての遠き 梅の実 想 ....
鳴かぬなら 俺にだけは迷惑をかけるな ホトトギス 切り取って 食べたい景色が そこにある 詩人は誰もに見向きしてもらえることを望んだ
私たちが時に異性を恋人として求めるように
己の詩を聞いてもらえる事だけを願って生きていた

書いて 書いて
時に声を張り上げ詩を詠って
己の周 ....
青白い闇に虫の音月夜の音広くて深い空を仰げば 理性と衝動

その二つの直線に挟まれる時

感情はあらゆる符号を失い

道なき道をたどるお前の標となるのだ
僕たちが「かいている」それは小説と詩と絵と愚痴とそれから、自分 点数を受け取っただけの解答は思い出せないし覚えてもいない 人の目にケチばかりつけるお前らの眼鏡の度数はどれくらいなの ねえもういやなのよ
脂の匂いでたるんだ男どもの顔と
画面の中のかわいらしいみんなを見比べる毎日は
世の中をこんな風にしたのは一体誰
いくら泡のような微笑みで満ちていても
私をぶつ手の感触が本 ....
優しいね けれどあなたも男なら 私に「好きよ」と言わせてごらん 失敗の過去片隅に追いやって未来待ってる今が幸せ 赤青黄 三つ目マスカラ 霜まつ毛 数字がまた一つ増していくのを
昔より 特別なことだとは思わなくなった

人の恩 もらうは易し 伝え難し
僕は人の気持ちを何に変えてきたのだろう

ランドセル 背中の家路に 刻む罪
すべて ....
原始の地球で生命が誕生するかのように
うなりをあげ ドボドボと音を立ててそれは始まった
新しく生まれる世界の器が満ち足りるのが待ちきれず
私はひざまずき成り行きを見守る

器の底はあっという ....
ねえねえ ほんの数時間
目を離しただけだったんだよ
いつも見慣れた帰り道が 帰り道が
まるで油で揚げる前のコロッケみたいだよ
これは地球が牙をむく季節 白い牙を
きっと家では揚げたてのコロッ ....
かすかな風は髪とタオルを揺らしただけだった
裸のまま 心のままで
僕は霧深き海を見下ろして立つ
光の行列の中で整理券を握りしめて
僕たちには 生きている間に自分の番がやってくる確証も持てず

枕もとに置いたステレオから流れる子守歌
横たわり抱きしめる音の羅列
星空から音がすると思ったこ ....
夏が去って幾程経ちました
過ぎ去ろうとする秋を見過ごして
今年も紅を知りそうにありません

赤や橙の雨の中
マフラーでお互いを繋いでベンチに腰掛けるのが秋なら
あなたの隣に座るのは誰になる ....
ちょっとした好奇心で
腕を切ってみた
痛み以上に
こみ上げる悲しみは痣になって残った

ちょっとした好奇心で
腕を出してみた
痛み以上に
運命の赤い糸が私にもはっきり見えた
ただ一つ百の英知に見せたくて専門用語をちぎっては投げ 時速60kmで闇の道を切り開いていく
光のはさみ
僕のはスズキだけど もしこれがスバルなら
僕だけの天の川を描くプレアデスになる

毎日同じ動作を繰り返す人工衛星の群れを引き離して
このま ....
Neutral(58)
タイトル カテゴリ Point 日付
日陰者に美男美女なんて居るわけない、だから自由詩220/7/14 23:36
四季の始発駅短歌017/4/24 17:36
取り返した靴自由詩415/9/26 21:21
人生は風と旅自由詩315/7/26 23:06
就職氷河期短歌115/4/10 12:56
繁栄短歌015/3/13 12:42
地球が色鮮やかさな理由についての個人的見解自由詩215/1/29 17:16
僕に足がある限り自由詩414/9/6 17:48
鳴かぬなら 翼で示せ ホトトギス短歌314/8/18 23:39
自己中最高川柳4*14/7/31 22:41
暴食川柳314/7/19 22:57
光と闇の詩人自由詩714/6/23 21:55
夏の魅力は夜にあり短歌114/6/22 23:12
感情の絶対値自由詩5*14/5/21 13:02
僕たちが「かいている」それは小説と詩と絵と愚痴とそれから、自 ...短歌214/4/18 12:42
落ちこぼれエリートどちらも行き来したぼくの答えが100点満点短歌114/4/2 21:45
視力0.1の世界短歌114/3/22 8:36
ある退職届に書かれていた文章自由詩6*14/2/19 21:44
少年の日の夢短歌314/2/16 7:56
時間の三権分立短歌314/1/18 1:06
冬の交差点俳句114/1/6 14:27
初日の出、365日自由詩414/1/3 16:33
take a birth自由詩413/12/24 1:10
冬が来たよ自由詩713/12/13 8:31
露天風呂自由詩313/11/19 20:27
エイリアン自由詩513/11/1 23:18
あったかいね自由詩513/10/30 21:55
リストカットと献血と私自由詩613/10/28 7:53
「君、パソコンに詳しいんだね」短歌113/10/16 16:05
自由詩613/10/7 23:46

Home 次へ
1 2 
0.09sec.